大月みやこ、中山秀征、石川みゆき

ニッポン放送のイマジンスタジオから演歌・歌謡曲・J-POPのライブショーをお届けする『中山秀征の有楽町で逢いまSHOW♪』（毎週日曜朝5時30分〜／司会：中山秀征・アシスタント石川みゆき）、12月8日放送分の収録が行われました。

石川みゆき、美里里美、大月みやこ、津吹みゆ、中山秀征

今回のゲストは、大月みやこさん、津吹みゆさん、美里里美さんです。

津吹みゆ

福島県矢吹町出身の津吹みゆさんは、2015年、『会津・山の神』でデビュー。キャッチフレーズは「どんと響く！直球ボイス！」です。

オープニングに昭和の名曲から『君の名は』を澄んだ歌声で披露しました。

「この歌は、私の祖父母が好きな曲で、特に父方の祖父とは、この歌を一緒に歌った思い出が残っています。今年の夏、その祖父が亡くなり、とても悲しい日々を過ごしました。その思い出を込めて選曲しました」

11月27日に発売された新曲『なみだ紅』は、穏やかなメロディの中に葛藤する恋心が繊細に描かれた一曲です。

「作曲は師匠の四方章人先生、作詞は同郷の麻こよみ先生が手掛けてくださいました。特にサビではリズムが印象的で、揺れ動く女心の葛藤がより鮮明に表現されています。ぜひ、皆さんもその切なさや情感を感じながら楽しんでいただけたら嬉しいです」

津吹みゆ、中山秀征

大衆演劇にどっぷりハマっている津吹みゆさん！

「全国各地で公演されている『橘劇団』さんを7年前から応援しています。ご家族を中心に10数名の座員で構成されていて、春から夏にかけての東京公演は、私にとって嬉しい推し活シーズンです」

小さい頃から時代劇が大好きだった津吹みゆさんにとって、生で観られる大衆演劇の舞台は最高だそうです。

「舞台では座員の皆さんの阿吽の呼吸でアドリブが飛び交い、座長さんの舞台への熱意と本気度がひしひしと伝わってきます。3時間半に及ぶ公演を観た後は、心がほぐれて、明日への活力をたっぷりいただけるんです。冬は宝塚、夏は大衆演劇と、季節ごとの推し活を楽しんでいます！」

美里里美

昭和の名曲『イヨマンテの夜』を歌った美里里美さん。

「師匠の清水アキラさんから『歌えるものなら、こういう曲も歌ってみたら』と勧められた曲です。勢いのある曲を探していたので、この歌の舞台や歴史なども調べて、何度も練習を重ねました。今では様々な場所で歌わせていただいております」

最新曲『女ひとりの日本海』は、2022年に発売されたサードシングルです。

「今年の1月1日に能登半島地震が発生し、この曲の歌詞にも被害に遭われた地名が登場することから、特別なご縁を感じています。この曲を通じて、石川県のことを多くの方に思い出していただき、少しでも応援歌として心の支えになれたら嬉しいです」

美里里美、中山秀征。石川みゆき

美里里美さんは宮城県富谷市出身。小学生の時、民謡『さんさ時雨全国大会ジュニア部』に出場し、優勝。その後、東北地区を中心に数々の大会に入賞。2017年に歌手を目指し上京。清水アキラさんの秘蔵っ子として、2019年『夕月波止場』でメジャーデビューしました。

YouTubeで昭和の歴史や事件を調べているという美里里美さん。

「昭和のことや戦争のことを知ることで、両親や祖父母が生きた時代について学んでいます。私は師匠（清水アキラさん）の運転手をしているのですが、『この辺りの街並みも変わったな』と、師匠からも昭和の話を伺うことがよくあります」

大月みやこ

代表曲の中から、手話を交えて『夢日記』を披露した大月みやこさん。

「この歌は、1996年に新宿コマ劇場で行われた座長公演『夢千夜日記』の挿入歌として、原作者の早坂暁先生に作っていただきました。その頃、母の介護をしていたこともあり、手話を学びました。そして、手話を交えてこの歌を母に披露したところ、母はうんうんとうなずきながら涙を流しました。その光景は今でも私の心に残っています。母は69歳で亡くなりました」

新曲『恋人のように…』は、今までにない軽快なタッチで描かれる男女の不思議な関係を歌っています。

「以前付き合っていた二人が偶然再会するのですが、今までの演歌の世界とは異なり、明るくポップな曲調が特徴です。この曲は、新しい“大月ワールド”になっています」

大月みやこ、中山秀征

神田の古本街に、昭和の懐かしい映画を中心に上映している映画館「神保町シアター」を見つけたという大月みやこさん。

「その映画館で、小説家・山崎豊子さんの生誕百周年記念として、昭和41年の作品『横堀川』を観てきました。主演は倍賞千恵子さんでした。私がデビュー当時、『横堀川』という曲を歌っていたので、映画を見ながらとても懐かしい気持ちになりました」