Netflixの話題のドラマ『全裸監督 シーズン2』で総監督を務めた映画監督の武正晴が、6月28日(月)のニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」に出演。驚愕の撮影秘話を明かした。
「全裸監督 シーズン2」は、1980年代のバブル時代にAV業界の風雲児となった村西とおるの破天荒な人生を、山田孝之主演でドラマ化したNetflixオリジナルシリーズ「全裸監督」の続編。「空からエロを降らせる」野望のため、衛星事業に乗り出す村西の規格外の転落劇を描く。
この日の放送では、武監督が自ら「撮影秘話ベスト3」を公開。新型コロナ感染症の影響で撮影が一時中断したため、真冬のヘリ撮影を真夏の8月に汗だくになりながら撮影したことや、“組事務所”で飼われるピラニアを中国から輸入したものの、思ったほど凶暴でなかったため、凶暴になるように助監督が必死で飼育したといったエピソードが語られた。
その中でも衝撃的だったのが、村西のエロスにほれ込むサファイヤ映像社長の川田役を務めた玉山鉄二のSM宙づりシーンだったという。
武:これは本当に危険な宙づりでした。「スパイダーマンのように吊れないか?」と言ってしまったのが……。真面目な顔をして「スパイダーマンですか」と写真を見せて「こうやって吊るんですか」と。アクションのチームや釣りのチームがセットで助監督を吊るところから始まって。それで何分持つんだと。
高田:どれぐらい行けるんだと。
武:どれぐらい行けるんだとか、もう限界ですとか。
高田:人体実験だ。
武:どれぐらい早く吊るといいのか。縛らなけりゃいけないんで。吊って縛ったままにすると死んじゃうんで(笑)。SMの女王様にもいろいろ工夫してもらいながら。
高田:プロの手が入っているわけだよな。
武:宙づり指導ですね。縛られた気持ちとかを本当のMの人に取材して。そこまでやる必要があるんですかって(笑)。
高田:すごいねぇ(笑)。
武:それで玉山さんがそういうのを日頃から訓練してきてくれて。
高田:訓練?
武:逆立ちとかしてくれて。逆さまに耐えられるように。そういう訓練もしてきてくれて。
高田:みんなの協力で成り立っているわけだ。
武:それで友近さんのSM嬢が出てきてパーっとやる。何を撮ってるのかわかんなくなっちゃって(笑)。
あまりにも破天荒なシーンの連続で、何を撮影しているのかさえわからなくなったという武監督。そんな苦労の末に完成にこぎつけた作品は、すでに6月24日(木)から全世界独占配信がスタートしている。
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番組情報
高田文夫先生と、キャラクターの濃~いパーソナリティがお送りする「昼休みのお笑いバラエティー」ラジオビバリー昼ズ!