日本初のトンネル試写会! そこには、目標に向かって突き進む人々のロマンと情熱があった!!

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第771回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

 

1月31日から全国公開となった映画『前田建設ファンタジー営業部』。

アニメ「マジンガーZ」に登場する地下格納庫兼プールを、現在の技術および材料で建設するとしたらどうなるのか? 現実的に実現不可能に思える空想上の建造物を、実際には建設しないのに“真剣に”設計して見積もりを立てる…。

そんな“意味のないこと”に本気で取り組む、前田建設工業株式会社の広報グループ、通称“前田建設ファンタジー営業部”の熱き奮闘を描いた感動エンターテインメント作品です。

2004年以降の複数巻にわたる書籍化、そして2013年にニッポン放送イマジンスタジオでも上演された舞台化を経て、待望の実写映画化となった本作。実はこの映画、劇場公開直前に“超異例”の試写会が開催されました。

そこで今回は、実在の“前田建設ファンタジー営業部”が実現させた「日本初! トンネル試写会」に八雲ふみねが潜入。その模様をお届けします。

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

内部はまるで秘密基地?! 童心に返ってワクワク!

試写会の会場となったのは、福島県にある広瀬1号トンネル。映画『前田建設ファンタジー営業部』に登場し、劇中ではドリルジャンボをはじめとした大型重機がトンネルを掘って行く様子が大迫力で映し出されています。

この地での撮影は2019年5月、2日間にわたって敢行。その迫力とカッコよさに、撮影中はキャスト・スタッフも大興奮だったとか。

そして映画の完成を受けて、前田建設工業株式会社、そして国土交通省東北地方整備局のご厚意とご尽力により、「日本初! トンネル試写会」が行われる運びとなったのです。

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

貫通したばかりの広瀬1号トンネルは、全長1403メートル。東日本大震災での津波被災地と原発事故の避難区域を抱える福島県の復興に向けた「ふくしま復興再生道路」に位置付けられている、重要な事業のひとつです。

劇中に登場する掘削シーンは、写真のような感じでしたが…。

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

現在は、こんなに整備されたトンネルに!!! 真新しいトンネルのなかは明るく、ひんやりとした冷気が伝わって来ます。

白い壁面はツルンとした印象で、まるで近未来の秘密基地に紛れ込んだような不思議な感覚。トンネルの入り口からまだ舗装されていない砂利道を5分ほど歩くと、見えて来ました! この日の試写会会場です!!

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

貫通したトンネルを遮るように置かれた大きなスクリーンに、鉄骨で組まれた特設ステージ。パイプ椅子が所狭しと並べられ、あちらこちらに防寒用のストーブが置かれています。アットホームな雰囲気に包まれた会場は、工事関係者の方々が準備して下さったもの。

「(撮影中から)ここで試写会をやってほしいと思っていた」という関係者のみなさんの温もりと心意気が感じられる、素晴らしい空間が広がっていました。

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

トンネルの壁際では、何とポップコーンを作製中。映画鑑賞にポップコーンは欠かせませんよね。こうしたところにも、ちょっとした遊び心が…。

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

地元の小中学生や建設に関わる作業員のみなさん、約170名をご招待した「日本初! トンネル試写会」。上映前に主演の高杉真宙さん、岸井ゆきのさんを迎えての舞台挨拶が行われました。

「工事中だった撮影時とはまったく違う景色。こんなにキレイなトンネルになっているなんて…」と、驚きを隠せないお2人。

トンネル内での試写会ということで、ゲストも観客もスタッフも、そして司会を務める私も、全員ヘルメット着用。これまたレアな光景です。

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

イベントでは、前田建設工業株式会社・広瀬トンネル作業所の賀川昌純所長から、映画の大ヒットを祈願して“貫通石”が贈呈されました。貫通石とは、トンネルを掘削して最後の壁に穴を開けた地点から取れる石のこと。建設業界では縁起物とされ、受験や就職、安産のお守りとして大人気なのです。

ちなみに賀川所長は、ファンタジー営業部に在籍していた時期があり、とあるアニメーション作品の発進基地の計画書と見積もりを“真面目に”作っていたとか。

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

フォトセッションでは、マジンガーZも登場。広瀬1号トンネルが、一気に地下格納庫に?! 参加者全員、弾ける笑顔でカメラに収まりました。

日本の技術の底力、そして新市場を切り開くフロンティア精神を描き出した『前田建設ファンタジー営業部』。映画さながら“ひとつの目標に向かって突き進むロマンと情熱”を、そのまま体現した試写会となりました。

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

『前田建設ファンタジー営業部』

2020年1月31日(金)から全国ロードショー
監督:英勉
原作:
前田建設工業株式会社 『前田建設ファンタジー営業部1「マジンガーZ」地下格納庫編』(幻冬舎文庫)
永井豪 『マジンガーZ』
脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
音楽:坂本英城
主題歌:氣志團「今日から俺たちは!!」(影別苦須 虎津苦須)
出演:高杉真宙、上地雄輔、岸井ゆきの、本多力、町田啓太(劇団EXILE)、六角精児、小木博明(おぎやはぎ)
(C)前田建設/Team F (C)ダイナミック企画・東映アニメーション
公式サイト https://maeda-f-movie.com/

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」

八雲ふみね

映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

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