5月12日（水）深夜、テレビプロデューサーの佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週水曜27時～28時30分）が放送。テレビ東京で放送中のドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』の原作を手掛ける、ラジオパーソナリティでコラムニストのジェーン・スーが生出演した。

画像を見る（全5枚） 佐久間宣行、ゲストのジェーン・スー

佐久間は、売れっ子芸能人のほとんどがSNSでエゴサーチをしているという話題をあげると、ジェーン・スーも最近は当たり前のことだと同調。佐久間は自分の名前では検索しないが、携わっている番組名で、ジェーン・スーは自分の名前でエゴサーチしていると明かし、投稿を見て思うことを語った。

佐久間：僕は今、『あちこちオードリー』（テレビ東京）という番組を担当していて、いろんな人が来て話すんですけど、売れてる人で、実はエゴサーチしてない人がほぼいなくて。

ジェーン・スー：そんなのするよ。

佐久間：息をするように、みんなするんですよね。

ジェーン・スー：してる、してる。

佐久間宣行

佐久間：「気にしてない」っていう、（オードリーの）春日みたいな人もいるけど。ほとんどの人がエゴサーチをして、ちゃんと微修正しているんですよね。

ジェーン・スー：ああ、します、します。

佐久間：だから、「気にしない」とか「オレはぜんぜん！」とかって言っている人って、嘘だなと思いました。売れている人はみんな、ちゃんとやっているなって。

ジェーン・スー：私はね昔、（レコード会社の）宣伝マンだったので。本名の私が、ジェーン・スーを監視しているんですよ。だから本名の私がジェーン・スーをエゴサーチして「はいはい、今、こんな感じ」とか。

佐久間：ジェーン・スーが、ちょっとズレているとか？

ジェーン・スー：そうそう。「ちょっと修正をしよう」「ああ、容姿のディスがめっちゃ増えてきた。売れている証拠だ！」とか。そういうのが分かるんですよ。過去に（レコード会社時代に）やってきているから。

佐久間宣行

佐久間：それ、めちゃくちゃいいですね！ マネージャーの気持ちもわかるって。容姿のディスとかがSNSで増えてくるということは、「これは、届かない予定のところの人にも届いてきている」って解釈を？

ジェーン・スー：届いてきているっていう。そういうことなんですよ。

佐久間：でも、単純に、そのマネージャーの自分を飛び越えて、（SNSのディス投稿を見たら）まずムカつくでしょう？

ジェーン・スー：ムカつくけど、そういう人って、まぁ、Twitterとかのホームに行って見てみると、「頑張れ！」っていう生活をしてるんで……。そこは「いいや」って思っています。

佐久間：確かにそうなんだよな。分かる、それは分かる！ 僕も、これは上手い言い方が見つからないけど、番組をめちゃくちゃ的外れなけなし方をしている人を、たまに、「ここまでけなすんだったら」って、その人のホームに行くことがあるんだけど……。そういう人で、他にもめちゃくちゃ面白い意見を言っている場合は、逆に「ちゃんと考えよう」と思うんですけどね。

ジェーン・スー：芯を食っている投稿もあるので。それは「なるほど」と思って、微調整していくんです。

佐久間宣行

佐久間：芸能人はやっぱり傷つきやすいから、エゴサーチ的なものってやらないのかな？ って思っていたんですけど、みんなやっていて。

ジェーン・スー：やりますよ。

佐久間：しかも若い世代の20代の女性タレントさんとかも、それをぜんぜん、マーケティングの感じでやっていて。

ジェーン・スー：そうそう。そうだと思う。普通の子たちも今、みんなSNSを持っているから。私も、めっちゃ頑張って目にムチを打って「スーさん」っていう、もう、大量に引っかかってくるワードでもエゴサーチしていますからね（笑）

佐久間：それはすごいな。僕は、番組のはやるけど、自分の名前ではやらないですね。

エゴサーチの結果を見て、的外れではないか？ ムカつく！ と思うこともあれば、参考にして自分を微調整したり、自分や番組の立ち位置を確認していると語った2人。

ジェーン・スーは「スーさん」で検索しているそうで、『釣りバカ日誌』や、漫画『ヘタリア』のキャラクターが検索に引っかかってくるが、その中から探し出しているとのこと。ちなみに佐久間の場合、「佐久間さん」で検索すると人気グループSnow Manの佐久間大介が出てきてしまい、「かっこいい！」という投稿ばかりが並ぶそうだ。