「那須さんの失敗には、品がありますね」 《垣花アナ×那須アナ×上柳アナ・ラジオパークトークショー》

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4月29日30日で開催された「ラジオパーク2016」
公開生放送、公開収録など、色々なイベントが行われた裏で、ラジオパークに来ないと聞けないトークショーが、密かに?行われていました。

その中の2日目、4月30日の午後2:00~行われたこの3人のトークショーから抜粋でお送りします。

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《垣花正アナ✕那須恵理子アナ✕上柳昌彦アナ・ラジオパークトークショー》

垣花 今回、何を話そうかということで、一番後輩の私が、テーマを用意したほうがいいだろうという事で、ここにある小道具をお持ちしましました。(笑)

那須 しましました。(笑)

垣花 (苦笑)これは、ポスターです。

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普段、【あさぼらけ】を聞いて頂いている方は、気になっている方が多いんじゃないかと思うんです、スタジオに張ってある「あさぼらけ」のポスター。
たとえば、鶴瓶師匠がゲストにいらした時に、ちょっといじってみたり、ANNで岡村さんがいじったのを受けて、上柳さんがスタジオで話したりという、なにかと話題になっているポスターというのがありまして、見たことがない方が多いと思うので、スタジオから剥がしてきました。

上柳 【あさぼらけ】と言われても、解らない方もいらっしゃると思いますが・・

上柳昌彦 あさぼらけ
毎週月曜 朝5時~6時/毎週火曜~金曜 朝4時30分~6時

で、新番組が出来ると、ポスターを作るんです。

垣花 社内向けのポスターなんですけどね。

上柳 でも、「作ってください。」なんて、一切言っていないんですよ。
だってポスター作っても、社内にしか張っていないんだから、無駄でしょって。
社内がそれ見て、ハァッ?って思うだけですから。

垣花 いやいやいやいや、

那須 社員が知らなきゃダメでしょ。

上柳 まぁね・・・・(苦笑)

垣花 ほらね、那須さんの一言は重いんですね。さすがの上柳さんも「まぁね」としか言えない(笑)

上柳 いらないんですよぉ

垣花 つまり、上柳さんは、こういうポスターにしてくれとか、こういう写真を使ってくれとかは、一切言わないんですか??

上柳 一切言わない。なんでもどうぞと。どうぞ使ってくださいと。
ちなみに、女性アナウンサーカレンダーの時は大変ですよ。
何枚写真を使うかで、女性アナウンサーは、日ごと、夜ごと集まって・・

垣花 女性アナウンサーカレンダーの裏話をちょっとしましょうか。皆さん写真は、何枚くらい撮るんですか?

那須 ???2百枚くらい??

垣花 200枚くらい??200枚くらい撮った写真を、最後の最後まで選び抜くのが・・・・増田みのりアナウンサー。
パソコンに落として、どっかのネジ工場の職人さんみたいに、グワァ~っと、一ミリ単位を見るような・・・

上柳 僕らがみるとどれでも同じじゃないかなぁ~?と思うんですが

垣花 でも違うんですよね。
もう一ミリ単位で見るんですよ。
ま、若いアナウンサーは大体そうです。
でも、那須さんは違います。

上柳 那須さんは凄いですよ。那須さんは凄い!

垣花 もう全部お任せですよね。

那須 はい。好きな物を選んで下さいって。

上柳 その一言。

那須 え、好きな物をどうぞと。どれでも構いませんと。

垣花 ま、女性アナウンサーカレンダーは、カメラマンの方がね・・・

那須 はい。とっても良く撮ってくれるので、あれは私とは別の物だと思っているので、ですからどうぞ好きな物を選んで下さって構いませんって。

垣花 化粧する日は、女性アナウンサーカレンダーを撮影する日だけってね(笑)

上柳 一年に1日だけって。

垣花 今日なんて、結構紫外線強いですけど、化粧しませんから。

那須 持ってないんです。(笑)

垣花 持ってないんです。(笑)

上柳 僕が入社した時から、那須さんは変らないんです。ずっと那須さんなんです。

垣花 変わらないっすね。

那須 変ったわね、上柳アナウンサーはね(笑)

上柳 ものすごく変わりましたね・・・・(苦笑)

垣花 (3人、沈黙の後)那須さん、凄いっすね(笑)

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垣花 さて、前ふり長くなりましたが、あさぼらけのポスターをご覧頂きたいと思います。
私が、ボクシングのラウンドガールみたいに見せますから・・・ね。じゃぁ~ん。
皆さんから 「おぉ~~、パチパチパチ(拍手)」

