ラッパー・R-指定、菅田将暉の“韻”に唸る「これはやられた」
公開: 更新:
7月16日(火)深夜、ラッパー・R-指定とターンテーブリスト・DJ松永による音楽ユニット・Creepy Nuts(クリーピーナッツ)がパーソナリティを務めるラジオ番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週火曜27時~)が放送。俳優の菅田将暉が、自身のラジオ内で語っていた韻について、R-指定が考察した。
9日(火)の「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」で、「菅田将暉」で5つの韻を踏むという大技を披露したR-指定。これを菅田本人が聞きつけ、15日(月)に放送された「菅田将暉のオールナイトニッポン」(ニッポン放送・毎週月曜25時~)で、「震えましたよ、5個も韻を! 本当にありがとうございます、ビックリしました。普通にファンになっちゃいました(笑)。だってR-指定さんに韻を踏んでほしい人なんていっぱいいるでしょ!?」とR-指定に感謝を述べた。
そして自分も、一週間かけて「R-指定」で踏める韻を考えてきたことを明かし、「R-指定、アナル切れ痔」と菅田は韻を披露したが、実はこの後1分半の会話の中に3つの韻を忍ばせていた。
「僕も『R-指定』で1つ韻を踏みました。『R-指定、アナル切れ痔 』。どうよ!? この痛烈なディス! これはギャフンと言わせたんじゃないですか? 早くR-指定とラップして~! タップしていても全然やめませんからね。切れ痔とか、こんな品のない(笑)。もしね、本当に痔でお困りのようでしたら、私の地元の高槻駅の方に良い肛門科がありますので紹介しますよ」(7月15日放送「菅田将暉のオールナイトニッポン」より)
これを聞いたR-指定は、「ラップして~!」と「タップして」にはすぐ気づいたが、3つ目の韻「高槻駅」には全く気づけなかったと語った
R-指定:「高槻駅」これはやられたなと思った
DJ松永:菅田さんに負けているじゃん
R-指定:まあ確かに、見逃していたことは悔しいし、本当は耳だけで聞き取りたかったけど、(菅田が話していた言葉を)母音と子音に分解するという最終手段を使ってやっと「高槻駅」を見つけた。「アイアンマン」でボタンを押したらパッと目の前に文字が出てくるようなシーンがあるけど、俺はあんな感じで目の前に文字を可視化させることができるから
DJ松永:あなた、そんなことできるの? すごいね(笑)
R-指定:そうしないと「高槻駅」は発見できなかった。でも、ひとつ言わせてください
DJ松永:なに?
R-指定:韻は、ただ踏めばいいもんじゃない。 韻は踏んだ後に響かせないといけない。「a・a・u・i・e・i」で、母音は全部合っている
DJ松永:うん。それでいいじゃん
R-指定:でも、「R-指定」と「高槻駅」って踏んでいるように聞こえる?
DJ松永:……聞こえないのよ
R-指定:「アナル切れ痔」と「高槻駅」は踏んでいるように聞こえる。「R-指定」だったら、「ラップしてー」、「タップしてー」の方が踏んでいるように聞こえる
DJ松永:確かに。これは何でなの?
R-指定:母音を合わせるだけじゃなくて、子音の響きって部分を大事にしないといけない。「アールシテイ(R-指定)」は“イ”の音が抜けていくような音になっている。「アールシテー」みたいな。でも「アナルキレ“ジ”」とか「タカツキエ“キ”」は“ i ”の音が強調された、尖った音だから、「R-指定」と響きが離れているんですよ
DJ松永:あ~なるほどね。子音が離れすぎていたのね
R-指定:母音と子音の関係性もきちんとした方が、踏んでいるように聞こえるよ、っていうプロからのご提案です
DJ松永:あ~あ。菅田さんが R-指定の変なスイッチ押しちゃった(笑)
菅田が考案した韻を、本気でダメだししたR-指定。
さらに、3つ目の韻を見つけられなかったことについてR-指定は「菅田さんがすごいのは、“韻を隠す演技をしている”という演技をしていたこと。だから俺はそこに引っ張られた」と原因を分析。そして、「俺は韻では負ける気はないですが、菅田さんという日本一の俳優の演技で、彼の土俵で負けてしまった」と菅田の演技を称賛すると、DJ松永も「プロフェッショナル同士の、良い戦いを見せてもらいましたよ。本当に」と想像以上に高レベルだった二人のバトルに感服した。
番組情報
月曜日のオールナイトニッポンは、1MC・1DJユニット「Creepy Nuts」が担当! MCバトル日本3連覇のラッパー“R-指定”とDJバトル世界一のDJ、“DJ松永”の二人によるHIP-HOPラジオ! フロア同様、深夜ラジオ界を爆アゲさせます!
★再編集したポッドキャストをSpotifyで聴けます!⇒こちらからチェック
~Spotifyをダウンロードすれば無料で聴くことができます(放送の翌日に最新エピソードを配信予定です)