3月16日(水)、お笑いコンビ・ロケット団の三浦昌朗(みうらまさあき)と倉本剛(くらもとごう)がパーソナリティを務めるラジオ番組「ロケット団の定例ラジオ」(ニッポン放送・毎週水曜20時30分~)が放送。三浦と倉本が、師匠である漫才コンビ『おぼん・こぼん』のこぼんが自分たちにくれたプレゼントについて、エピソードを明かした。
トーク中、最近Netflixで観た作品の話を始めた2人。様々な作品を観たが、2人の憧れでもあるビートたけしの青春を綴った自伝を映画化した『浅草キッド』は観ていないといい、そのことに対して周囲からは「何で観ないんですか?」と驚かれることが多いという。
これについて2人は、ずっと昔から知っていて感動したエピソードを、大人になって今さら憧れの目で観るのは抵抗があると心中を吐露。1994年発売のたけし作詞作曲による楽曲『浅草キッド』のCDを『保存用』と『聴く用』の2枚持っていたとかつての憧れを語る三浦は、以前この楽曲の歌詞とリンクした状況になったことがあると明かし、その中でこぼんとのエピソードも飛び出した。
三浦:俺なんか、たけしさんに憧れて(浅草フランス座演芸場)東洋館行ったんだから。
倉本:はいはいはい。
三浦:でね、(『浅草キッド』の歌詞にあるのと同じ状況で、倉本と)同じ靴を買えなくて。それで、こぼん師匠に買ってもらったんだよね。
倉本:そう、エナメルのね。届けに来てくれたからね、楽屋に。
三浦:揃いの衣装着てるのに、靴だけ買えないって言ってたらね。次の日、こぼん師匠が(三浦と倉本の分の)2足靴持って。楽屋に持ってきてくれたわけよ。
倉本:そうそうそう。上が青のジャケットで、下が白で。
三浦:そう、(お揃いの衣装を)作ったんだよね。そしたら、さり気なくこぼん師匠が、「(2人それぞれ)靴違うんや」って言って。「何センチ?」みたいなこと聞かれて。「(靴だけ)買えないんですよ……」って話をしてたら。
倉本:あれはさり気ない聞き方だったよね。まさか、くれる感じじゃなかったからね。聞き方が。
同じ靴だけが買えないという『浅草キッド』の歌詞と同じ状況になったことに胸が熱くなり、その靴を買ってきてくれたこぼんの気遣いにも感動したという2人。そうした経験をしていることを踏まえて、2人は周囲の「何で観ないんですか?」という声に対し、「(感動的な話なのは)分かってるんだよ!(笑)」と改めて主張していた。
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番組情報
三浦昌朗、倉本剛からなるお笑いコンビ・ロケット団。
漫才協会、落語協会に所属し、寄席などの舞台を中心に活動している彼らが、コンビでは初となる冠レギュラーラジオ番組をスタートします!