映画『国宝』衣裳担当・小川久美子が語る「色」に込めた思いとは…

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映画『国宝』衣裳担当・小川久美子が語る「色」に込めた思いとは…

左から中瀬ゆかり、熊谷実帆、垣花正、小川久美子

ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』(毎週月曜~木曜 朝8時~11時)に24日(木)、数々の映画・舞台・テレビドラマの衣裳を手掛ける小川久美子がゲスト出演。大ヒット映画『国宝』や『KILL BILL』、『セーラー服と機関銃』の衣裳に込めた思いを語った。

興行収入200億円突破した『国宝』の衣裳では、小川は、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られた喜久雄のベースカラーを「紫」に設定したという。「ここぞ、という時には紫のシャツを着ている」と語り、垣花アナウンサーから「紫」のこめられた思いを聞かれると「強くも見えるし、あやふやな感じもする。直感で選んでいるが後で考えたらそういう色を選んだ」と答えた。対して、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介のベースカラーを「ブルー」にした理由には、「音楽家から着想を得た。お坊ちゃん的なイメージだ」と振り返った。2人の間で揺れる春江は「自然の中の色でなんとなく大きい心を見せたい。紫も青も邪魔しない」という理由で「緑」を選択。印象的なシーンで着用していたワンピースについても振り返った。その他にも、ベランダで喜久雄が踊る印象的なシーンでは赤色の衣装を着用しているが、「赤はまさに血縁。血で悩む喜久雄の思いを表している」と明かした。

映画『KILL BILL』で主演のユマ・サーマンが着用している黄色の衣裳は、脚本に書かれた「彼女は毒蛇の蛇のようだ」という言葉から着想を得たという。戦いの際、トイレの中でつなぎを脱ぐ姿が「蛇が脱皮したようだ」と書かれており、「蛇の毒といえば、黄色やオレンジ。少し黒が入っていると怖い」と考え、監督に「2つの色を考えているが、どう思う?」と質問。「黄色」と返答があり、あの印象的な衣裳に決まったと語った。

洋画の衣裳を担当するに至った経緯について、タランティーノ監督が日本映画が好きだったことに触れ、小川のほかに様々な国の方、7人前後に声がかかっていたと明かした。選抜するにあたり、脚本が送られイメージを送るよう言われ、画用紙に雑誌を貼って、スクラップブックのようなものを送ったとのこと。タランティーノ監督の印象を聞かれると、「本当に優しいが怒ると怖い。必要なものは台本内に書いてあるため、(台本内の描写を)無視すると激怒するが、それ以外は優しい」と返答した。

また、衣裳デザイナーデビューとなった1981年の薬師丸ひろ子主演の映画『セーラー服と機関銃』について、印象的なセーラー服は「映画だとアップになるため、リボンが下に来ないよう、胸当てがないものを選んだ」と明かした。以前は写真集のスタイリングを高頻度で担当していた小川は、写真集と映画は「キャラクターを出す」という点が共通しており魅力的だと振り返った。

10月16日(金)より全国公開される映画「私の知らない子どもたち」では、戦後、空襲で焼け野原になった東京で子供たちが生き抜いていく様子を描く。垣花アナウンサーに衣裳に込めた思いを聞かれると「皆さん、戦後は暗いイメージを抱く。これはモノクロ写真からきていると考えられる。当時の読みものをみても、明るい色のモンペも着られていた事が分かったので、地味なモンペにする必要は無いと考えてつくった」と語った。

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FM93/AM1242ニッポン放送 月~木 8:00~11:00

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