3月5日（土）、お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしがパーソナリティを務めるラジオ番組「サンドウィッチマン　ザ・ラジオショーサタデー」（ニッポン放送・毎週土曜13時〜15時）に、手品師でタレントのマギー審司がゲスト出演。2人と同じ宮城県出身のマギーが、故郷・気仙沼について語った。

BSフジ「東北魂TV」の会見を行った左からマギー審司、伊達みきお、富澤たけし　撮影日：2011年10月05日　写真提供：産経新聞社

気仙沼市出身で、東日本大震災復興のために東北でマジックショーやチャリティー活動を続けてきたマギー。震災からまもなく11年を迎える地元・気仙沼の様子について、コロナ禍で観光客は減少しているものの、「地元の人たちは元気なんでね」と明るく伝えた。

また、伊達と富澤も、震災以来、毎年3月11日に気仙沼を訪れているとのことで、この活動に感謝を示したマギーだが、複雑な心境ものぞかせた。

伊達：僕らがなんで「気仙沼、気仙沼」って言うかというと、11年前の3月11日にたまたま気仙沼でロケをしていて、地震があって、高台に避難しました。正直、気仙沼はそんなに行ったことがない場所ではありましたけど、たまたまあの日に気仙沼にいたということで、そこから毎年行くようになって、今年も行くわけですけども。

マギー：そうそう。

伊達：で、僕らが「気仙沼、気仙沼！」って言うと、地元が気仙沼のマギーさんがあんまりいい顔しないんですよね。

富澤：最近は、我々も行くと「おかえり」って言われたりとか。

伊達：言われます、言われます。

マギー：３人で一緒に行ったとしても、「サンドおかえり」って言われて、僕は「おかえり」って言われないのよね。

画像を見る（全2枚） リモート出演のマギー審司の映るPCを持つ東島衣里アナウンサー（ニッポン放送）、サンドウィッチマン・富澤たけし、伊達みきお

伊達：あははは（笑）。マギーさん、（リスナーから）メールも来ているみたいです。

東島衣里アナウンサー（アシスタント）：（読み上げて）「マギー審司さんといえば、ご実家が『ハート三浦電気』さんということで有名ですか、地元へはきちんと帰省されておりますでしょうか。定期的に帰らないと、地元である気仙沼出身のマギー審司さんを差し置いて、またサンドウィッチマンさんに“俺の街”扱いされますよ〜」と。

マギー：本当だよ！ おかしいんだよ！（笑） サンドは仕事で行くことも多いし、気仙沼をそうやって盛り上げてくれてるのは本当に感謝してるけど、ただ、“俺の気仙沼”だから。

伊達：あははは（笑）。

富澤：そりゃそうなんですけどね。

マギー：“サンドウィッチマンの気仙沼”ではないのよ。でもなにかとね、気仙沼に帰っても、サンドウィッチマンのポスターをよく見るわ。

富澤：もう僕らがそうしてるのではなく、街の方がやってくれてるからね。

マギー：これはラジオを通して街に訴えたいわ。“俺の気仙沼”だって。

伊達と富澤の気仙沼での活動に感謝しているものの、地元からの2人の凄まじい人気ぶりに「俺の気仙沼だから！」と嘆いたマギー。

その後、気仙沼市のおすすめスポットをリスナーから尋ねられたマギーは、実家の『ハート三浦電気』と、その向かいにある『北かつまぐろ店 田中前店』を紹介。この情報を受けて、「そんな実家の目の前の店を紹介されてもね……」と伊達がツッコミを入れると、「美味しいところなんだから、いいでしょうよ！」とマギーは弁明していた。