柔和で明るく機転が利く…子年生まれの俳優・女優大集合!

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第753回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

2020年は子年。子(ねずみ)は、干支のなかで1番目に数えられる動物。一説によると、神様が十二支の動物を決めるとき、いちばん最初に神様のもとに着いたのがねずみだったとか。

柔和で明るい性格の持ち主と言われている、子年生まれ。そこで今回は、2020年、ますますの活躍が期待される子年生まれの俳優・女優を掘り起こします。

柔和で明るく機転が利く…子年生まれの俳優・女優大集合!

※写真は『チア男子!!』より

国宝級イケメンから美魔王まで、バラエティ豊かな顔ぶれが…

まずは、2019年一気に大ブレイクを果たした横浜流星。

2019年に公開&放送された作品は、映画4本にドラマ3本。なかでも映画は、『愛唄 -約束のナクヒト-』『チア男子!!』『いなくなれ、群青』の3作品で主演を務め、作品ごとにさまざまな表情をみせてくれました。

甘いマスクとは裏腹に、中学3年生のときには極真空手の世界大会で優勝したという剛毅な一面も。繊細さやクールな佇まいに加え、心の優しさや無邪気さ、愛らしさが滲み出るのは、彼の最大の持ち味と言えるでしょう。

韓国映画『ただ君だけ』をリメイクした『きみの瞳が問いかけている』が2020年秋に公開予定。年男となる子年は横浜流星にとって、さらなる“当たり年”となるでしょう。

柔和で明るく機転が利く…子年生まれの俳優・女優大集合!

※写真は『来る』より

中島哲也監督作『渇き。』で本格的な女優活動をスタートし、いまでは日本映画界になくてはならない女優へと成長を遂げた小松菜奈。

2019年度の映画賞レースでは、『さよならくちびる』で第41回ヨコハマ映画祭主演女優賞を、『来る』『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』で第44回報知映画賞助演女優賞を受賞。

なかでも、報知映画賞での俳優賞受賞は、同新人賞からわずか5年での栄冠。史上最速での受賞ということでも話題となりました。変幻自在な表現力を持つ彼女ならば、納得の一言です。

2020年は、菅田将暉とダブル主演を務める『糸』が公開。ますますの飛躍を予感させる1年となりそうです。

柔和で明るく機転が利く…子年生まれの俳優・女優大集合!

※写真は『前田建設ファンタジー営業部』より

2019年、俳優生活10周年を迎えた高杉真宙。

デビュー当時からずば抜けた美貌の持ち主で、ついついその美少年ぶりに目を奪われてしまいがちでしたが、着実にキャリアを重ね、いまでは実力派若手俳優と呼ぶにふさわしいまでの存在に。

冷静沈着なメガネ男子に“ゆるふわ系”王子、クールなスケボー高校生など、彼が演じるキャラクターは実に多彩。その繊細な演技は、出演作ごとに進化を遂げています。

2020年は『前田建設ファンタジー営業部』に主演。「マジンガーZ」に登場する地下格納庫の設計図と見積書を完成させようと奮闘する、前田建設工業の若手社員役を熱演しています。

柔和で明るく機転が利く…子年生まれの俳優・女優大集合!

※写真は『Diner ダイナー』より

「みんなで筋肉体操」で細マッチョな肉体と、見事な筋トレフォームを披露し、再ブレイクを果たした武田真治。

ドラマでは「凪のお暇」でのスナックのママ役、「時効警察・復活スペシャル」での“71歳にして40代の肉体を持つ美魔王”役と、個性的すぎるキャラクターを怪演。

さらに映画『Diner ダイナー』でもマッチョ&タトゥーの殺人鬼ブロ役で異彩を放ち、俳優としての評価もますます鰻登り。その演技力の高さと底力を見せつけてくれました。

2020年、“いまもっともスケジュールを押さえにくい俳優”と呼ばれていますが、今後はどんな役どころで私たちを驚かせてくれるのか楽しみです。

柔和で明るく機転が利く…子年生まれの俳優・女優大集合!

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

シリアスなドラマからコメディまで、幅広い演技力をみせる臼田あさ美。その可愛らしい風貌からも、男女問わず高い支持を集める女優です。

2019年は『美人が婚活してみたら』『蜜蜂と遠雷』に出演。特に『美人が婚活してみたら』で演じた主人公の親友・ケイコ役では、女の友情や結婚生活に悩む姿をリアルに体現。世の女性の圧倒的共感を呼びました。すぐそばにいそうな等身大の姿こそ、彼女のいちばんの魅力と言えるでしょう。

年女となる2020年は、バカリズムが原作・脚本・主演で映画化された『架空OL日記』が公開。姉御肌で上司にもハッキリものを言う“頼れる先輩”ぶりに注目です。

 

<作品情報>
■チア男子!!
DVD&Blu-rayリリース デジタル配信中
監督:風間太樹
原作:朝井リョウ「チア男子!!」(集英社文庫刊)
脚本:登米裕一
音楽:野崎良太&Musilogue
主題歌:阿部真央「君の唄(キミノウタ)」(PONY CANYON)
出演:横浜流星、中尾暢樹、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原 健、小平大智、浅香航大、清水くるみ、唐田えりか、山本千尋、伊藤 歩
(C)朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT
公式サイト https://letsgobreakers7.com/

■来る
DVD&Blu-rayリリース
監督:中島哲也
原作:澤村伊智『ぼぎわんが、来る』(角川ホラー文庫刊)
脚本:中島哲也、岩井秀人、門間宣裕
出演:岡田准一、黒木華、小松菜奈、青木崇高、柴田理恵、太賀、志田愛珠、蜷川みほ、伊集院光、石田えり、松たか子、妻夫木聡 ほか
(C)2018「来る」製作委員会
公式サイト http://kuru-movie.jp/

■前田建設ファンタジー営業部
2020年1月31日(金)から全国ロードショー
監督:英勉
原作:前田建設工業株式会社『前田建設ファンタジー営業部1「マジンガーZ」地下格納庫編』(幻冬舎文庫)
永井豪 『マジンガーZ』
脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
音楽:坂本英城
出演:高杉真宙、上地雄輔、岸井ゆきの、本多力、町田啓太(劇団EXILE)、六角精児、小木博明(おぎやはぎ)
(C)前田建設/Team F (C)ダイナミック企画・東映アニメーション
公式サイト https://maeda-f-movie.com/

■Diner ダイナー
2020年1月22日DVD&Blu-rayリリース デジタル配信中
監督:蜷川実花
原作:平山夢明『ダイナー』(ポプラ社「ポプラ文庫」)
脚本:後藤ひろひと、杉山嘉一、蜷川実花
音楽:大沢伸一
主題歌:DAOKO × MIYAVI「千客万来」(ユニバーサル ミュージック)
出演:藤原竜也、玉城ティナ 窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤 工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、川栄李奈、コムアイ、内田健司、前田公輝、吉村界人、板野友美、真琴つばさ、沙央くらま、木村佳乃、蜷川幸雄、角替和枝、品川 徹、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二
(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会
公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/diner-movie/

■架空OL日記
2020年2月28日(金)から全国ロードショー
監督:住田 崇
原作:バカリズム「架空OL日記」(小学館文庫)
脚本:バカリズム
主題歌:吉澤嘉代子「月曜日戦争」
オープニング曲:TOWA TEI「Love Forever」
出演:バカリズム、夏帆、臼田あさ美、佐藤玲、山田真歩、三浦透子、シム・ウンギョン、石橋菜津美、志田未来、坂井真紀
(C)2020『架空OL日記』製作委員会
公式サイト https://www.kaku-ol.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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