50歳を迎えた声優・林原めぐみ「“劣化”って言葉の響きが嫌い」
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3月28日(水)深夜放送の、ニッポン放送『ミュ~コミ+プラス』(パーソナリティ:ニッポン放送アナウンサー吉田尚記、水曜日1ヶ月限定アシスタント:夢みるアドレセンス・志田友美)に、アニメ・新世紀エヴァンゲリオンの綾波レイ役などで知られる声優・歌手の林原めぐみが出演し、50歳という自身の年齢について語った。
1986年のデビュー以来、数々のアニメで人気キャラクターを演じ、DJ、歌手、作詞、エッセイ執筆など、幅広く活躍する林原。3月30日(金)の誕生日に7年振りのオリジナルアルバムとなる『Fifty~Fifty』をリリースするが、アルバムのラストには自身が作詞を担当した『Fifty』という楽曲が収録されている。昨年、50歳という節目の年を迎えた彼女が、この曲に込めた想いを語った。
吉田:アルバムのラストに『Fifty』という林原さん作詞の曲が収録されていますが。
林原:はい、私が詞を書きました。50歳って想像がつかないと思うんですけど、私が20代の時に、50歳の先輩に「今となんにも変わらないのよ」なんてアニメのスタジオで言われて、何言ってるんだそんなわけないよって思ってたんですけど、いざなってみると、環境的に変わったり、キャリアは付くんですけど、本当に全然変わってない部分ってのはあって、そこも愛していきながらゆっくり歳取ればいいじゃん、っていうような、そんな曲になりましたね。
吉田:なるほど。
林原:なんか今「劣化する」みたいな言葉あるでしょ?
吉田:言いますね。
林原:なんかそれを、歳取った人だけじゃなくて、25歳ぐらいの子とかにも使ったりするじゃん。デビューから何ヶ月で劣化とかさ。
志田:私もすごく言われます。
林原:えー!21歳で!?
志田:はい、ファンの人に「劣化したねー」とか、すごい言われます。
林原:すごい気軽に使ってるんだけど、言葉の響きとして嫌いなの、劣化ってなんか。
吉田:劣ってるわけじゃないですもんね、別に。
林原:だから、私が言われるとか言われないからとかじゃなくて、それなりに時間を大事にしてたら、そんな言葉出ないだろうよっていう事とかも含めて「楽しいよ」「おいでおいで、いつかこっちにね」っていう感じ。
吉田:この曲には、歳を重ねることは全然怖いことじゃないぞっていう、メッセージがある気がします。
林原:怖いって誰が思っちゃったんだろうね。
長きに渡り、声優業界の第一線を駆け抜けている林原。50歳にして、今なお”進化”し続けている彼女に、これからも注目だ。