開催前の「フェルメール展」が盛り上がる3つの理由
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「八木亜希子LOVE&MELODY」(9月1日放送)に、アートテラー・とに~が出演し、『これほど「フェルメール展」が盛り上がる理由』を解説した。
フェルメールといえば「真珠の耳飾の少女(青いターバンの少女)」しか思い出せない、という方も多いのでは?
「フェルメール展」は、10月5日から東京・上野の森美術館でスタートする展覧会。開催までまだ1ヶ月もあるのに、すでに各方面で大きな話題になっている。
「フェルメール展」が開催前から盛り上がる3つの理由
フェルメール作品35点のうち8点が来日
一説によると現存するフェルメールの作品は全世界に35点あると言われている。今回の展覧会で来日するのは、日本初公開2点を含む8点。来年開催される大阪での展覧会ではもう1点別のフェルメール作品が来日。東京と大阪をめぐることでフェールメール9点の作品を日本で堪能できる。
フェルメール初期から晩年までの作品がまんべんなく、さらに最大の作品「マルタとマリアの家のキリスト」と最小の作品「赤い帽子の娘」もくる。
さらに、「真珠の耳飾の少女」ではなく「真珠の首飾りの女」が来日する。
並ばずに見られる日時指定入場制、音声ガイドを無料貸し出し
1日を6つの入場時間枠に区切り、その間の入場者数を調整する「日時指定入場制」を導入。指定された時間の間に入場すれば待ち時間ナシで見られる。11月分のチケットは9月1日10時に発売。
また、フェルメールの生きた時代の弦楽器・リュートの演奏が聴ける特別鑑賞会も開催される。
リュート演奏付特別鑑賞会チケット 25,000円
フェルメール展を人数限定で鑑賞するプレミアムチケットの販売が決定。
館内では、世界的リュート奏者・瀧井レオナルド氏と佐藤裕希恵氏(ソプラノ)のデュオVox Poetica(ヴォクス・ポエティカ)による生演奏を行う。フェルメールも作品に描いた、リュートの素朴で美しいメロディが楽しめる。本展公式図録(1冊)と公式タイアップCD「フェルメール~絵の中の音楽」(1枚)付き。
日時:2018年11月19日(月)19:00~20:30 ※20:30閉館
販売期間:2018年9月1日(土)10:00~
また、石原さとみの音声ガイドを来場者全員に無料で貸し出し。名画の鑑賞ポイント、カンヴァスに隠されたエピソード、画家たちのトリビアを、石原さとみさんのナレーションで聞くことができる。
フェルメールと同時代の画家の名品も来日
フェルメールだけではなく、ハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンなど、17世紀オランダ絵画の傑作約50点も来日。日本ではあまり名前を知られていないけれど、見ておいたほうがいい作品ばかり。
フェルメール展 Making the Difference:Vermeer and Dutch Art
会場:上野の森美術館 〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
会期:2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)
日時指定のチケットはこちらから:http://fujitvdirect.jp/pc/sp/vermeer/index.jsp
番組情報
あなたのリクエスト曲にお応えする2時間20分の生放送!
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