キャスターの辛坊治郎氏が1月4日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。漫画『鬼滅の刃』のコミックス全23巻を読破したことをもとに、今後の漫画・アニメの展開について予測した。
辛坊)『鬼滅の刃』、全巻読破致しました。
増山さやかアナウンサー)おめでとうございます。
辛坊)2020年の春先の段階で週刊漫画雑誌の連載としては終わっていたものが年末にコミックス化され発売されて、それが23巻で鬼滅の刃は全部で23巻ですよ、とこの番組でも何度も言っていました。私が読んでいるコミックは、娘が持って帰ってきたものを読んでいるのです。その様子をツイッターにあげたら「マスコミ関係者は簡単に手に入っていいな」とか言われたのですが、そうではありませんからね。うちの娘が1冊ずつ本屋に行って買っているものですから、そんな特権なんてこの業界にはありませんよ。
増山)ないない。
辛坊)そんな特権階級なんかではありませんからね。
増山)そうです、そうです。
辛坊)で、『鬼滅の刃』、全23巻全部読んだのに、読んでないものが1冊転がっているのですよ。
増山)え?
辛坊)あれ、何これ?と思ったら、『(鬼滅の刃)外伝』というものが出ているのです。『外伝』とは何かというと、映画の主人公の髪の毛の色が金髪のような、煉獄さんがいますよね。あの映画の煉獄さんがなぜ柱になったかの物語が別冊になっているのです。これはネタバレはしない程度に言いますが、鬼殺隊という鬼をやっつけるグループがあるのですが、そのグループの幹部会のようなものがあるわけです。その幹部会に、いま映画で公開されている無限列車編のヒーローであるところの煉獄さんという人が幹部会に入れたのかという物語が一冊別になっているのです。発行日を見たら12月9日となっていましたから、おそらく23巻が出たのと同じようなタイミングで外伝が出ているはずなのですよ。
増山)なるほど。
辛坊)それを見ると、なぜ煉獄さんが柱(最高位の剣士)になったのかがわかるのです。24巻全部読んで感想を言わせていただくとすると、
増山)ドキドキ。
辛坊)これはまだまだ出る。外伝を書こうと思ったらいろいろなものが書ける。
増山)ああ、確かに。
辛坊)全部読んでも謎は残るのです。これを言ってしまうとネタバレになってしまうのかもしれませんが、全巻を読んでもまだよくわからないのが、最初の鬼がどのような経緯でどのようなプロセスをたどって、なぜ鬼になったのかというようなことまで、全部読んだからと言って解決するかというとしないのです。1番最後のエンドがどうなるかは23巻目の表紙に、鬼から人間に戻った禰豆子ちゃんと手を繋いでいる炭次郎が2人並んで走っていますから、おそらく最後はこうなるのだろうな、というのは表紙を見たときのイメージで浮かぶのですが、ではなぜそうなっていったのかというプロセスに関して、完全に解明されているかというと、どうなのだろうか、というところもあって、たくさん細かな謎が残るのです。その細かな謎の部分を、1個1個別売にしていったら、まだまだ稼げるぞ、という。
増山)そこですか!
辛坊)なので後は作者に記憶があるかないかですね。アニメもいま第1シリーズしかやっていないですよね。第1シリーズの後に続くのが無限列車編で、無限列車編の後の段階を考えたら、TVシリーズで最低でも2回から3回はいけると思います。そこまでブームが続くかどうかはありますが、全巻を読み終わった印象でいくと、これはまだまだ続くかもしれない。
増谷)辛坊さんも読み続けなければいけないと。
辛坊)もうコンプリートしましたから。
増山)一応一区切りね。
辛坊)まさか年明け1発目から鬼滅の刃の話をこんなにするとは思わなかったな。
増山)本当ですよね。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)