4月9日(火)深夜放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送・毎週月−木24時~)に、エッセイストの犬山紙子が出演し、人気沸騰中の“ラップソングプロジェクト”「ヒプノシスマイク」の魅力について語った。
ミューコミプラスでは、4月15日(月)~18日(木)の4日間、日経トレンディが選んだ『2019年ヒット予測』で5位にランクインしたことでも話題の、男性声優12人によるラップソングプロジェクト『ヒプノシスマイク 』を特集する特別企画を放送。初日の15日(月)はBuster Bros!!!(イケブクロ・ディビジョン)山田一郎役の木村昴、16日(火)はMAD TRIGGER CREW(ヨコハマ・ディビジョン)入間銃兎役の駒田航、17日(水)は、Fling Posse(シブヤ・ディビジョン)有栖川帝統役の野津山幸宏、最終日の18日(木)は麻天狼(シンジュク・ディビジョン)観音坂独歩役の伊東健人が生出演する。
この特別企画の放送に先駆け、『ヒプノシスマイク』が大好きという犬山紙子が、その魅力を語った。
吉田尚記アナウンサー:そもそもヒプノシスマイクというのは、人の精神に干渉する特殊な“ヒプノシスマイク”を使い、ラップバトルで優劣を決するというお話なんですが、犬山さんから見て、このヒプノシスマイクの魅力を解説して頂きたいです。
犬山:やっぱり"ラップである"というのが1番大きいと思います。
吉田:細かいことを言うとヒプノシスマイクってマンガとかアニメとかゲームじゃないんですよね、基本的にあるものはYouTubeとかで公開されているラップ動画なんですよね。
犬山:はい、そうです。コミカライズとかはされているんですけど、軸はラップになってます。で、ラップのリリックっていうと限られた情報になるわけですよね。12人のキャラクターがそれぞれ思い思いの自己紹介を含めたラップがガッと入った曲があるんですけども、そこに1人あたりの文章ってすごく短いわけですよね。
吉田:はい。
犬山:なのに、そこにイケメンのキャラクターが当てはめられているんですけど、”余白の美"がすごいんですよ!
吉田:余白の美?
犬山:はい。文字が少ないけれども、本当に歌詞というものがすごく深い、ちゃんとした方が(歌詞を)書いてくださっている。本当にZeebraさんとか、そうそうたる人が楽曲を作ってくださっているんですけど、そのラップのリリックを深読みすることが出来るんです。余白があるんです、ラップなので。状況説明とかが無いんですよ、心にくる言葉がボンボンボンボンと飛び出すわけですよね。
吉田:なるほど!
犬山:それがYouTubeの動画を見ると、視覚的にも言葉がどんどん目に入ってくる。そうなると、オタクっていうのは妄想をする生き物じゃないですか? 「この人はどういう人なんだろう?」「どういう生い立ちでなんでこういう考え方に至ったんだろう」っていう所の、余白の残し方が天才的なんですよ。
さらにその後、犬山紙子はヒプノシスマイのラップについて、短歌とか俳句になぞらえて。日本人は短い文章から妄想する楽しみ方が土壌にあると持論を展開。ヒプノシスマイクは「どう考えても爆発的にヒットするもの」と語った。
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