ニッポン放送とストーリーレーベル「ノーミーツ」が共同で制作する舞台作品『背信者』のメインキャストが発表された。さらに、メインビジュアル、公演日程、券売スケジュール等の詳細情報も解禁された。
舞台『背信者』2023年3月3日~3月8日 本多劇場
会えない時代に生まれ、「オンライン演劇」をはじめ、様々な方法で演劇やエンターテインメントの新しい物語と新しい届け方に挑戦してきた「ノーミーツ」が手掛ける初のリアルでの舞台作品。作・演出は第65回岸田國士戯曲賞ノミネートの小御門優一郎(ノーミーツ)、プロデューサーは石井玄(ニッポン放送)が務める。2人は2022年3月にニッポン放送で上演した生配信舞台演劇ドラマ『あの夜を覚えてる』に続くタッグとなる。
『背信者』は、300年後の雑誌編集部『CAESAR』を舞台にした「真実と虚構」をテーマにした物語。何が真実か、何が虚構なのか曖昧になった世界で、真実を追い求める主人公を伊藤健太郎が演じる。本多劇場での【劇場の視点】と、配信での【配信の視点】、両方の視点で楽しめる作品となっている。
『背信者』メインキャスト解禁! 主演は伊藤健太郎
本作『背信者』の主演は、数多くのドラマ・映画・舞台に出演し、オールナイトニッポン50周年記念企画『続・時をかける少女』にも出演した伊藤健太郎、さらにモデル・女優・監督など多方面で活躍する田中真琴、『あの夜を覚えてる』での演技が話題となった相田周二(三四郎)、レ・ミゼラブル、ミス・サイゴンなどにも出演する青山郁代、暴太郎戦隊ドンブラザーズでの演技が話題を呼ぶ新田桃子、電線愛好家・文筆家としても活躍する石山蓮華、演劇集団キャラメルボックス所属の鍛治本大樹、『シン・ウルトラマン』・『あなたの番です』など多くの作品に出演する和田聰宏、さらにサブキャストとしてオツハタ、上谷圭吾も出演するなど豪華なキャスト陣で上演される。
【配役】
伊藤健太郎:クスノキ・・・編集者
田中真琴:キリエ・・・パパラッチ
相田周二(三四郎):オオシコウチ・・・編集者
青山郁代:アオタ・・・副編集長
新田桃子:ミハラ・・・編集者
石山蓮華:ババゾノ・・・デザイナー
鍛治本大樹:スナカメ・・・カメラマン
和田聰宏:イザクラ・・・編集長
上谷圭吾:カンダ・・・営業
オツハタ:セキ・・・校正
あらすじ
これは虚構か、それとも真実か。
全ての真実は失われてしまった。
人類が積み上げてきた記録を一夜にして奪った
未曾有の電子災害「ビッグクラック」によって。
本作で描くのはそんな時代の「メディア」の物語。
事実の欠片を煌びやかに飾る、雑誌『CAESAR』の編集部。
CAESARが伝えるのは、
過去に埋もれた真実か、はたまた作り話か。
“たしかなもの”が失われた世界で、
人は何を信じて生きるのか。
ノーミーツとニッポン放送のタッグが
本多劇場を舞台に贈る演劇作品。
劇場の視点。配信の視点。
目撃するのは、虚構か、真実か。
公演概要
公演日程:
3月3日(金)19:00(開場18:30)
3月4日(土)13:00(開場12:30)★ / 18:00(開場17:30) ★
3月5日(日)13:00(開場12:30)★ / 18:00(開場17:30) ★
3月6日(月)19:00(開場18:30)
3月7日(火)19:00(開場18:30)
3月8日(水)18:00(開場17:30)
★=アフタートークあり(劇場・配信いずれも)
会場:本多劇場
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目10−15
キャスト:伊藤健太郎・田中真琴・相田周二(三四郎)
青山郁代・新田桃子・石山蓮華・鍛治本大樹・和田聰宏
サブキャスト:上谷圭吾・オツハタ
脚本・演出:小御門優一郎
総合プロデューサー:石井玄
企画・製作:ニッポン放送・ノーミーツ
公式Twitter:https://twitter.com/nomeets_
公式サイト:https://event.1242.com/events/haishinsha/
チケット&スケジュール
【チケット種別】
・両視点チケット:9,500円(全席指定・税込)
・劇場視点チケット7,200円(全席指定・税込)
・配信視点チケット(詳細追って発表)
チケット購入ページ:https://w.pia.jp/t/haishinsha/ (12月5日ごろ開設予定)
※本作は情報の切り取り方やモノの見方といった「視点、まなざし」をテーマにした物語です。 そのため劇場/配信両方の「視点」をお楽しみいただける【両視点チケット】をセット価格にてご用意しています。もちろん劇場で観劇する【劇場視点チケット】、配信で観劇する【配信視点チケット】それぞれでもお楽しみいただけます。
※アーカイブ期間:各公演配信終了後~2023年4月2日(日) 23:59
【チケット販売スケジュール】
■FC先行:11月25日(金)12:00~12月4日(日)23:59
・伊藤健太郎オフィシャルFC「GOLONDRINAS」
・青山郁代ファンクラブコミニティ「Ikuyo_plus」
・三四郎のオールナイトニッポン公式FC 「バチボコプレミアムリスナー」
