3月8日（木）のニッポン放送の番組『垣花正 あなたとハッピー！』で、新潮社の中瀬ゆかりが卒業シーズンということで“懐かしい卒業あるある…寄せ書きに書かれて地味に傷つく言葉とは”というニュースを解説。

寄せ書きやサイン帳は後々に見ても楽しいが、なかには悪意ないコメントに傷ついたりすることもある。嫌がらせではなく、さりげなく相手をブルーにさせるサイン帳や寄せ書きを紹介した。

ド定番だけど、さりげなく傷つく言葉

たとえば「先輩とはあんまりお話しできませんでしたが、高校に行っても頑張ってください」など、色紙にかかれると、さりげなく傷つく言葉。

中瀬）これ、腹立つわぁ～。あと「あまりお話ししたことはあまりありませんが、面白い先輩だと思ってました」って書かれたりすると、「話したことないのに、どこがおもしろかったんだよ！」って突っ込みたくなります。自分が相手に感じている距離よりも、相手が自分に感じている距離が遠いことを知ってショックを受けてしまいますよね。

何も書くこと思いつかなかったのかよ!?　と思う抽象的な言葉

中瀬）「いつも色々と教えてくださり、ありがとうございました」って書かれていても嫌ですよね。色々って、抽象的で、具体的なことが一切なくて、私との思い出を思い出せないのかなってなりますから。

垣花）僕は逆で、色紙に「金返せ」って、具体的過ぎること書かれたことありますよ（笑）。

中瀬）もっとひどいのは、一字一句違わない内容で、同じ人から2枚きていることもありますからね。たぶん全員に完全なるテンプレで書いてるんでしょう。

大げさに別れを宣言する言葉

中瀬）あとは大げさに「またどこかで会おう！」とか書かれていたりね。

垣花）シー・ユー・アゲイン！　的なね（笑） でも、寄せ書きって難しいですね。

中瀬）今はSNSで常につながれる時代ですから。考え方を変えれば、ずーっと寄せ書きしているようなもんですよ。

新潮社・出版部部長の中瀬ゆかりが書く寄せ書きとは！

垣花）ちなみに、中瀬さんは寄せ書きで書くこととかありますか？

中瀬）やっぱり、頑張れ！　とか、いろいろありがとう、とか誰にでもあてはまることは書かないですね。その人との思い出とか書きますかね。それが下ネタだったとしてもいいんです。テンプレ的な言葉は、一番響かないですからね。つまんなことだったとしても、相手のことをよく見ていてあげて、思ったことを言ったら、すごく喜んでくれるはずです。

垣花正 あなたとハッピー！
FM93AM1242 ニッポン放送 月～金 8:00～11:30