2月9日（水）深夜、乃木坂46で2期生の新内眞衣がパーソナリティを務めるラジオ番組「乃木坂46のオールナイトニッポン」（ニッポン放送・毎週水曜25時～27時）が放送。乃木坂46から卒業することから、2016年3月から6年間務めた番組パーソナリティを卒業した。

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いつも通りの明るい調子で最近のことを話したり、番組リスナーからのメールを紹介して番組はスタート。ところが20分後、サプライズで番組スタッフからの手紙が届き、思わず新内も涙。手元の台本は“全部ダミー”と判明し、「新内眞衣『オールナイトニッポン』卒業試験」と題して台本無しで番組進行することになった。

サプライズは続き、元・乃木坂46の初代キャプテン・桜井玲香、埼玉県・大野元裕知事、Little Glee Monster・かれん、プロデューサーの秋元康、OL時代の先輩・井田さん、元・乃木坂46の深川麻衣からのメッセージや手紙が届く。

卒業後も仲がいいという桜井玲香からの音声メッセージでは、仲良くなったきっかけ、新内の尊敬しているところなどが語られ、新内も桜井との思い出を振り返った。かれんからの音声メッセージを聞くと、一緒に行ったというカラオケの思い出を回想し、新内は「もう歌番組で会えないんだ、と思ってそれが凄く今一気に寂しくなりました」としみじみ。

秋元康からの手紙は、後任で2月16日放送回からのパーソナリティを担当する、3期生の久保史緒里が読んだ。新内は秋元の丁寧な文面に浸って「本当に最後までちゃんと見てくれていたんだなって、うれしいです」とコメント。深川麻衣の音声メッセージでは、その声を聞いた瞬間に目を潤ませた新内。活動中の思い出や、卒業後も新内の活躍を見守っていたことが語られた。

また、6年間のラジオを振り返る企画「スタッフが選ぶ、新内眞衣の想い出“迷シーン”」もあり、ADの実家から生放送した時のこと、初回の放送、歯の矯正をして滑舌が壊滅的だった時の放送回が流れた。

放送終了まであと20分というところでは、新内が改めて番組リスナーに最後の挨拶をした。

「私がパーソナリティを始めた時は、本当にファンの方も全然少なくて、よく私を大抜擢してくれたなって思います。『1人喋りで』って聞いて、『私には無理だな』って思っていたんですよ。でも、スタッフのみなさんが『どうにか新内を選抜に入れられないか』『こうしたら新内のいいところが出るんじゃないか』『もっと面白い番組になるんじゃないか』って、本当に試行錯誤して、たくさん動いてくれていたんです。

（パーソナリティに就任してから）2年目、3年目ぐらいの時、乃木坂46のスタッフさんから『新内は選抜に入るようになってきたから、このラジオは深夜で遅いし、ここで一旦区切りをつけるのもありだよ？』って言われたんです。でも、私にとってはラジオは、命綱といいますか。唯一の居場所だったので。あの時、『3年目も続けます』って言って良かったです。

この前、事務所に行った時に手紙を読んだんです。私はただの中学生、高校生、大学生だった私がこんなにも人の人生を変えられるぐらい、影響力を持っていたんだなっていう内容が書かれていて。『ラジオを聞くようになって学校に行けるようになりました』『ラジオを聞いて人生が変わりました』って言ってくれる人が本当に多くて。

乃木坂46の中でそんなに存在感を出せなかったけど、私はラジオという分野では存在感を出せたのかな……ってすごく思いました。本当に私、ラジオがなかったらどうなっていたんだろうって思います。確実に9年も（乃木坂46を）やってないですね。2、3年でファーってやめていた気がします。

6年間、ラジオをやめたいって思ったことは一度もなかったし……。ずっと、私の支えはラジオだったなって思うので、ここで一旦区切りをつけるのは凄く寂しいです。６年間、水曜日の夜を話してきたので、これで最後だと思うと凄く悲しいです。でも、次のステージで頑張りたいので、またどこかで私の声が聞こえてきたら、応援してほしいです。６年間本当にありがとうございました。」

最初に届いた番組スタッフからの手紙に書かれていた「いっぱい泣いていっぱい笑って、オールナイトニッポンを卒業しましょう」というメッセージの通り、泣き、笑い、サプライズありの2時間はあっという間に過ぎた。新内は「最終回か……。すごい楽しかったです。本当に、スタッフさんのお陰です。そしてリスナーのみなさんのお陰です。本当に感謝してもしきれないんです。本当にずっとずっと、ありがとうございます」とお礼。

乃木坂46 新内眞衣

最後は明るく「またいつか！」と言って締めくくった。