■最速先行:12月9日(金)10:00~12月18(日) 23:59
お問い合わせ
・チケットに関するお問い合わせ
チケットぴあヘルプページ
https://t.pia.jp/help/index.jsp
※ご返信に数日いただく場合がございます。ご了承ください。
・その他、公演に対するお問い合わせ
info@za.theater
※ご返信に数日いただく場合がございます。ご了承ください。
スタッフコメント
小御門優一郎(脚本・演出)
演劇を映像で配信するようになって、
「フレームによって切り取られる物語」というもの強く意識するようになりました。
カメラの画角から外れたすべての領域が舞台袖であり、奈落で、楽屋でもある。
つまり物語に登場しないバックヤード。
カメラの画角内という可視領域、「舞台」に適切に人物と物を登場させることで、
そこに物語があると観ている人たちに信じてもらうという行為が、配信演劇という訳です。
物語そのものも、事象を切り取るフレームと言えます。
一連の出来事のうち、見せたい事象を適切に切り抜き、編集することで
作り手が意図した流れ、波を恣意的に受け取り手に体感させるのが物語です。
ここ3年ほど、いろんなことがありました。
私の関わる物語が、「演劇」から「配信演劇」に切り替わったこと。
パンデミックによって、世界の見え方が変わったこと。
「配信演劇」をやっている時、「演劇」に対してどことない後ろめたさを感じていたこと。
フレーム内に意図しないものが写り込むと物語の受け取られ方は微妙に変容するが、
それはそれで面白いこと。
私はずっと、面白い物語が作りたいということ。
それらいくつかの要素が結びついた瞬間に生まれたのが、
今作『背信者』の物語でございます。
幸いなことに本多劇場という素晴らしい劇場で上演させていただく機会に恵まれました。
劇場の客席で、または配信映像が映し出されたディスプレイの前で、
どちらの視点からでも構いません。
皆様にお目見得できますこと、楽しみにしております。
石井玄(総合プロデューサー)
本格的な舞台演劇のプロデュースは初めてのことですが、ノーミーツと一緒なら、
面白いことが出来そうだとこの企画に参加させていただきました。
演劇を、一年に数本しか見ない人間が舞台演劇のプロデュースをするとどうなるのか、
という興味も自分自身にあります。
演劇に詳しくない私がスタッフにいるからこそ、演劇を観たことがない方にも演劇を体験していただけるような作品にしていきたいと考えています。
脚本・演出が演劇大好き、演劇をやりたくてしょうがない小御門くんなので、
私は違う視点から作品を俯瞰で見ながら、色んなアイデアをだしていきたいです。
今回、配信という別の視点をもった作品になるからこそ、
私の役割もある程度意味のあるものになると考えております。
コロナ禍になり、演劇を配信するようになってからいくつかの作品を見ましたが、
配信で見ることによって劇場で感じられる演劇の魅力を半減させているのでは?
と思うこともありました。
ただ単純にカメラで撮影して配信をしても、演劇においては十分ではないと感じました。
そこで今回「劇場で観ても面白い」「配信で視ても面白い」「両方を見るとさらに面白い」ものを創ろうと皆でアイデアを出しあっています。
うまく行くかは、まだ分からないですが、どこに真実があるのか、どこに虚構があるのか、観客の視点で変化するような仕掛けを思案しています。
是非、劇場で、配信で、体験していただきたいです。
キャストプロフィール
伊藤健太郎
1997年6月30日生まれ、東京都出身。モデル活動を経て、2014年にドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で俳優デビュー。以降『アシガール』(17)、『今日から俺は‼』(18)、NHK連続テレビ小説『スカーレット』(19~20)など、多くの話題作に出演。『デメキン』(17/監督山口義髙)で映画初主演。『コーヒーが冷めないうちに』(18/監督塚原あゆ子)では第42回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞(俳優部門)を受賞。以後『十二単衣を着た悪魔』(20/監督黒木瞳)、『冬薔薇』(22/監督阪本順治)など多数出演。2018年、初舞台となるニッポン放送オールナイトニッポン50周年記念企画『続・時をかける少女』に出演、『春のめざめ』(19/構成&演出白井晃)で舞台初主演、昨年10月に上演された『SOULFUL SOUL』(脚本/演出福島三郎)でも主演を務めた。
田中真琴
1995年1月30日生まれ。女優。京都府出身。
TBS「きみが心に棲みついた」(18)テレビ朝日「時効警察はじめました」(19)MBS「左利きのエレン」(19) TBS「インビジブル」(22)関西テレビ「魔法のリノベ」(22)などに出演。
舞台にはKERA CROSS第二弾「グッドバイ」(20) 東京芸術劇場にて劇団時間制作「12人の淋しい親たち」に出演。
相田周二(三四郎)
