辛坊治郎が4月4日（火）、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。日々のニュースを扱うなかで「知らず知らずのうちに世論誘導の片棒を担がされているんじゃないのか」と思うことがあると本音をこぼした。

辛坊治郎

『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』月～木曜日　15時30分～17時30分　生放送

辛坊は大手電力が申請していた電気料金の値上げ幅が、圧縮されることになったニュースを取り上げた。その際、辛坊は「うがった見方があって」と前置きしたうえで、「電力料金がものすごく上がるうえに、2月ぐらいに電力需給がひっ迫するから、停電になるかもしれませんみたいなのを、昨年末さんざん脅かしたじゃないですか。結果、きれいに乗り切った」と言及。「今になってまた、夏の電力需給がひっ迫……どうもこれはですね、うがった見方をすると原発政策変更に向けての世論づくりだったんじゃないのかっていう感じが、私は相当色濃くしている。かなり意図的に行われたんではないのかという感触を持っています」と私見を述べた。ただ、結果的にその“脅し”が効いたのか節電する家庭が増え、電力消費量が減少。辛坊は「電力消費を抑えるもっともいい方法が、実は値上げだったという非常に皮肉な話」になったと語った。

ほかにも、先月21日（現地時間）、岸田文雄首相がウクライナを訪問した際に「しゃもじ」を贈ったというニュースを挙げ、「これも伏線っぽいにおいがする」と指摘。「世界中が、ウクライナが欲しいと思っているのは武器なのに、日本はしゃもじかよ！という話になる」と語り、「まったくそういうもの（武器）を輸出できない、提供できない国でいいのかという、ひとつ世論づくりに、しゃもじって位置付けられたんじゃないか」と推測。

「もしかすると我々は、知らず知らずのうちに世論誘導の片棒を担がされているんじゃないのか？という、あとから振り返って感じることが結構ある」と力を込めて語った。