人気劇作家、地方公演で大都市とは全く違う観客の反応に驚き!

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8月6日(月)、劇作家の根本宗子と役者兼モデルの長井短(ながい みじか)がパーソナリティを務めるラジオ番組「根本宗子と長井短のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)が放送され、現在、劇団・ナイロン100℃が主催する舞台に出演中の根本が、先週新潟と宮城で行った地方公演の中で、大都市とは違うお客さんの反応に驚いたことを明かした。

人気劇作家、地方公演で大都市とは全く違う観客の反応に驚き!

根本宗子、長井短

今までは地方公演といっても、大阪や名古屋など三大都市圏でしか公演を行ったことがなかったという根本。東京と大阪とでは、笑いに対するお客さんの受け取り方が多少違うということはあったが、そこまで反応が大きく変わることはなかったそうだ。しかし今回初めて大都市と離れた地域で公演を行い、東京とは全く違ったお客さんの反応に驚いたという。

根本:伝わりやすく言うと、笑点を観に来ているみたいな。笑いたくて来ているという感じで。

長井:へぇ~そうなんだ!

根本:「お芝居といえば娯楽」と思って来ているみたいな。だから、とてもありがたいことに、すごく笑ってくれたりとか。役者さんのことも、誰が誰だか分かってないで観ている人もいるのよ。

長井:あ~そっかそっか。

根本:私のことなんかさ、「なんか、若い子が出てるなぁ」みたいに感じる人もいるだろうしさ(笑) 東京だと、やっぱり知ってくれている人が多かったりするじゃない? でも知らないで観ている人もいるから、そういう点が(地方の方が)すごくフェアな戦いというか。

長井:あ~そうだね。

根本:それは東京ではあまりないことだなと思って。やっぱりキャリアがある人やその劇団におなじみの人の方が、お客さんも心広く観てくれたりするけど。誰がレギュラーメンバーかとか、よく分からないで観てらっしゃるお客さんもいたと思うから、そういう意味ですごく貴重な公演というか、新しい発見があった。

長井:へぇ~!

根本:台本だけ読んだら、そこが面白いよなみたいなところで、きちんと笑ってくれたりびっくりされたり。びっくりするシーンでは本当に、「うわ、びっくりした!」みたいに言う人がいる、みたいな(笑)

長井:あはは(笑) でもさ、分かる。地方の人ってさ、お茶の間感覚で(上演中に)喋っちゃうよね(笑)

根本:それも新鮮だったし、その公演を観るために送迎バスや相乗りタクシーが出て、結構みんな遠くから来てるのよ。あと今回、お芝居のタイトルが『睾丸』っていうんだけど、『睾丸』っていうシールが貼ったおにぎりとかが売られてて(笑)

長井:可愛い~!何それ(笑)

根本:みんな遠足感覚というか、おにぎりを買って幕間に食べたりとかしてて、それが東京だと味わえない感覚で、とても面白いなと思った。

公演に対するお客さんの反応や観劇に来る姿勢など、大都市とのギャップに驚いたという根本。しかし、そうして自分たちの行っている舞台を一大イベントとして楽しんでもらえていることが、演技をやっている身としてとてもありがたいと語っていた。

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