2月23日（日）に放送された、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」（ニッポン放送・毎週日曜14時～14時30分）に、俳優で親しい間柄である六角精児がゲスト出演。鉄道好きの六角が、おすすめのローカル線を紹介した。

六角は酒と鉄道が好きなことから“呑み鉄”としても有名で、BSプレミアムでは冠番組「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」も放送中。地方ローカル線にも詳しい六角が、中でもおすすめの路線だという「只見線」について語った。

戸田：もう少しすると行楽シーズンになるわけですが、呑み鉄にはうってつけの季節じゃないですか？ 思い出の呑み鉄エピソードとか、いい旅の思い出はありますか？

六角：JR只見線という路線を応援していまして。

戸田：只見線？

六角：福島から新潟にかけて、会津若松駅（起点）から小出駅（終点）まで出ている、とてもローカルな鉄道で、今は（復旧工事中で）途中で止まっているところがあるんですけど。只見線は日本でもすごい美しい路線だなと思っていて、強く推薦をしていまして、僕は歌も作ったりしているんですよ。

戸田：へえ！ 初めて知った。

六角：春に行くのもお勧めです。

戸田：どんな感じなんですか？

六角：日本の田園風景の全てが詰まっている。四季折々の里山、新緑の息吹とか、きれいな清流、そして大胆なすごい量の雪とか、季節によっていろいろ見られるんです。これだけ美しい車窓はなかなかない。

戸田：何両くらいの電車なんですか？

六角：そのときによって違うけど、1両とか2両くらい。只見地方、会津若松から奥会津を通って新潟に抜けるんですが、この辺は雪が厳しいので、廃線になったら代わりのライフラインがなかったりするから、JRも存続させていたんですよ。でもこの前、橋が流されてしまったんだけど、県や地元の人達が『この路線を守ろう』ということで頑張っていて、新しい橋ができ、近々には再開通するそうで。（ＪＲ只見線は2021年度中の全線再開通を目指している。）

戸田：うんうん。

六角：人口が減って、鉄道に乗る人も減っているから、今ってちょっと傷んでしまったらすぐに廃線になりがちなんですが、そういう中ではこの鉄道は巧妙なんじゃないかなと思う路線です。

戸田：そうなんですねえ。

六角：只見駅近くの呑み屋さんとお友達なので、美味しいお酒を飲んでいて。

戸田：実際に駅に降りて、散策もしているんですね。

六角：僕は、そこでコンサートをやったこともありますよ。

四季折々、日本ならではの美しい景色が車窓から楽しめると、只見線を紹介。「ゆっくりできるときがあったら、ぜひ只見線に乗って、日本の田園風景を見に行ったら最高だと思います」と勧めた。