辛坊治郎が6月1日（木）、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。北朝鮮が先月31日、打ち上げに失敗した「軍事偵察衛星」について、同国が打ち上げ通報期間として設定している今月11日までの間に、2回目以降の発射があるかについて「可能性もゼロではない」と言及した。

2023年5月31日、平安北道鉄山郡の西海衛星発射場で新型衛星運搬ロケット「チョンリマ（千里馬）1」型に搭載して打ち上げられた軍事偵察衛星「マンリギョン（万里鏡＝望遠鏡）1」号　朝鮮通信＝時事　写真提供：時事通信

『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』月～木曜日　15時30分～17時30分　生放送

北朝鮮の国営メディア「朝鮮中央通信」は先月31日、打ち上げた軍事偵察衛星「万里鏡1号」が推進力を失って海上に落下したとして、発射の失敗を認めた。同国は、原因解明を急ぎ「できるだけ早いうちに再度、打ち上げに踏み切る」と発表している。

先月29日には、軍事偵察衛星の打ち上げ期間を先月31日から今月11日までと公表しており、この期間内に再び発射されることがあるのかが注目されている。

これについて辛坊は「常識的にはないんだけど、ちょっと危惧していることがあって。一部に情報で、どうも複数のミサイルを準備していて、1発目成功したら、軍事衛星は1基じゃあまり効果がないので何基も打ち上げる…1基打ち上げたら、続けて数基打ち上げようとしていたという情報がある。そうすると、今回打ち上げになぜ失敗したのかという原因追及ができた瞬間に『準備はできているんで次、打ち上げる』という可能性もゼロではない。可能性は極めて低いけれども」と言及した。