3月16日(土)深夜、お笑いコンビ・モグライダーの芝大輔とともしげがメインMCを務めるラジオ番組『オールナイトニッポン0(ZERO)～17LIVE SP～』が放送。ライブ配信アプリ『17LIVE（イチナナ）』で活動するライバー（配信者）の「月ひとみ 占い師」「谷口彩菜_ayana」「大五郎 violin」の3名が出演し、それぞれの特色を活かしたトークを繰り広げた。
17LIVEでは『オールナイトニッポン0(ZERO)』にゲスト出演できるライバーを決定するオーディションイベント『国民的ラジオ番組！オールナイトニッポン 0(ZERO)メインゲスト出演オーディション』を1月より開催。今回、総勢150名以上から選ばれたライバー3名が出演を果たし、17LIVEでスタジオの様子がライブ配信される中、自身のプロフィールや特技などを披露した。
冒頭のトークでは、14日に『オールナイトニッポン』ブランドの2024年度パーソナリティが発表されたことを受け、ともしげが、自身が抜擢されなかった理由について言及。芝が「何で（オファーが）来ないかを自覚してくださいよ……」とトーク技術の拙さなどを指摘すると、ともしげは、ほかの番組に出演した際のことを振り返り、「話が入ってこないって言われることは多いですね」と苦笑い。「じゃあダメじゃん……」とツッコミを入れる芝だったが、ともしげは、「いや、でもいつかはやれるように頑張りましょうよ！」と意欲を見せていた。
ともしげに対してはリスナーからも、『オールナイトニッポンX(クロス)』を「オールナイトニッポンエックス」と言い間違えていたことを指摘する内容など、発言に対する厳しいツッコミが。細かい指摘が続きタジタジになる中、早速1人目のゲストとして、準々グランプリに輝いた「大五郎 violin」こと大久保初音が登場した。
モグライダーの芝大輔・ともしげと、準々グランプリの「大五郎 violin」こと大久保初音
大久保はライバーとして配信する際、本名の“大久保初音”ではなく、「大五郎 violin」の名前でおこなっている。本人のイメージとはかけ離れたその名前について大久保は、「身バレしたくなくて……。本名に近くて、身バレしなさそうな名前がコレだった」と名付けの経緯を説明。どうにか話を飲み込もうとする2人だったが、芝は「大久保と大五郎……遠いけどなぁ（笑）」と思わず本音を漏らしツッコミを入れていた。
また、バイオリン歴20年だという大久保は、17LIVEでのライブ配信を活かす形で、スタジオで生演奏を披露。本業ではバイオリンの先生もしているという大久保の演奏技術に、芝もともしげも感動し、大きな拍手を送っていた。
さらにその後のトークでは、大久保のラジオ好きな一面が明かされる場面も。過去にアルコ&ピースの出待ちをしたことがあると話して2人を驚かせ、最後は、『アルコ&ピースのオールナイトニッポン』の最終回で流れていた曲として、音楽ユニット・キマグレンの『LIFE』をリクエストした。
準グランプリの谷口彩菜
続いて登場したのは、オーディションで準グランプリに輝いた谷口彩菜。タレントとして10年以上活動しているという谷口は、Instagramを研究して3ヶ月でフォロワー数10万人を達成したと明かし2人を驚かせた。
本業ではモデル業が多くファッションショーなどに出ているという谷口だが、憧れの人物は北川景子だと語り、「演技がやりたいのに演技の仕事がこない」と嘆く場面も。また、「バラエティも頑張りたい」と話し、激辛料理が得意であることをアピールした。
また、谷口は、ラジオパーソナリティとアシスタントの関係のように芸人とタッグを組んで一緒にやっていきたいという願望も明かし、『M-1グランプリ』で気になった芸人などを告白。締めに、自身があと1歩頑張りたいときに流す曲として、音楽ユニット・ワルキューレの『ワルキューレはあきらめない』をリクエストした。
グランプリの月ひとみ
3人目は、今回見事グランプリに輝いた、神奈川・横浜元町中華街の『占い館大吉』で勤務する占い師の月ひとみが登場。同じ占い師である星ひとみを意識した名前にも感じられるが、月は「めっちゃ言われるんですけど、本当に偶然なんです」と明かし、既に月ひとみの名前で活動していることから、「ここまで来たら、変えるに変えられなくて……（笑）」事情を説明した。
占い師として手相やタロットなどを見ているという月は、芝やともしげの仕事運をスタジオで診断。ともしげは手相が良く、徳川家康と同じ成功者の手相であるという驚きの結果が。タロット占いでは体調不良を暗示するようなカードが出たものの、「高めの目標を作ると成功する」といった結果が出た。一方の芝は、俳優やモデルなど芸人以外の仕事に手を出すのもアリとのことで、女性をターゲットにすると良い結果が出ると告げられていた。
手相がいいとの結果に喜ぶともしげだが、月から「でも、やっぱり努力しないと人間ってダメなので……（笑）」とリアルな意見が飛び出し、これにはともしげも思わず苦笑。最後は、「イベント最終日にかけると必ず勝てるというジンクスがある」と語る自身にとって最大の“開運曲”として、ロックバンド・CASCADEの『メモリーズ』をリクエストした。
最後には全員登場で企画やトークを展開
その後は全員が登場し、企画『モグライダー改造計画2024』を展開。今年のモグライダーがどのように活動していくべきか、ライバーである3人からアイデアを募った。
大久保は、2人の名前について「“芝”なのか“しげ”なのか分からなくなる」と混乱しやすい点に触れ、「会話の語尾に“芝”や“しげ”をつけて話すといいと思う」と突飛なアイデアを。谷口は、芝はおしゃれなイメージであると語り、「服装をジーンズにすることで、ベストジーニスト賞を狙うといい」とアドバイスを。ともしげに対しては、体重100kgを超えてインパクトを強め、服装を“モグライダー”のコンビ名にかけて赤のライダースにするといいのではないかと話した。
月は、ともしげに対し、「もっと“芝大好きアピール”をするといいのでは？」とアドバイス。最後に3つの意見を総合して試してみたところ、キャイ～ンのウド鈴木や安田大サーカスのクロちゃんなど、ほかの芸人を連想させるキャラクターが生み出される事態となり、その場は混沌となった。
一部地域の放送局のみで放送されたエンディングトークでは、月の占いで、出演者の中で一番ラジオパーソナリティとして成功する人物を占ったところ、ともしげであるとの結果が。また、谷口の仕事運を占う場面もあり、自身の趣味であるお菓子作りをアピールするといいとアドバイスが送られた。さらに大久保は、リスナーからのリクエストに答えて『情熱大陸』のテーマ曲をバイオリンで披露し、スタジオ内が再び大きな拍手に包まれた。
放送終了後は、17LIVEのみのアフタートークも展開。3人がそれぞれ楽しい放送になったと感想を語り、モグライダーの2人も、「今までなかなか知る機会がなかった『17LIVE』ですが、今回こういう機会をいただけて、本当に貴重な体験をありがとうございました」と感謝。最後は全員が笑顔で、カメラに向かって手を振りつつ締めくくった。
