11月24日(木)、お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志と山根良顕がパーソナリティを務めるポッドキャスト番組「オールナイトニッポンPodcast アンガールズのジャンピン」(ニッポン放送PODCASTSTATIONほか・毎週木曜日配信)が配信。先日、山根が初出演を果たしたミュージカル『The Fantasticks』の舞台裏を明かした。
岡宮来夢主演のミュージカル『The Fantasticks』は、10月23日から11月14日まで東京・シアタークリエで上演。『シラノ・ド・ベルジュラック』などで知られる仏劇作家エドモン・ロスタンの韻文劇『レ・ロマネスク』をもとにした同作で、山根は旅芸人のモーティマー役を演じた。
14日の千穐楽では、共演者のトレンディエンジェル・斎藤司が体調不良により、俳優の丹宗立峰が代役を務めたが、無事に全公演が終了したことを報告。山根いわく、公演中は文化祭のような一体感に包まれていたそうで、体調が優れない斎藤を出演者全員で励ましていたという。
山根:こんなに2、3ヶ月ずっと一緒に稽古して本番やってみたいな人らがいなかったから、すごくピュアな気持ちになってるというか、純粋に浄化された。「みんなで頑張っていこうね!」みたいな。
田中:あ〜。1つのことを成し遂げるみたいなね。
山根:そうそうそう。そういうのってあんまりさ、すかして生きてきたから、やってきてなかったのよ!
田中:そのへんが、山根の歪みを生んでたんだね。
山根:そうそうそう。で、今回のミュージカルは最初のほうからちゃんと参加して、「すごいチームだな。ファミリーだな。家族だな」みたいな感じ。毎日のように会ったし、ピュアな感じで、すれたところがすごく削ぎ落とされたなと思って。
田中:あはは(笑)。
山根:で、斎藤くんの連絡先がわからないってなって、インスタでDMを飛ばして「体調大丈夫? みんなで頑張るね」みたいなのを送って。で、「LINEグループを作ったら、斎藤くんにみんなからメッセージが送れるなぁ」とか、俺が1人で熱くなっちゃってさ。
田中:うんうん。
山根:みんなの連絡先とか聞いて、座長に伝えて。LINEグループを作って。
田中:すごいじゃん! ええ?
山根:芸人ってさ、もうちょっとひねくれてたり、俯瞰から見たりしないといけない感じだなと思ってんだけど、ものすごい真ん中にいて熱く動いてんのよ、俺が。
田中:あ〜、自分でもビックリするくらい?
山根:ビックリしてさ。俺、芸人としてちょっとヤバいなと思う面もあるわけよ。
田中:でも、こういうことを素直にやるのも人間じゃんっていう。
山根:「これ、熱くなっていいかな?」「チームだ!」みたいな。千穐楽のカーテンコールとかでも、真面目なことしか言わない感じ。お客さんも温かいし。
田中:俺も客層を見たら、最後は真面目に言った方がいいんじゃないかくらいだった。
山根:でも、なんか笑いをとってくすぐりみたいなのも入れないとって思ってたんだけど、口から出たことが素直で綺麗な言葉しか出てこないのよ。
田中:そんなに綺麗なこと言ったの(笑)。
山根:「ここに来てくれる人がいたから、チームとしてすごくやって来れました」みたいな。
斎藤の体調を心配して出演者のLINEグループを作るなど、率先して動いていたという山根。自分でも驚くほどの行動力に、「芸人の心なくなったかな…」と不安を口にした山根は、田中からも「ヤバいじゃん!」とツッコミを受けていた。
番組情報
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