加藤一二三、藤井聡太とのデビュー戦を振り返る「素晴らしい秀才」

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棋士の加藤一二三が、11月24日(日)に放送された、女優・戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)にゲスト出演。高校生プロ棋士・藤井聡太七段のデビュー戦で対局した時のことを振り返り、若き天才への今後の期待も語った。

加藤一二三、藤井聡太とのデビュー戦を振り返る「素晴らしい秀才」

藤井は2016年にはプロ棋士の養成機関である「奨励会」の三段リーグでトップとなり、14歳2か月でプロ入り。加藤が持っていた14歳7か月でプロ棋士という記録を、62年ぶりに破ったことから、2人に注目が集まり、2016年12月のデビュー戦ではその加藤と対戦し、公式戦で初勝利した。

加藤も中学生の時にプロの棋士となり、「神武以来(じんむこのかた)の天才」と称されたことから、パーソナリティの戸田が「藤井聡太さんの苦労や喜びが共感できる唯一の存在ではないでしょうか?」と質問。加藤は2017年6月20日に現役を引退したが、引退前に“藤井少年”と戦えたことは喜ばしいことだったと語った。

「藤井さんのデビュー戦は私と戦ったんですが、それがとっても良かったんです。私は2年前に現役を引退しましたけれど、私が現役を引退してから藤井さんが出てきても、全然つまらないです。でも、私が現役を退く少し前、私と藤井さんが戦ったんですよね。やっぱり藤井さんの誕生というのは本当に超ラッキーなことです。しかも藤井さんは私と同じような人生を歩んでいて、私も14歳でプロになっています。

プロになるということは、会社で言うと新入社員ということです。藤井さんも同じく、ですね。その後、彼は破竹の勢いで勝っている。今の将棋歴史の中で棋士になって以来、彼ほど勝っている棋士は他にいません。随分勝っている。

彼はいま高校生なんですが、素晴らしい秀才で、我々の世界は『名人』になるか『竜王』になるかが夢なんですよ。私は1982年に42歳で名人になりましたが、藤井少年は順調にいくと、23歳くらいで名人になることを期待しています。」

この他にも加藤は、2017年6月に行われた最後の対局で、報道陣ではなく、まず妻に負けた報告をした理由、引退後に妻からプレゼントされた“羊のネクタイ”に込められていた思い、将棋の深さを改めて感じられた対局について回想。

番組エンディングでは、加藤の大ファンでLINEスタンプ「ひふみんのしゃべるスタンプ」を購入して愛用するほどだという戸田が、「念願かなってお会いできてうれしい。間近で、目の前ですごく一生懸命話していて感動です! 今日は幸せな日でした」と振り返り、感無量の様子だった。

ニッポン放送「三菱電機プレゼンツ 戸田恵子 オトナクオリティ
放送日時:2019年11月24日(日)14時~14時30分
番組HP:https://www.1242.com/otokuri/

番組情報

戸田恵子 オトナクオリティ

毎週日曜 14:00-14:30

番組HP

女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。

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