3月15日（火）深夜、コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる音楽ユニット・YOASOBIがパーソナリティを務めるラジオ番組「YOASOBIのオールナイトニッポンＸ(クロス)」（ニッポン放送・毎週火曜24時～24時58分）が放送。Creepy Nutsとの初めてのコラボ曲『ばかまじめ』（3月20日配信リリース）制作秘話を語った。

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『ばかまじめ』は、オールナイトニッポン55周年記念公演『あの夜を覚えてる』の主題歌として、Creepy Nuts、Ayase、幾田りら（ikura）が初タッグを組んだスペシャルソング。

以前からラジオ内で、「Creepy Nutsの曲が好き」「Creepy Nutsと仲良くなりたい」と切望していたYOASOBI。Ayaseが「我々もね喫煙所でもじもじしあっていたあの頃と比べると、Creepy Nutsさんとだいぶ打ち解けました」と語ると、ikuraがハイテンションで「レコーディングでやっぱりグッと距離が縮まったよね！ どんなに言葉で、ラジオとかで共演させてもらってもやっぱりちょっと緊張しちゃったけど、音楽で鳴らし合ったあの時、やっぱり言葉じゃなくて、音でグッと距離がぶつかりあった上で、縮まった感じがあった」「音で繋がったんだよ！ やっぱ音楽の力ってすごい！」と回想。

そして、4人でどんな風に曲を作っていったのかも語った。

Ayase：4人が集まって、自分達の魅力を最大限に発揮しつつ、楽しくやるにはどうしようか、ってなった時、僕は個人的に松永さんのトラックがすごく好きなの！ だから、そのトラックに自分のメロディーとか、Ayase流のアレンジを加えてみたくて、松永さんに最初、ベースを作ってほしいなと思って。

ikura：松永さんに基盤となるところを作っていただいたね。

Ayase：元になるアイデアとか、本当に短いものとか、ループものでも何でもいいから『こんなのどう？』っていうのを松永さんに考えてほしいです、って言って。それで送ってもらったものが『ばかまじめ』のベース部分。ギターとベースとドラムと……みたいな感じで。

ikura：うん。

Ayase：やっぱりそれって最初のゼロイチで、僕もいつも自分でやっていることだけど……。他の人がやって、それに自分が乗っけるって、もうその時点で僕の中の引き出しが増えたの！

ikura：そうだよね。

Ayase：こうやって曲を作ることってあんまりないから、『うわっ、面白い！』って思って。

ikura：松永さんもR-指定さんも、「これはCreepy Nutsに今までなかったようなサウンドだ！」って言っていたもんね。

Ayase：かつ、YOASOBIの感じにも無いしね。

ikura：そうそう、新しい。

Ayase：松永さんからは、Aメロ、Bメロ、サビくらいまでのトラックを頂いて、僕はそこからメロディー、構成、あとアレンジを任せてもらって、ブワーっとメロを書き上げて！ 楽しいから本当にサクッと書き上がったんだよね。サササッと書き上がって。

ikura：そうだね。

Ayase：僕が書いたメロは、幾田りらの歌うパートのメロディーと歌詞。あと、「ここはRさんがこういうラップを入れたらかっこいいんじゃないか？」「サビでは2人がこうやれば面白いんじゃないか？」みたいなことを考えて、幾田りらパートに初音ミクの歌が入ったものをCreepy Nutsさんにお返しして。

ikura：うん。

Ayase：「めっちゃいいじゃん！」「あとは任せて！」ということで、Rさんがそこにラップを乗せて、最後にみんなで確認、レコーディング、完成！ っていう流れでした。

Creepy Nutsとの共同制作を「僕の中の引き出しが増えた！」「楽しいから本当にサクッと書き上がった」などと振り返り、とても有意義な時間だったと振り返ったAyase。

なお、同日放送された「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)」でも『ばかまじめ』についてDJ松永とR-指定が触れており、「めちゃくちゃいい曲ができたな！ あれは自分でも何度も聞いちゃっている」「サビでikuraさんとRさんが２人で歌っているんですけど、相性がいいんだよな。どうなるんだろう？ と思っていたけど、めっちゃ２人の声が重なって、超気持ちいい」と語っている。