関根勤、萩本欽一に「関根とは仕事したくない」と言われた過去を告白
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8月28日(土)、タレントの関根勤と小堺一機が、ラジオ番組「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」(ニッポン放送・毎週土曜13時〜)に出演。2人が師匠と仰ぐ萩本欽一とのエピソードを明かした。
浅井企画の先輩・後輩で、45年の付き合いになるという小堺と関根。番組では、2人の「コサキン」としての活動や、1986年まで放送された萩本主演のバラエティ番組『欽ちゃんのどこまでやるの!』(テレビ朝日系)に出演したエピソードを振り返った。
かつて「ラビット関根」という芸名で活動していた関根は、『欽どこ』の出演にあたって、萩本の助言で「関根勤」に改名したことを回想。萩本に認められるまで、長い年月がかかったという。
関根:萩本欽一さんは僕の芸風がとても嫌いで、「関根とは仕事したくない」って言ってたんですよ。
天野:初めて会った時に、「もう5年会わない」みたいなことを言われたって(笑)。
関根:それで、社長が「欽ちゃん、関根くんとどうにか一緒に仕事してあげてよ」って言ったら、「俺はお前なんかと仕事したくねぇよ!」って目の前で言われたの。
天野:すごい人ですね、大将って。
関根:俺、そのとき「正直な人だな」と思った。
天野:あははは(笑)。偉いよ! そこで、「なんで欽ちゃんは僕と仕事してくれないんだ!」っていうふうには思わなかったんですね?
関根:俺の芸風が嫌いなんだな〜と思って。
天野:でも芸能界のお笑いのドンにそうやって言われたら、普通はちょっと心が折れるじゃないですか?
関根:まぁ、少しは折れたんだろうけども、でも、「この人、本当に真っ直ぐな人だな」と、そっちのほうにビックリしたの。
天野:直接そういうことを言いにくいだろうに、ガンガンくるから。
関根:そう。すごいなと思ったの。裏表が全然ないんだよね。
天野:その印象なんですね。
関根:で、『欽どこ』に出るにあたっても、とにかく譲歩しろと。“ラビット関根”っていう名前で『欽ちゃんのどこまでやるの!』に出てほしくないって言われて。この番組だけでも名前を変えろって。
天野:“関根勤”でやりなさいと。小堺さんはご存知だったんですか?
小堺:知ってますよ。僕は、そのときに一緒にいたからね。大将に最初に「クラスの人気者なんて俺一番嫌いだから」「そういうので出てくるやつ一番嫌い」って。
天野:関根さんがまさにその感じが残ってたわけですか。
小堺:2人ともそうですから。
天野:小堺さんもそんな感じ?
小堺:そうですよ。僕なんかは、もっとヒドイもん。「一番テレビに来ちゃいけないやつが来た」って(笑)。
当時、萩本から芸風を認められず、「嫌い」とまで言われていたという関根と小堺。しかし、その理由について、のちに萩本から「最初に俺が優しいと、お前ら若いから『大丈夫だ、芸能界』って思っちゃう。だから、ちょっと厳しいこと言った」と明かされたといい、そんな恩師に2人は感謝の意も表していた。
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番組情報
土曜日の午後にお届けする「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」。午後1時から3時までの前半2時間は毎回2組のゲストが、クイズバトルに挑戦! クイズに正解した方のリクエスト曲がかかるミュージックバトルです。そして、午後3時からは、旬なアーティストをお迎えして最新の音楽シーンをお届けしていきます。
<アシスタント>宮島咲良