講談師の神田伯山が、3月28日のニッポン放送「高田文夫と松本明子のラジオビバリー昼ズ」に出演。過去に弟子入りを志願してきた人物との驚きのエピソードを明かした。
伯山には、昨年から弟子入りしたばかりの神田梅之丞がいるが、「もう1人くらいちょっとほしいなと……」と、さらに新たな弟子を取るつもりだと告白。ところが、これまで弟子入りを志願してきた中には、“変わった人”も多くいたそうで、特に印象に残っている出来事を明かした。
伯山:先生のところにも、いっぱい弟子入りが来ていたと思うんですけど、僕のところに来るのが、変わってる奴が多いんですよ。
高田:お前んところの?
伯山:この前も、和歌山から来た男の子が「弟子に…」って。その時、まだ弟子をとってない時だったんで、「ちょっと断ってるんです」って言ったら、その子が「…ええ〜〜」って言ったんです。先生、そんなことあります?(笑)
高田:ない(笑)。
伯山:「とられて当然」みたいな、「ええ〜〜! とんないんですか!」って(笑)。で、和歌山土産を、うちの講談会の重鎮の神田愛山がパクパク食べてましたよ。「変わった菓子だけどウマいな」って。結局、愛山先生の胃袋にいくっていう。
高田:いいじゃないかよ(笑)。
伯山:この前も、浅草演芸ホールの自販機で、缶コーヒーを2本持っている人がいて。スッと通ろうとしたら、「あ、伯山さんですか?」って。「はい、そうです」って言ったら、「これ、よろしかったら缶コーヒーを」って。
松本:あははは(笑)。
伯山:正直いらねぇなと思ったんですけど、「はぁ」ってもらったら、その直後に「弟子にしてください」って(笑)。缶コーヒーからの、ですよ! それで「はい」ってならないよ、先生!
高田:缶コーヒー1つで。ならないよ、普通(笑)。
思わぬ流れから弟子入りを志願してきた人々に、「恐ろしいなと思って!」と驚きの声を上げていた伯山。
そんな伯山だが、岩手から訪ねてきた高校3年生を、ゆくゆくは弟子にする予定だという。「君はまだ経験が浅いから、東京に来て一人暮らしして、いろいろなものを見て、それでもまだ私がよかったら……」と伝え、その日を心待ちにしていると語った。
番組情報
高田文夫先生と、キャラクターの濃~いパーソナリティがお送りする「昼休みのお笑いバラエティー」ラジオビバリー昼ズ!