1月16日(木)深夜、4人組ロックバンドKing Gnu(キングヌー)の井口理がパーソナリティを務めるラジオ番組「King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週木曜27時~28時30分)が放送。井口が母校、東京藝術大学・声楽科の受験エピソードを語った。
18日(土)と19日(日)の2日間の日程で、本格的な入試シーズンの幕開けとなる「大学入試センター試験」が行われることから、「週末はセンター試験みたいですよ。大変だねえ……」と語った井口。深夜ラジオを聞きながら受験勉強をしているかもしれない学生リスナーに「風邪をひくなよ」と声をかけつつ、東京藝術大学・声楽科を受験したときのエピソードを回想した。
「僕も一応大学を卒業しているので、受験勉強したけど、藝大の声楽科は、僕のときは国語と英語だけというちょっと特殊な国立大学で、そんなに勉強は関係なかったですね。やっぱりちょっと特殊で、センターを受けるんだけど、その後も大学入試が三次試験まであった。
一次試験で課題曲を 6曲持って行って、それで試験当日の直前に2曲、向こうから指定されてそれも歌って、それが通ったら張り紙がされて、自分の番号が残っていたら二次試験に進める。二次試験では自由曲を歌って、そこでまた通過者が発表されて、三次試験に入ったらピアノとか、耳で聞いて楽譜に書く試験だったり、その場で楽譜を渡されていきなり歌ったり、ちょっと本当に変な試験が多かった。そんなにセンター試験は関係なかったから、僕はあんまり勉強しなかったんですけどね。
いやー大変だね、本当に。もう一生やりたくないもんね、あの試験! もう嫌だよね、変な緊張感あるしさ。でも、あれで人生が決まるわけじゃないから。気楽に勉強して、頑張れよ!」
学力試験に加え、藝大ならではの実技試験が三次まであり、大変な思いをしたという井口。
その後、東京藝術大学での学生生活について「みんなから『モッフル屋の井口』と呼ばれていて、モッフルというのは、文化祭でお餅をワッフル型に加工して、その上にバニラを乗っけたりして売っていた」と回想。井口はKing Gnuのメンバー・常田大希と小学校から一緒だが、文化祭でモッフル店の店長役を押し付けられ、店の呼び込みをしたとき、実は同じく東京藝術大学に入学していた常田と再会。これについて井口は「King Gnuの全ての始まり。King Gnuの創成期だから。あれがなかったら、俺がモッフル店で店長をやっていなかったら、今King Gnuはないんですから。恐ろしいよね、人との出会いって。あれをやってよかった」と、文化祭で起きた奇跡を回顧。嫌々ながら担った店長役だったが、常田との再会するきっかけになったことから「やって良かった」と語り、最後は「受験生は頑張ってくださいね」と学生にエールを送り、締めくくった。
番組情報
「King Gnu」のボーカルキーボード井口理が、毎週木曜日の深夜3時のオールナイトニッポン0(ZERO)を担当!とっても良い声で、とってもおもしろラジオをお届けします。