「あれは本当にいい企画」 オールナイトニッポン創世記、熱狂を生んだ“企画力”を高嶋ひでたけが語る

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「あれは本当にいい企画」 オールナイトニッポン創世記、熱狂を生んだ“企画力”を高嶋ひでたけが語る

VIVAくりげ ゴールイン  天井邦夫・今仁哲夫

2月12日(日)、高嶋ひでたけがパーソナリティを務める『高嶋ひでたけのオールナイトニッポン 月イチ』(ニッポン放送 月1回 日曜深夜27時~)が放送。深夜放送「オールナイトニッポン」のパーソナリティを1969年から約2年半にわたり担当した高嶋が「オールナイトニッポンには企画力があった」と、55年続くその魅力を改めて語った。

「あれは本当にいい企画」 オールナイトニッポン創世記、熱狂を生んだ“企画力”を高嶋ひでたけが語る

会報誌「VIVA YOUNG」(1969年4月発行)より

現在、81歳の高嶋はオールナイトニッポンについて「年齢的にいって一番詳しいのは初期の頃」と断ったうえで、「(あの当時は)局のアナウンサーやディレクターが担当していた。お金がかからないからね。朝の5時まで毎日4時間、真っ青になりながら喋っていたよ」と当時を振り返る。「その後も、みんながオールナイトニッポンを磨いて、磨いて。本当にオールナイトニッポンは価値のある、磨き抜かれたラジオの財産になった」と感慨深げに語った。

「あれは本当にいい企画」 オールナイトニッポン創世記、熱狂を生んだ“企画力”を高嶋ひでたけが語る

VIVAくりげ ゴールイン 今仁哲夫・天井邦夫

なかでも、高嶋にとって、印象深いのは当時のオールナイトニッポンの企画力だという。「60年代のオールナイトニッポンの企画力はすごくて。VIVA YOUNG、“若者万歳”と付けたのもオールナイトニッポン」と指摘した上で、全国の若者のオールナイトニッポンのリスナーを熱狂に巻き込んだある企画に話が及んだ。その企画とは、当時、売れ始めた自動車に乗って、日本全国を縦断、リスナーと交流するという画期的な企画「ビバ栗毛」。オールナイトニッポンの初代パーソナリティ 「哲っちゃん」の愛称で親しまれた今仁哲夫と大学時代には自動車部キャプテンを務めた天井邦夫の2人が全国のリスナーと握手をするという深夜放送ならではの企画。全国各地の訪問先は若者リスナーであふれ、3か月で約65万人のリスナーと握手したという。高嶋はこの企画に触れ、「あれは好企画でしたね~。本当にいい企画でした」と語り、当時のオールナイトニッポンの企画力を絶賛していた。

レジェンドから現役パーソナリティまでのパーソナリティが続々登場する特別番組、オールナイトニッポン55周年記念『オールナイトニッポン55時間スペシャル』は2月17日(金)18時から放送。

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