12月12日(木)深夜に放送された、4人組ロックバンドKing Gnu(キングヌー)の井口理がパーソナリティを務めるラジオ番組「King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週木曜27時~)に、メンバーの新井和輝がゲストで生出演。「ほぼ全曲オンエア! はじめてのKing Gnu!」と題した企画を行い、楽曲の制作秘話やプライベートを語った。
番組では、King Gnuの『Slumberland』、『白日』、『飛行艇』、『傘』といった楽曲をオンエアしつつ、井口と新井がその制作背景を回想。『白日』はYouTubeの再生回数1億回を突破し、2019年を代表する曲となったが、ボーカルである井口はこれまでで一番難しい曲に感じていたと明かした。
井口:『白日』で、King Gnuが世に出たと言っても過言ではないよね。ちょうど1年ぐらい前じゃない? 12月の年末から(常田)大希がデモを作り始めてね。
新井:地方に行った時に、スタジオで録っていたよね。で、ピザを頼んだんだけど、大希がコーラをピザの枚数分頼んだら、全部2リットルでさ(笑)。それを見たマネージャーが、ずっと、ずーっと『このコーラは、本当に無駄にしちゃいけない!』って、ぐちぐち言ってさあ。
井口:その時はほら、まだお金がなかったから(笑)。うーん、そんなことがありましたね。あの時の記憶、あるもんね。『うわっ、この曲難しい!』みたいな。
新井:『過去イチ、きたかもしれない』って言っていたもんね。
井口:『全然サビが歌えない曲が作られてきちゃった!』みたいな。それがちょうど1年前だね。『白日』を初めて聞いた時、和輝はどう思いました?
新井:なんかね、ここまで正直ハネるとは思っていなかった。やっぱりテクニカルな曲ではあるからさ。メロディラインもそうだし、楽器隊の演奏もそうだし。でもすごい愛されて……ありがたいな、っていう感じです。1月3日とかに大希から『アレンジを手伝ってくれ』って急に連絡がきて、で、次の日にレコーディングをして、そしてそのレコーディングから一週間後にはもう、世に曲が流れるみたいな、そういうスケジュールだった。
井口:あーそうだった。地獄のようなスケジュールだった。『Teenager Forever』は、まごうことなきリード曲じゃないですか? このラジオでも何度も話しているんだけど、2年くらい前にはデモができていて、ライブではバンバンやっていたよね。
新井:いま曲を聞いてみて、いいベース弾いているなーって思った。
井口:あはははは(笑)。まあ、そうだね。みんな結構遊んでいるというか。
新井:これ、確か3回録っているんだよね。
井口:え? そんなに?
新井:かなり前に1回録って、今回のアルバム用に1回録ったんだけど、途中で『やっぱり変えよう』って言って、これに落ち着いた。
井口:テンポが変わったりしたんだよね。
新井:そうそう。
井口:テンポを上げたんだっけ?
新井:そう、アップテンポにね。
井口:『Sympa』(セカンドアルバム)に入れるために録ったのが1回目か。
新井:『Hitman』とかと同じタイミングで録っていたんだけどね。それで、Bメロが若干変わっているんだよね。
井口:そうだね、あ~……ほんとだね。俺も新鮮な気持ちで聞けちゃうな!
新井:あはははは(笑)
井口:歌も3回くらい録っているはずだよね?
新井:うん、録ってる!
井口:だからこれは大事にね、変えてきた曲というか。セカンドアルバムに入れず、次のアルバムに入れよう、温めて入れよう、みたいなね。みんなで大事にした曲ですね。
新井:そうですね。
『白日』も『Teenager Forever』も、ここ1~2年で作られた楽曲だが、2人とも懐かしそうに振り返った。
井口と新井は、同居していることでもお馴染みで、番組内では私生活についても吐露。面倒見のいい新井に対し、井口はよく「ずっと一緒に暮らしたい」とラジオで語っていたが、井口が「僕と暮らしていていて、最近ムカついていることとかないですか?」と恐る恐る伺うと、新井は、カバンにサバ缶の汁をこぼされたことをクレーム。さらに、洗い物の仕方についても指摘すると、井口が申し訳なさそうに「ごめん」と謝罪していた。
番組情報
「King Gnu」のボーカルキーボード井口理が、毎週木曜日の深夜3時のオールナイトニッポン0(ZERO)を担当!とっても良い声で、とってもおもしろラジオをお届けします。