テレ東・佐久間P、超格差社会描いた『パラサイト』を語る「残るものが実は一番重い」

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2月12日(水)深夜、テレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週水曜27時~28時30分)が放送。「第92回米アカデミー賞」授賞式で、作品賞など4冠に輝いた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」(以下「パラサイト」)の面白さを語った。

「パラサイト」は「第92回米アカデミー賞」で、作品賞、監督賞、脚本賞、国際映画賞の4冠に輝き、なかでも、外国語の映画が作品賞を取るのは初の快挙。映画のタイトルにもなっている、「半地下」部屋で暮らす貧しい4人家族と、富裕層の一家の対比が描かれている。

佐久間は「町山智浩さんとか宇多丸さんとかが語り尽くしているから、嫌なのよ」と恐縮しながらも、映画や漫画、舞台といったエンタメ好きとして、「パラサイト」の魅力を語った。

「ポン・ジュノ監督、僕もすごい好きなんですよ。作品の中に『怪獣映画ですよ』、『スリラーですよ』と思わせながら、コメディとホラーと社会批評がちゃんと毎回同時に入っている。だから観客は予想がつかなくて、ストーリーの中で振り回されているんだけども、いつの間にか説教がましくなく、社会批判も入っていて。入口と出口がぜんぜん違うところにある、っていう映画が僕は好きなんですが、ポン・ジュノ監督は本当にそうなんですよね。

『パラサイト』も序盤、コメディで『面白いな!』って思っていたら、ジャンルがころころ変わって、ラストはスリラーというかホラーに近いような味わいになって。彼の『スノーピアサー』という映画もそうだったけど、社会における格差とか階級というのを絶対に入れていて、でも、ポン・ジュノ監督は『面白いのでやっているだけです』って言っていた。これがまず、かっこいい上に素晴らしいって思いますね。

『ジョーカー』、『万引き家族』、『アス』、『家族を想うとき』とか、最近は社会格差をテーマにはしている映画が多い。グローバル社会が行きすぎて、社会格差が起きているから、各地で同じような映画が撮られているけど、その中で一番軽やかで、笑えて。なのに、残るものが実は一番重い、というのがポン・ジュノ映画の魅力だと思います」

また、「パラサイト」は、撮影時間のルールをきちんと守り、無理なく休みを取りながら撮影されたことでも話題だが、佐久間も「それ、すごいよね」と驚き、「日本の映画ってさ、僕も昔、ドラマをやっていたけど、ぶっ続けで撮っているもんね。これは変えた方がいいなって思いましたね」と、感心しきりだった。

番組情報

佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)

毎週水曜 深夜 3:00 - 4:30

番組HP

テレビ東京のプロデューサー佐久間宣行が、ニッポン放送の「オールナイトニッポン0(ZERO)」に挑戦! 会社員のテレビマン、44歳で既婚者、中1の娘がいる普通のおじさんが、一生懸命しゃべります。最年長パーソナリティがお送りする「テレビ東京×ニッポン放送・メディアミックス ラジオ番組」です!

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