10月1日(木)深夜に放送された、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之がパーソナリティを務めるラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送・毎週木曜25時~)で、先ごろ最終回を迎えたサッカー番組『やべっちF.C. 〜日本サッカー応援宣言〜』(テレビ朝日系)について胸中を語る場面があった。
『やべっちF.C.』はサッカー好きの矢部がMCを務める長寿サッカー番組。番組終了が報じられてからは、旧知のJリーガーや海外リーグで活躍するサッカー選手からメッセージが届いたと言い、ライバルともいえる他局のサッカー番組がSNSを通して発信した労い言葉やブラインドサッカーの選手が発信した“番組に出てみたかった”というコメントにも嬉しさを感じたという。
そんな思い入れたっぷりの冠番組が最終回を迎えた9月27日(日)の昼間。
矢部は、裕子夫人(元TBSアナウンサー・旧姓青木)からの『子供たちとお昼ご飯食べに行くけど一緒にどう?』という誘いにも気が向かず、珍しく誘いを断るほど“センチメンタルな気持ち”に浸っていた。
旦那の普段とは違う様子を目にして、すぐに汲み取ってくれたという裕子夫人とは、番組に関する以下のようなやり取りがあったという。
矢部:裕子さんが言うのよ。
岡村:うん。
矢部:「パパ、どうしよう? きょうの夜、お客さんが来ることになっているのよ」って。
岡村:うんうん。
矢部:どういうこと?って聞いたら「きょう最終回でしょ。時間が一緒になってしまったらねぇ……」って。
「番組最終回」という旦那にとって特別な日に“客人を招くことになってゴメンね”という裕子夫人の配慮。夫婦の絆を確認した矢部だったのだが……
矢部:「やっぱり『半沢直樹』は観ておかないと……」って。
思いはひとつと信じていた夫人から発せられたショッキングな一言。そう、裕子夫人が気にしていた「最終回」は旦那が長年ライフワークとして心血を注いだ『やべっちF.C.』の最終回ではなく、同日に放送された人気ドラマ『半沢直樹』(TBSテレビ系)の最終回だったのだ。
世間の注目度でいえば『やべっちF.C.』よりも『半沢直樹』のほうが高いのは確か、と話をまとめた矢部だったが、当日のSNS上では半沢直樹に負けず劣らず『やべっちF.C.』へのツイートが溢れていた。
日韓ワールドカップの熱狂に列島が包まれた2002年にスタートし、有名選手から課せられるリフティングの宿題に矢部が挑戦する「宿題シリーズ」。キャンプ地で合宿を張るチームにデジカメを渡し“選手に選手を撮影をしてもらう”という独自の手法で人気を博した「デジっちが行く」など、硬軟問わず多くのサッカーファンに長く愛されてきた『やべっちF.C』。
副題の「~日本サッカー応援宣言~」を自身で提案し名づけるなど、矢部が長年、心血を注いできた番組だっただけに、夫人との「思いの行き違い」には、ショックを受けた様子だった。
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