3月3日(水)深夜、テレビ東京のバラエティ番組「ゴッドタン」などでプロデューサーを務めている佐久間宣行のラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週水曜27時~28時30分)が放送。今月いっぱいをもって、テレビ東京を退社することを報告した。
番組オープニングから「報道の通り、3月31日でテレビ東京を退社いたします」と切り出すと、以後はテレビ東京と契約し、レギュラー番組である『ゴッドタン』『あちこちオードリー』『考えすぎちゃん』などはすべて継続、プロデューサーも演出も行い、特番や新番組も関わっていくと報告。フリーに近い立場となることから、外での仕事も行う予定だという。
退社の理由については、「管理職をやらなきゃいけないっていう話になった時、正直、まだディレクターをやりたいなという風に思いまして」と、現場職を続けたいと説明。また、“もうひとつの理由”も言及。父親が55歳で亡くなっていることを明かし、自身が55歳になるまでのあと10年を「後悔しないように生きたい」と語った。
家族とも話し合い、テレビ東京の会長や社長にも挨拶に行ったという。佐久間がこれまでの感謝を伝えると、役員から「大きくなって、例えば映画とかそういうのを撮るようになったら、ドラマとかをこっちでやってくれ。大きなIPで返してくれよ。それが今の時代だろ?」と、エールを送られたそうだ。
会社とは円満に話が進んだが、1月末頃の、まだ話し合いの途中で“誰にも言っちゃいけない時期”、「ゴッドタン」の収録で出演者の劇団ひとり、おぎやはぎ、野呂佳代やスタッフらに、退職がバレてしまうアクシデントがあったという。
「『ゴッドタン』の700回記念というのがあって、オンエアを見てくれた人は分かると思うけど、“今後のゴッドタンで不安なこと”を話していて、その中で丸々カットしたくだりがあって。
(おぎやはぎの)矢作さんが『今後のゴッドタンで不安なことは、佐久間さんがいなくなっちゃう、テレ東を辞めるはずだ!』って。ドキーッ! って思って。矢作さんは『この前、佐久間さんのラジオイベントに出て1万何千枚もチケットが売れた。その後、外のイベントとか仕事も増えているから、そういう仕事が面白くなって、テレ東を辞めると思う』って言い出して。で、野呂佳代も『私も! 佐久間さんはテレビ東京を辞めるはずだ』って(笑)
そしたら、劇団ひとりも急にエンジンがかかって、『佐久間さんが“ラジオやります”って言い出した時、1年間だから許したの。両立が大変だから。1年でやめると思ったら、続けてるじゃん』『最近、朝イチの収録で眠そうじゃん!』って。そりゃそうなんだよね。このラジオを朝までやっているんだから。」
「そんな感じで、みんながワーッて僕をイジりだしたけど、でも、サラリーマンとしては絶対に言っちゃダメ。だってまだ、辞めるか決まっていないし、会社とも話している途中。だから『辞めない』って言いつつ、本当に辞めたときに何を言われるかわかんないな……っていう気持ちもわくのよ。いや、でも絶対に言っちゃダメだ! と思っていたんだけど……。
『辞めるんだろ?』『辞めないですよ』『辞めるんだろ!』『辞めないです……辞めるーっ!』って言っちゃったのよ(笑)。そしたら、シーン……ってなって。『……ん? ボケ? どっち?』みたいになって、『うん、本当に辞める』って言い。
みんなが『えっ、マジで? なんで? 言っていいの?』『いや、絶対に言っちゃダメ』『じゃあ何で言ったの!?』『そっちが焚きつけるからだろ!』みたいな。技術スタッフとかも『……マジで辞めんの?』って言って、みんなのカメラがぶれていった(笑)」
矢作がネタとして「テレ東を辞めるはずだ!」と言い出したことが盛り上がってしまい、思わず「辞める」と打ち明けてしまったという佐久間。出演者はもちろん、スタッフらも「本当に?」と騒然とし、このくだりは丸々カットとなったそうだ。
佐久間の退社日は3月31日(水)。奇しくもその日の深夜27時からは「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」が生放送される。サラリーマン人生最後の日に、何が語られるのか、必聴だ。
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番組情報
元・テレビ東京のプロデューサー佐久間宣行が、ニッポン放送の「オールナイトニッポン0(ZERO)」に挑戦! フリーのテレビマン、45歳で既婚者、娘がいる脱サラおじさんが、一生懸命しゃべります。最年長パーソナリティがお送りする「メディアミックス ラジオ番組」です!
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