1月10日（金）深夜、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品とせいやがパーソナリティを務めるラジオ番組「霜降り明星のオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週金曜27時～）が放送。せいやが大汗をかいたという吉本興業・大崎洋会長とのエピソードを明かした。

この日が2020年、初めての放送ということもあり、年末に出演した「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！ 大晦日年越しスペシャル！ 絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時！」（日本テレビ系）について触れた2人。せいやはそのクオリティの高さから話題になった坂田利夫のモノマネをした場面を振り返る中、粗品が昨年一番面白かったというエピソードを語った。

粗品：僕が一番面白かったのは、（坂田師匠と）同じ感じで仁鶴師匠でも、“クサす”ネタがあるじゃないですか？ それで、会長にも言ったんでしょ？（笑）

せいや：ははははは（笑）

粗品：めちゃくちゃ面白かった。

せいや：ホンマやな。この話、していなかった。

粗品：そうでしょ？ 僕で1回やってくださいよ。いつもの仁鶴師匠を。どんな感じなのか。

せいや：例えば、（モノマネをしながら）『え～粗品くんやね？』

粗品：『おはようございます！ 仁鶴師匠』

せいや：『霜降り明星の漫才とか粗品くんのピンネタ見たで～』

粗品：『え！？ ありがとうございます』

せいや：『あれ、フリップネタと言うんか、あれは今の時代のネタやな？』

粗品：『ええ、紙芝居みたいなのをやってるんですよね』

せいや：『全部見たけど、全部面白くないな～』

粗品：『いや、そんなん言うか！ そんな“クサさん”ねん、仁鶴師匠』

せいや：『面白くないのをどこで考えたん？』

粗品：『いやいや、そんなん言いませんから！』

せいや：……とかいうね。

粗品：そうそうそう。

せいや：これを2年前ぐらいから大阪ローカルでは結構ね、テレビとかでもやって。それで「ENGEIグランドスラム」（フジテレビ）とか色んな番組でやってて、いよいよ、さんまさんの前でもやったんですよね。「（さんまのお笑い）向上委員会」（フジテレビ）とか。そしたら、さんまさんが「（花の）駐在さん」（ABCテレビ）っていう……「WWホール」という吉本のデカい劇場が出来るっていうことで、そのこけら落としで、さんまさんが10何年かぶりに「駐在さん」をやるってことで、芸人が一堂に会して。

粗品：そう。めっちゃ出てね。

せいや：そこでも、さんまさんに『仁鶴師匠ですよね？』って振りをもらって。（モノマネをしながら）『ええ～、さんまくんやね？』、『あ、お久しぶりです！』ってさんまさんにやってもらって。『君、歯が出てるだけやな～』っていうくだりがあるんですよ。それでまあ、ウケたんですよね。リハとかでも『ワー！』ってウケるんですよ。っていうのをさんまさんの舞台だから、吉本の偉い人がブワーっといるんですよね。

粗品：こけら落としだからな。

せいや：そうそう。大崎会長とか。俺、あんまり挨拶したことがなくて。それで廊下に偉い人がブワーっといるんですよ。で、僕がケータリングを取ろうとした時にたまたま大崎会長がいて、会長もネタを見てくれていたので、『あれ？ 仁鶴師匠、おはようございます』って言われたんですよ。

粗品：おお～、会長からね（笑）

せいや：俺は振りやと思って。

粗品：そらそうよ、振りよ。

せいや：（モノマネをしながら）『ええ～大崎くん～』、ほんなら会長が『おはようございます』って返すから、『吉本は来年で終わりやな～』って言ったら、大崎会長が1つも笑わんと、眉間にシワを寄せてから、『え？』って。

粗品：怖い～！ ヤバい！！（笑）

せいや：体感5秒ぐらい。でも俺は止めるわけにはいかないから、仁鶴師匠で『ええ～…』って言いながら、『何か言って、何か言って会長！』と思いながら。

粗品：ツッコミの俺もいないしね。

せいや：それで緊張に耐え切れなくて、仁鶴師匠のまま、『すいません』って（笑）。それでも会長がすごい顔をしてるから、『（仁鶴師匠で）すいません、（素に戻って）すいません』って2個の声で謝った（笑）

粗品：ははははは（笑）

せいや：そしたら会長は『ははははは（笑）』って。冗談だったんですよ、俺をビビらすための。死ぬかと思った、俺。汗がブワーっと出てきたもん。

会長のリアクションから地雷を踏んでしまったと感じ、冷や汗をかいたというせいや。その後、「仁鶴師匠はパッと言わないと面白くないから」とネタを解説し、とっさに出た言葉が「吉本は来年で潰れるな～」だったと明かすと、それを聞いた粗品は爆笑した。