2月17日（水）深夜、テレビ東京のバラエティ番組『ゴッドタン』などでプロデューサーを務める、佐久間宣行のラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週水曜27時～28時30分）が放送。お笑いコンビ・平成ノブシコブの吉村崇、徳井健太がゲストとして生出演し、コンビ仲が最悪だった頃のことや、佐久間の番組に出演したときの舞台裏、それぞれが注目している芸人についてトーク。そんな中、吉村が“天下取り”への野望を語った。

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佐久間：吉村がこれからどうなっていくか、楽しみよ？

吉村：いやー、どうなんですかね？ 俺は、佐久間さんとかのジャッジに入っていない気がして。毎回、ゴッドタンに行って、初めてなんですよ。あんなアウェーなことないですから。

佐久間：（笑）

吉村：オレ、こんなに明るくて、陽気な人間なのに。

佐久間：他のどの現場でも「吉村くんがいてくれると」ってなるもんね。

吉村：いや、そこまででもないですけど、でも、ゴッドタンだけ何も通用しないんだよな。あそこは徳井が正義なんですよ。

佐久間：「徳井の方が面白い」って思う現場、あんまりないよな（笑）

徳井：おい！（笑）

吉村：だから怖いですよ。現場に行くのもそうですけど、“お笑い数値”を測られている感じもあって。

佐久間：その、うーん……。変な話、お正月に「あけましておめでとう」の電話をかけてきてくれる人でいうと、スピードワゴン・小沢さんと吉村くんだけが15年、かけてきてくれているのよ。

吉村：あはははは（笑）

テレビ東京プロデューサー・佐久間宣行と平成ノブシコブシ

佐久間：そういうフレンドリーさをちゃんと盾にした、腹を見せないっていうのがやっぱりあるじゃない？ たぶん……、第7とか6.5とかが出てきて、第6世代より上の芸人さんたちが40歳になって最近、生き残ることにちょっと意識的になっていると思うのね。オードリーとかも、もう1回ギアを入れ替えている時期だと思うんだけど。でも吉村くんは、それより数年前からやっていると思うんだよね。

吉村：ギアを？

佐久間：ギアというか、「仲良しこよしじゃないぞ！」っていう気持ちが、吉村くんにはあると思っていて。

吉村：なるほど（笑）

テレビ東京プロデューサー・佐久間宣行と平成ノブシコブシ

佐久間：ゴッドタンって、気づいていないようなところを引っ張るじゃん？ 「実は腐っているんじゃないの？」とか。でも吉村くんは、「実は」を、虎視眈々と隠し持っている感じがしたから、それは引っ張らない方がいいかな？ と思って呼んでない、みたいな。

徳井：普通にちゃんと売れようとしている人を、わざわざイジってもしょうがないと？

佐久間：そうそう！ それに近い。ゴッドタンってキャラをひっくり返すから。キャラをひっくり返されたくない人にとっては邪魔なのよ。

吉村：なるほど。

佐久間：だから、「三四郎」にとって幸せだったかどうか、僕は分からないけど。

徳井：でも、ゴッドタンがなかったら三四郎は売れてないですからね。

テレビ東京プロデューサー・佐久間宣行と平成ノブシコブシ

佐久間：三四郎もそう言ってくれているからいいけど。「ゆにばーす」も、三四郎みたいなイジり方をした方がいいかなと思っていたけど、ゆにばーす・川瀬が「嫌だ」って言ったから呼んでいないわけよ。「ボケツッコミが逆になって、漫才がウケなくなるから嫌だ」って川瀬からはっきり言われたの。

徳井：話し合ったんですか？

佐久間：収録の後にね。ゆにばーすはやっぱり、ネタの方が大事な人たちだったから。で、さっきの話に戻るけど “正面で売れようとしている人”はひっくり返す必要がないじゃん？

吉村：いや、ちょっと待ってください、恥ずかし過ぎますよ。「正面で」って（笑）

佐久間：悩んでいる芸人さんはひっくり返した方がいいけど、吉村は正面で売れようとしているから、邪魔しない方がいいかな？ って。だから僕の番組にはあまり呼んでいないという。

吉村：いやぁ、こっ恥ずかしいですね。

テレビ東京プロデューサー・佐久間宣行

佐久間：でも、正面で売れようとしているでしょう？

吉村：うーん、まあー、「天下」っつうのは取ってみたいですね！（笑）

佐久間：アッハッハッハ（笑）

吉村：やっぱり、それで18歳の時に出てきたので。でも、何が天下なのかはわかりませんけどね。もはや。

テレビ東京プロデューサー・佐久間宣行と平成ノブシコブシ

佐久間に「正面で売れようとしているでしょう？」と聞かれ、天下を狙っていると告白した吉村。「そこに行けるかどうかっていうのは分かりませんけど。ちょっとやっぱり目指してみたいですね。敗れてもいいから」と語ると、佐久間が「どこかであいつとは戦わなきゃいけない、みたいなのはあるの？」と、ポジション争いになる相手は誰かとの質問が。

これに吉村が「関ジャニの村上さんとはどこかでぶつかる」と答えると、佐久間はテンション高く「『村上さん』っていうのを投げてくるって、分かっているねー！」と同調。吉村と村上の共通点について、佐久間は「スタジオの熱も作ることができるし。人にハマるのも上手い！」などと分析し、感心しきりだった。