2月5日（金）深夜、お笑いコンビ・三四郎の小宮浩信と相田周二がパーソナリティを務めるラジオ番組「三四郎のオールナイトニッポン」（ニッポン放送・毎週金曜25時～）が放送。同番組は先月1月8日、小宮が新型コロナウイルスに感染した際、特別番組「はんにゃ・金田哲と四千頭身・都築拓紀のオールナイトニッポン」に急遽変更して放送されたが、この放送以来、小宮は初めて都築、金田と話す機会があったと語る。

小宮：先週ね、出雲の方で営業があって、四千頭身の都築がいて。なんか、ウロチョロしていて。

相田：うん。

小宮：なんか“褒めてほしい”みたいな顔をしていてね。でも、ずっと会っていなくて、金田くんと都築のラジオのことでお礼を言えていなかったから『ありがとう』って言って。

相田：うんうん。

小宮：『（テレビ東京のプロデューサー）佐久間さんとか、バナナマンの日村さんとかに褒められたんでしょ？』って言ったら、『そうですね。ニューヨークの屋敷さんにも言われて……』って。自分で足してきて。やっぱり言われたいんじゃん！ と思って。『まあ、ありがたいですけどね。スタッフさんのおかげとかもあるし』と言いつつ。『文化放送でのラジオで僕だけ（パーソナリティ）の回に、電話で金田さんにゲストで出てもらって。そんな回もあったんですよ』と。

相田：へ～。

小宮：『オールナイトがきっかけで、そういう仕事をもらえた』って。『そうなんだ、すごいな！ もうペアじゃん！』と思い。

相田：うんうん。

小宮：別の日に、とあるアイドルの番組収録があって、メイク室に金田がいたから『ラジオ、ありがとうね』って。そこから楽屋に戻ったんだけど、相田がいないときに金田くんが入ってきて。

相田：はいはいはい。

小宮：金田が『いや～』って、座り込んで居座ってさ。三四郎の楽屋に。『もう大丈夫？ （コロナの）症状はない？』って。優しいなと思って、『もう、大丈夫だよ』って言ったら、『ラジオね～、いろんな人から言われるんだよ』って……金田はその話をしたいんだよ。

相田：なるほど、そうかそうか。

小宮：金田が『ラジオ、俺と都築のケンカの感じが、ヒリヒリしてて、最高！ って言われてさ』って。僕は『面倒くさいな～。相田、なんでどこかに行っちゃうんだ……』と思って。どこに行っていたの？

相田：俺、打ち合わせだよ！

小宮：僕、金田とマンツーマンだよ？

相田：危ねぇ～！ 良かった（笑）

小宮：そこからね、びっくりしたんだけど、金田が『都築がね、なんでもうまくやろうとするんだよな』『そのくせにね、噛んだりするんだよ、時々』『パニックになったところを俺が突いていったから、うまくいったな』って。

相田：ははははは（笑）

小宮：俺がその場を支配している、みたいな。ブレーンと言わんばかりの言い方。『つつけばつつくほど、都築はパニくるからね。怒ってくるんだよね。アクリル板を殴ってきたじゃん？ あの時ね、“やった！”と思った。これで方向性が見えた。間違いなかったな』って。

相田：叩かせたってこと？

小宮：俺の手腕がすごい、みたいな。……いや、あの放送は、金田がワケ分からないことを言って、ワケ分からなくなって、一生懸命やってた感じだったよね？

相田：そうだよね。

小宮：あれは意図的な感じじゃない。意図的にやれていたら、金田は今みたいなポジションじゃないかと。

相田：ははははは（笑）

小宮：都築は『作家さんの力もあって』って謙虚だったけど、金田は『俺の思惑通り、アクリルがきたとき、しびれたわ～！』って。『そこまで見越した！？ 本当に！？』と。で、休憩時間も終わって、アイドル番組の収録が始まって。その収録で金田、情報だけを言って帰っていったの。普通にボケもしないで。ただ、情報を言ったんだけど、めっちゃウケていたんだよ。

相田：ああ～、そうだね。うん。

小宮：だから意外と、金田がいると盛り上がるんだよね。もしかしたら、本当の本当に思った通りに動いている。みんなが逆に、踊らされているんじゃないか？ って。

相田：え！？

小宮：これまでを振り返ってみると、前に、ハイボールを20杯飲んで、（ラジオに）乱入して、ネットニュースになるでしょ？ そうしたら騒がれて、もう1回、三四郎のオールナイトに出られる。その酔っ払いの様子を誰かが見たら、それで誰かの番組に出られるでしょ？ 結果、佐久間さんの番組にも出られたから。

相田：そこまで、見越してた！？ うわ～。

小宮：今回もそうでしょ？ 都築が噛んだところをつついていけば、『アイツがムキになって、アクリルだろ～』って。

相田：『アクリルだろ～』って腹が立つ（笑）

小宮：それを、『じゃあ小宮に言おう』と。『上から、我が物顔で言おう』と。『我が物顔で言ったら、1週間後のオールナイトニッポンで言うだろう』と。諸葛亮孔明だよ、アイツ。壮大なスペクタクル。

相田：うわ、金田の手の中？ 踊らされてるとか最悪（笑）

これまで共演した際、金田は何も計算せずに出演していたと思っていたという小宮。しかし、振り返ってみると、すべてが次の仕事に繋がっていたことから、諸葛亮孔明のような策士だと表現した。