4月2日（木）深夜、YouTuber・水溜りボンドのトミーと、カンタがパーソナリティを務める、ラジオ番組「水溜りボンドのオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週木曜27時～28時30分）の、初回が放送され、レギュラーパーソナリティが決まったことについて、それぞれの両親の反応について語った。

トミーとカンタは2015年からYouTubeを始め、現時点でチャンネル登録者数427万人を超えるトップYouTuber。オールナイトニッポン54年の歴史で、YouTuberがレギュラーパーソナリティを担当するのは初めてのこと。

2人は、自身の知名度について「局地的に知られている」と表現し、「ラジオリスナーからしたら『誰なんだ君たちは』って思われているかも」と自虐しながら、プロフィールや活動について紹介。トミーは「YouTuberと言ったら、世間的にちょっと色眼鏡で見られるというか……」と恐縮しつつも、「そういうところも誤解を解きつつ、一緒に関係値を作っていけたらいいなと思いますので、よろしくお願いします」とラジオリスナーに呼びかけた。

カンタも「僕らずっとラジオが好きで、やりたいという話をずっとしていたので」と念願の仕事であると言い、トミーも「夢ですよね。こういう番組とかラジオとか、そういう所に僕らが呼ばれたりすることがないと思って、だから自分たちで表現する場を作ろうと思って始めたのがYouTubeだったので」とうれしそうに心境を語った。

2人とも、家族に「オールナイトニッポン0(ZERO)」パーソナリティ就任の報告をしたが、トミーの両親は思ったような反応がなかったと明かした。

トミー：『オールナイトニッポン0(ZERO)』が決まってどうですか？

カンタ：家族がめっちゃ喜んでいました。うちの母親は、先週から出演すると思っていたようで、この前が最終回だった『King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)』を聞いていたそうで。

トミー：カンタのお母さん、そういうところがあるからね（笑）

カンタ：母親が『出てこなかったね』みたいなことを言って、“惜しくも今回は出られなかった”って感じに思われた。もう、radiko（ラジオを聞けるアプリ）のダウンロード方法も覚えて、だから今日は寝て、radikoのタイムフリー機能でこの放送を聞くそうです。まあ、この時間帯に起きているのは厳しいだろうから。ありがたいですよ。

トミー：僕の親は厳しい人で。でも、こうやって『オールナイトニッポン0』という、名誉な仕事ができることになったから、2年半ぶりくらいに両親に会いに行った。

カンタ：すごいことよ、これ！

トミー：僕らはいま26とか25歳で、職業的になかなかYouTuberというものを、親にうまく伝えられなかったりするんですよ。仕事として成り立ってはいるんですけど……。だから親に、『オールナイトニッポン0(ZERO)が決まりました』って報告をしに行ったの。僕らは時間が読めない職業だから、当日に『2時間後に家に帰ります』とだけ伝えて。

カンタ：すごいね。お店の予約みたい。

トミー：帰ったら両親と弟がリビングに集まっていたから、僕は『ついに言う時がきた！』と思い、『なんと、オールナイトニッポン0(ZERO)が決まりました！』って言って。

カンタ：そんなの、ブブゼラが鳴るようなことだよね。

トミー：そしたら親が『そうか。……それで、今日はどうした？』って。

カンタ：え、どういうこと？

トミー：だから、『いろいろ、YouTuberって職業に対して思うことがあったかもしれないけど、オールナイトニッポン0(ZERO)の仕事が決まったんだよ』って言ったら、また『そうか、それは良かったな。それで、今日は何があったんだ？』って。

カンタ：もっと他に何かあると思っていたんだ？

トミー：2、3年も会いに来なかった息子が急に会いに行ったら、何かあったじゃないかと、親がめっちゃ心配してた。

カンタ：ちょっと、滑ってるやん（笑）

トミー：弟まで気を使って、『ちょっと俺、席を外すわ』って席を外してさ。でも俺、『オールナイトニッポン0(ZERO)』の報告しかないからさ。親に挨拶をした前々日くらいに、うちのお婆ちゃんが『ラジオを買ったよ！』って連絡があって。『散歩に行くときにも持っていけるやつを買ったから！』って言ってくれたから、それと同じテンションで迎えてくれると思ったら、凄く心配された。

祖母は心から喜んでくれたが、両親は『悪い報告があって、息子が2年半ぶりに帰ってくるのではないか』と構えていたため、全く祝福をされなかったというトミー。さらに、実家にはお祝いの食事も用意されておらず、微妙な空気のまま家を出たそうで「こまめに連絡はするべきだね」と残念そうに語った。