ハリウッド映画界を知る上で最重要キーワードはメキシコ!?

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4月12日(木)、Webラジオ「コトブキツカサのオールナイトニッポンi」第37回が配信され、ハリウッドの映画産業における「メキシコ」について語った。

先日、アカデミー賞など映画関連の取材でLAに行ってきたコトブキ。「実は映画が作られている本数だけで言うと、アメリカはナイジェリア、インドに次いで世界3位。しかし、エンタメ業界における影響力で言うとアメリカの独走は間違いない。」と断言。

そんなハリウッドの“今”を表すキーワードがあるという。

「『ゼロ・グラビティ』などアルフォンソ・キュアロン監督、『レヴェナント: 蘇えりし者』、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、現在の映画界で“生ける伝説”とも称される名カメラマン、エマニュエル・ルベツキ。第90回アカデミー賞において『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞と最優秀監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督。近年の映画界で旋風を起こしている彼らは、全員“メキシコ出身”という共通点があるんです。」

「また、現在大ヒット中のディズニー・ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』に出てくる「死者の日」は、メキシコの祝日ですが、これも無関係ではないはず」。

このようにメキシコに注目が集まっている背景について、コトブキ「トランプ政権の影響もあるのでは?」と分析。

「ト ランプ大統領は、就任当初からメキシコに対して壁を作ろう。移民を排除しようと発言している。政治がアメリカとメキシコとの間に壁を作ろうとしている一方で、異文化が混ざり合って成長してきたハリウッドのエンタメ業界からは「NO!壁はない!」というメッセージを発信しているのでは?」

「映画は、その時代を映す鏡と言われる。映画業界も現代の流れを色濃く反映しているとしたら、ハリウッドでのメキシコの活躍は、政治へのアンチテーゼやカウンターと考えることもできる。」と語った。

また、映画撮影における日本の事情について、「日本は、映画のロケがしづらいという現実がある。例えば、カナダでは映画を撮影する際に国から観光や、文化的事業になる として国からお金が出たりするが、特に東京では条例などいくつかの問題があり難しい。」「東京を描くシーンでも、渋谷や歌舞伎町では撮影許可が下りないため、別の県にそっくりのセットを作って、残りはCG処理で誤魔化すという、当たり前のようにある。」と語る。

昨年公開されたアン・ハサウェイ主演の映画『シンクロナイズドモンスター』も、そうした日本の事情が大きく影響したという。

「この映画には怪獣が出てくるんです。作品内容を考えても日本が重要なポイントだったはず。しかし、撮影許可や様々な問題もあって、舞台が日本から韓国に変更になってしまった。いろいろ難しい問題もあるが、映画を紹介する立場からすると、こういう事情は寂しい部分がある。」と語ってい る。

Webラジオ「コトブキツカサのオールナイトニッポンi(第37回)」は、期間限定で無料で聴くことが出来る。

【タイトル】コトブキツカサのオールナイトニッポンi
【メール】 kotobuki@allnightnippon.com
【ハガキ】〒100-8439 ニッポン放送 『コトブキツカサのオールナイトニッポンi』係
【配信日】毎週木曜日
【第37回URL】https://i.allnightnippon.com/p/e_anni_kotobuki_037

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