King Gnu井口理が語る 藝大の“奇妙な寮生活” 「初日の夜、泣きました…」

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4月18日(木)深夜、4人組ロックバンドKing Gnu(キングヌー)の井口理(Vo.Key.)がパーソナリティを務めるラジオ番組「King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週木曜27時~)が放送。この4月から番組がスタートしたことから、リスナーに井口の素顔を知ってもらうべく、自身の学生時代のエピソードを語った。

King Gnu井口理が語る 藝大の“奇妙な寮生活” 「初日の夜、泣きました…」

東京藝術大学の音楽学部・声楽科出身の井口。授業について「声楽は何をやっているかというと、楽譜を読みながらクラシックのバッハ、ベートーヴェン、モーツァルトとか、そういう昔の作曲家が作る音楽を歌っていました」と説明し、東京台東区にある上野キャンパスに通っていたという。実家は長野県のため、大学1年生から4年生まで寮で暮らしたが、1年間だけは、築55年ほど、家賃4,000円の取り壊し寸前の寮で過ごし、その古さや汚れ具合には衝撃の連続だったと話した。

「部屋はくじ引きで決めたんですけど、皆は4畳半だった中、僕は8畳ぐらいの部屋だったんです。でも、それまで誰も使っていなくてホコリが1センチぐらい積もっていたから掃除をして、なんか悲しくて。初日に何をしているんだろう、と。指揮科とか管楽器専攻の人とゴミ置き場に行って、卒業生が捨てた家具を探しに行ったりしてね。初日の夜、泣きました(笑)。寂しくて、ひもじくて。部屋に暖房もなく、4月だから寒いんだよね。長野に帰りたい……って悲しくて悲しくて。

お風呂は大浴場だったんだけど、本当に汚い。壁がぬるぬる。滑って死ぬんじゃないか、ってくらいぬるぬる! そして湯船のお湯は、なぜか白濁。化け猫もいてさ、20何年生きている猫ちゃんが徘徊しているんだけど、梅干しのシワみたいな顔をしていて、ネコの顔じゃない。その猫は寮長の部屋によく寝泊まりしているんだけど、寮長は変わった人で、何かある度に赤ふんどしをはいて暴れ回っている人でした。

暴風雨の日、僕が傘を差しながら寮に帰ると屋上に人がいて。よく見たら赤ふんどしをはいた寮長(笑)。雨乞いかな? と思って聞いてみたら、寮長は『シャワーを浴びているんだよ』、と。神秘的で凄い光景を見てしまいました。」

激しく雨が降る中、屋上で赤ふんどし姿の寮長を発見し、井口も屋上へ行くときれいな虹が現れたそうで、「こんな人、まだいるんだな……」と思いながら眺めていたと回想。この他にも番組では、中学生時代の淡い恋の話や、高校生の頃に自分探しの旅をした青春ストーリーなど、自分の生い立ちを赤裸々に語った。

番組情報

King Gnu井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)

毎週木曜 深夜 3:00 - 4:30

番組HP

「King Gnu」のボーカルキーボード井口理が、毎週木曜日の深夜3時のオールナイトニッポン0(ZERO)を担当!とっても良い声で、とってもおもしろラジオをお届けします。

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