お笑いコンビ・三四郎のボケ担当。1983年5月2日生まれ、東京都出身。中学・高校の同級生である小宮浩信と2005年にコンビを結成して以来、主に漫才を中心に活動。現在はテレビやラジオに留まらず、ナレーションやドラマなど様々なメディアで活躍中。コンビでのレギュラー番組に、日本テレビ『有吉の壁』、広島テレビ『三四郎のDearボス』、TOKYO MX『22/7計算中』、ニッポン放送『三四郎のオールナイトニッポン0』など。2022年3月に行われたニッポン放送×ノーミーツ企画、オールナイトニッポン55周年記念公演『あの夜を覚えてる』では、プロデューサー野々宮役を演じた。
青山郁代
大阪府出身。2011年『ゾロ ザ・ミュージカル』でデビュー。東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』全国オーディションでコゼット役を射止めた以降、『オリバー!』(ローズセラー役)、『ナイツ・テイル-騎士物語-』(三人の王妃役)、『パジャマゲーム』(ブレンダ役)、劇団ノーミーツ『むこうのくに』(綾小路議員役)など、洗練された歌声とダンス力、キャラクターの幅広さで、舞台を中心に活躍。その他の主な出演作に、舞台:『メリー・ポピンズ』、『キューティ・ブロンド』、TV:「関ジャニの仕分け∞」カラオケ対決、ドラマ:「相棒」(共にEX)、 「G線上のあなたと私」 (TBS)など。2022年、東宝ミュージカル『ミス・サイゴン』(7月~11月/帝国劇場ほか全国ツアー)ではジジ役を演じた。
新田桃子
1996年6月7日生まれ。テレビ朝日系にて毎週日曜放送中の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に雉野みほ/夏美役で出演中。テレビ朝日系で放送中の『あざとくて何が悪いの?』内で放送される「あざと連ドラ第6弾」に今村エリカ役で出演中。浪漫革命『あんなつぁ』MV、Instagram広告など。趣味は落語・洋館・現代アート。特技は水泳・韓国語・英語。好きな食べ物は数の子。
石山蓮華
俳優・電線愛好家・文筆家。電線アンバサダーとして日本電線工業会スペシャルコンテンツ監修などを務める。俳優としての主な出演作に、映画『思い出のマーニー』、舞台『BIRTHDAY』(本多劇場グループnext)、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)、花王「メイク持続シートシリーズ」CMなど。文筆家として「電気新聞」「月刊電設資材」「ウェブ平凡」などに連載・寄稿。読書とジェンダーと犬をテーマにした書評エッセイ集『犬もどき読書日記』(晶文社)好評発売中、22年12月には自身二冊目の著書である本邦初の電線偏愛エッセイ『電線の恋人』(平凡社)が刊行される。
鍛治本大樹
1983年12月9日生まれ。宮崎県出身。中央大学法学部法律学科卒。キャラメルボックス俳優教室を経て、2007年にキャラメルボックス入団。劇団での出演作は、『アルジャーノンに花束を』『時をかける少女』『嵐になるまで待って』『太陽の棘』(主演)『リトル・ドラマー・ボーイ』(主演)他多数。 外部出演も多く、ほさかよう(空想組曲)、瀬戸山美咲(ミナモザ)、中屋敷法仁(柿喰う客)、須貝英(Mox'tra)、井上裕朗(PLAY/GROUND Creation)などの演出家との作品や、海外戯曲『背信』、2.5次元舞台『黒子のバスケ』等にも出演。また、アニメ『遊戯王VRAINS』のスペクターや『BORUTO』の呉越ドウシュ、スピルバーグ監督『ウエスト・サイド・ストーリー』チノの外画吹替を担当するなど俳優から声優まで幅広く活躍している。
和田聰宏
1977年生まれ。福島県出身。2000年に『BULLET BALLET』(塚本晋也監督)のオーディションに合格して俳優活動を開始する。劇団EG.WORLDに所属し舞台活動を経た後、2004年の連続ドラマ『東京湾景』の主役に抜擢されて注目を集め、以降の活躍は、映画、テレビ、舞台、ナレーション、CMなど広範囲に渡る。主な映画出演作は『ホテルハイビスカス』・『県庁の星』・『純喫茶磯辺』・『のぼうの城』・『超高速参勤交代』・『恋愛奇譚集』・『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』・『明日の食卓』・『シン・ウルトラマン』他多数。ドラマ出演作に『下町ロケット』・『視覚探偵 日暮旅人』・『あなたの番です』・『逃亡医F』・『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』などがある。
サブキャスト
上谷圭吾
1994年生まれ。福島県出身。ノーミーツメンバー。主な出演に、テレビドラマ 『純愛ディソナンス』、CM サイボウズ「キントーン」、日本ハム「シャウエッセン」、ナレーション サントリー「伊右衛門」など。
オツハタ
1993年生まれ。俳優。ノーミーツ作品に1作目から出演。主な出演作品:天才てれびくんhello,『モテたいゲンタ、ものがたり』/エッグフォワード CM/にこスマ TVCMナレーション/スーツカンパニーCM『0kcal SHIRT』/サントリー『黒烏龍茶』/バラエティ番組『フェイスマ』など。