12月26日、お笑いコンビ・中川家がニッポン放送「清水ミチコとナイツのラジオビバリー昼ズ」に出演、22日に行われた漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2019」を振り返った。
「M-1」で審査員を務めた中川家・礼二とナイツ・塙。オール巨人と審査員席が隣だった塙が裏話を明かした。
塙:巨人師匠ってネタ見ながらすごく“ひとりごと”みたいに言うんですね。ミルクボーイが、2分くらいのところでめちゃくちゃ受け始めた時にずっと「これ優勝ちゃうか? 優勝ちゃう? 優勝やろ」って
剛:へ~そうなんや
礼二:そう。結構、巨人師匠言うよ。去年、俺も横やったけど、ひとりごとって気づかずに全部返事してたもん。「はい……はい」って
清水:アッハッハ(笑)
土屋:出ちゃうんでしょうね、思わず
清水:思いがね
そして、今回優勝したミルクボーイなど、出場した漫才師たちについて語り合った。
【ミルクボーイ】
塙:ミルクボーイは知らなかったんですけど、十何年前からあの形でどんどん試行錯誤して来たっていうんですね。ミルクボーイ、知ってました?
礼二:いや、存在は知ってたけど、ネタは全く見たことなかった。どっちかというと関西のテレビ番組の前説のイメージがあったな。
剛:あのボディビルの駒ちゃん(駒場孝)の方は、一緒にジム行ったりしてたけど
塙・清水:え!?
土屋:体、鍛えてますもんね
剛:僕はプロテインを箱買いするんですけど、駒ちゃんは買えなくて「いいなぁ」って言ってたの思い出しましたね
清水:あげればいいじゃない(笑)
【インディアンス】
剛:インディアンスは低いですね……
土屋:優勝候補って言ってる人もいたけど
塙:インディアンスって、他の大会でも優勝してきたから、意識してたと思いますけどね。脂乗ってましたよね
しかし、結果は9位。塙はあのコンビを例に出しコメント。
塙:アンタッチャブルが優勝した2004年の「M-1」を見返したんですけど、今みたいな「せり上がり」じゃなくて普通にザキヤマさんが出てきたんですよ。今の「M-1」って出囃子が鳴り終わって、「どーもー」って出なきゃいけないじゃないですか、だからインディアンスは、加速度が足りなかったというか。いつもはもっと質素なセットで袖から「どーもー」って出てきてたから、慣れてなかったんじゃないですかね」
清水:なるほど!
剛:あとインディアンスは小さい箱にネタを詰め込み過ぎたんちゃうかな
塙:そうですね。礼二さんは「素が見えない」って言ってましたよね
礼二:そんなん言いました?
塙:言ってましたよ(笑)
礼二:なんかね、誰かにやらされてるのが見えるんですよ。ピストル突き付けられて「ボケろ」って言われてる
土屋:いや……もう笑えなくなっちゃいますよ(笑)
礼二:そう見えたのよ(笑)。だから詰め込み過ぎずに、ボケ数減らしても、あの二人は腕があるから大丈夫やと思うんですよね
【和牛】
剛:すっごい面白いけど、和牛は……なんなんでしょうね
土屋:今回も手、届かずでしたね
剛:ものすごい完成度で、僕はすごく良かったと思うんですけど
礼二:去年、剛くんも言ってましたけど、和牛は「作品」のようで、漫才というよりも芝居のような感じなのがっていうね
剛:言ってないです、そんなこと
礼二:言うたやないか。ニッポン放送に残ってんで
塙:剛さんそれ4年連続ぐらいで言ってます
全員:爆笑
そんな剛は、和牛とミルクボーイの違いをこう表現した。
剛:大事だと思うのは「自分がこれを言いたい」という気持ち……これが強い人ほど優勝してるのかなと思うんですよ。和牛にはそれが無かったんちゃうかな。それがミルクボーイは一番強かったんちゃうかな。
また、審査員という立場の難しさについても語り合った一同。
剛:難しくないですか、審査って。傷つけたらあかんしね
礼二:いやぁ、難しい
土屋:うーん
清水:あとあとまで悩む気がする
塙:僕らはもう(審査)されてきたので。されてこなかったらちょっとイヤですけどね。自分たちが傷ついたこともありましたし
高田文夫のラジオビバリー昼ズ
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