世界的アコーディオニストcobaが語る、学生時代の苦悩と決断のきっかけ

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アコーディオニストで作曲家のcobaが、2月24日(月)放送のニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」内のコーナー「ゲストとハッピー!」に生出演し、アコーディオニストとして活躍するまでの下積み時代について語った。

cobaは3歳から音楽教室に通い、9歳でアコーディオンと出逢う。そして、イタリア留学中には東洋人で初めて世界アコーディオンコンクールで優勝し、本場でもその名を轟かせた。さらには、アイスランドの歌姫ビョークのワールドツアーにも参加するなど、アコーディオンの常識を覆した革命児として活躍している。そんな数々の偉業を達成してきたcobaだが、人生のターニングポイントは高校時代だったという。

coba:僕が、高校2年生の時に、アコーディオンを勉強するために海外に留学しようか、どうしようか悩んでいたんです。アコーディオンを勉強するには日本では難しいと思っていて。そこで、たまたまアルバイトで参加した松竹ミュージカル「若きハイデルベルヒ」(中村勘九郎、大竹しのぶ主演)の音楽監督で作曲家の山本直純先生に出会って、ある時に相談したんです。

垣花:どんなことを相談したんですか?

coba:自分はアコーディオンをやり続けていきたい。でも作曲もやりたいから音楽大学に行ってから教養課程を終えて留学しようか……って言い終わらない内に、飲んでいたビールをバンッ! と机の上に叩きつけて「ばかやろー! お前はアコーディオンを弾きたいのか、作曲をやりたいのかどっちなんだ!」っておっしゃって。

垣花:その時、初対面ですよね?

coba:初対面ですよ。それで先生は芸大出身だからか「芸大なんか何も教えてくれないぞ!」と、大学に進学するよりも留学することを強く勧めてくれたんです。

垣花:それで、cobaさんはなんとおっしゃったんですか?

coba:「僕はアコーディオンをやりたいです!」と、言ったら「そうだろ! 高校なんか辞めちまえ! 行くなら今。一刻も早い方がいいぞ」

垣花:今、この場から留学に行けぐらいの勢いですね(笑)

coba:でもそのおかげで、僕は目から鱗が落ちて。何かをやるときは「思い立ったが吉日」とはいいますが、即、やらなきゃダメなんだなって思いましたね。

それから留学に向けて決意を固めたcobaは、高校を休学し、本場・イタリアへ留学し本格的にアコーディオンを学び始めた。その後、19歳でヴェネツィアのルチアーノ・ファンチェルリ音楽院アコーディオン科に入学。在学中に数々の国際的なアコーディオンコンクールで優勝するなど華々しい活躍をして、日本に帰国した。ところが、日本に戻ってからは順風満帆というわけにはいかなかったそうだ。

coba:もう誰も(アコーディオンを)聞きたくない、知りたくないという感じがしました。

垣花:こんなに活躍したのに、日本でアコーディオンをめぐる状況はこんなに変わらないものなのか? って思った?

coba:もう本当に失望しましたね。帰国して1つか2つぐらい番組に呼んでくださったんですが、それからはもう“なしのつぶて”。パッタリと止まって。あの時代をよく生き抜いたと思いますね。

垣花:帰国されたのは1981年ですよね。あの頃の日本には、アコーディオンで世界で活躍するという人が他にいなかったんでしょうね。

coba:今でこそ色んなミュージシャンのライブハウスが盛んですけど、その当時のライブハウスっていうと「ロックやってないと」という状態。「アコーディオン? ふざけんなよ!」って(笑)

下積み時代のエピソードを語ってくれたcoba。そんなcobaは来月4日、3年ぶり43枚目のソロアルバム「The Accordion」 をリリース。さらに、初のアコーディオン1台だけで廻る全国47都道府県ツアー「coba solo tour 2020 The Accordion」も来月7日から始まる。今年の5月10日でデビュー25周年を迎えても、新たに挑戦しつづける彼の活動から目が離せない。

番組情報

スヴェンソン presents ゲストとハッピー!

毎週月曜 9:36頃

番組HP

ニッポン放送「垣花正 あなたのハッピー!」内で毎週月曜日9時36分頃に放送。
垣花正が様々なゲストを招いてお話を伺うゲストコーナーです!

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