7月25日(木)深夜放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送・毎週月−木24時~)に、現在公開中のアニメ映画『天気の子』を手がけた新海誠監督が出演し、映画の中に隠された驚きのエピソードについて語った。
大ヒット作品『君の名は。』から3年ぶりとなる新海誠監督による最新作『天気の子』は、7月19日(金)に公開され、公開11日目で観客動員300万人、興行収入40億円を突破し、興行通信社の週末映画動員ランキングで2週連続1位を記録。そんな大きな話題を呼んでいる『天気の子』について新海監督は、アニメファンならつい気になってしまうような“仕掛け”がたくさん込められていることを明かした。
吉田尚記アナウンサー:『天気の子』を観たアニメファンにはみんな刺さってると思うんですけど、“花澤アヤネ”っていう子が出てくるじゃないですか、声優ファンなら確実に引っかかる名前ですよね。花澤香菜さんと佐倉綾音さんの名前を合わせてますから
新海誠:そうですね(笑)。アヤネは佐倉綾音さんに声を担当してもらってるんですけど、事前に「こういう役ですよ」って連絡をしたら「(“花澤”と“綾音”で)結婚してるじゃないですか私たち!」って返ってきたんです。最高ですよね
吉田:そういう解釈をされたんですね(笑)。それから、『天気の子』にはプリキュアが出てきますよね
新海誠:『天気の子』は東宝映画なんですけど、プリキュアは東映なんですよね。だから本当は超えることのできない垣根なんですけど、プリキュアは好きだからどうしても出したくて。なので東映の方に許可をいただいて、イベントで初代プリキュアのコスプレをしているという体で出てくるんですけど。あのコスプレイヤーの声が、実は花澤香菜さんなんですよね〜
吉田:それって最後のエンドロールには出てないですよね?
新海誠:出てないですね〜
吉田:いい意味で、”同人の魂”がすごいですね!
このほかに新海誠監督は、“スカウトマン木村”として出演している、声優の木村良平についても言及。実は劇中後半に登場する“スカウトマン木村”が抱いている赤ん坊がいるのだが、その声も木村が演じているとのことで、作品の中にはこうした様々な裏設定や隠しエピソードあることを明かした。
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