上柳 拝んでください。いいことがありますよ。
皆さんの徳が一つ上がりますからね。
写真撮ってください。ある種、宗教的なムードになりましたね。

垣花 皆さん・・・・これが・・・・教祖です(笑)

上柳 これね、(あさぼらけの)字がね、仏教画の中で描かれる雲のような字なんですよ。

垣花 他の新番組のポスターもあるんですけど、土屋レオさんの【レオなるど】は、お昼の番組なので、割と今日の日比谷公園のような新緑の中を歩いているようなレオ君なんですよ。
【星野源さんのオールナイトニッポン】は、夜なので、背景が黒で夜のイメージなんです。
【あさぼらけ】は、朝でもなく、夜でもなく・・・

上柳 そうですね、死後の世界のような(笑)

垣花 イメージで行くと、そうですね、死後の世界のような・・・

上柳 完璧に(笑)何らかの宗教的なメッセージを(笑)佩び過ぎてますよ。

垣花 これを見た(ナインティ―ナインの)岡村さんが言ったのは、「ニッポン放送は、お坊さんの番組が始まるの??」って言ったという(大爆笑)

上柳 お坊さんじゃなくて、岡村さんは、「上柳さんは、お師匠さんですねて言ったの」。
関西独特の言い回しなんですけど、「お師匠さんですねぇ」って。
で、終わって、スタジオを出る時に、僕とすれ違った時に、本当にびっくりされてましたね。
「お師匠さん・・・って」(笑)

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垣花 昨日、増田みのりアナと松本秀夫アナとのトークショーで、集まって頂いた皆さんからお題を頂いてトークをしたんですが、松本さんの失敗談や、胡口アナ、師岡アナの実況の失敗談が出てきたので、那須さんや上柳さんに同じ質問をしたいと思います。

上柳 僕はねぇ、スポーツアナウンサーの皆さんのような失敗談に結びつかないんですよね。
あの人たちはねぇ、失敗してはいけないというのが前提にあるんですけど、僕らの場合は、その失敗したことも、ネタにして転がしていくので、凄い失敗したことがありますか?と言われると、いつも困るんですよ。
いつまでたっても、ミュージックソンの時に、朝、ホテルで寝過ごした。っていう事しかないんですよ。

垣花 あ、それ凄い話ですよ、上柳さんが遅刻したなんて信じられない人いるでしょ。

上柳 千葉のホテルで仮眠をとって、で朝5時に出発して、銚子の魚市場に行くというはずが、ドライバーさん、ディレクター、僕と全員寝過ごしたんですよ。

那須 それだけ疲れていたんですね。前の日ね。

垣花 那須さんに言われると、問題なかった気がしますね(笑)

上柳 で、「あっ!」と起きて、時計観たら5時過ぎていたんですよ。
そういう時、人間というのはですねぇ、もう一回寝るんですね。(苦笑)

垣花 それ、それが信じられない。(笑)

上柳 起こされるまで寝よう。って思ったんです。(苦笑)
で、ディレクターが起こしに来たんですよ。
「時間過ぎてますけど」って来て、「あ~過ぎてるね、まいったね」って。
で、銚子の魚市場にいっぱい人が集まっていて、そこにバァ~っと行って「すいませぇ~ん、もう、道路が混んでてぇ~」って行って・・・・最低な奴でしたね。

垣花 いやぁ~上柳さん1回だけですか?僕はそんなのムニャムニャ・・・・ほんとに・・・那須さんの失敗談はあるんですか?

那須 山のようにありますよ。

垣花 那須さんはねぇ、遅刻はないですよね。

那須 (落ち着いた那須さんのトーンで)遅刻はないですよ。

垣花 絶対に遅刻はしません、はい。失敗はあるんですか?言い間違いとか??

那須 言い間違いは沢山ありますよ。
「宛先は」って言って、昔は、郵便番号~~ ニッポン放送って言うじゃないですか、それをうちの住所を言ったことがあります(苦笑)
郵便番号から住所の途中まで言ってあれ?って。

垣花 いやぁ~、なんか那須さんの失敗には品がありますね、いいですね。(笑)

那須 品があって??

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上柳 カッキ―はね。今でこそスタジオで、森永さんとかテリーさんとかとやっていますが、やっぱりこの人は、僕がテリーさんとやっていた時の中継が神ですよ!
この人の中継はまぁ~、今やったら、凄く贅沢な事になっちゃうけど、やってほしいと思いますね。

那須 あ~わかります。(拍手)

垣花 止めてくださいよ。(照)

上柳 ただラーメン食べるだけなんですけど、どうやったら面白くなるかって、徹底的に考える人ですから。

垣花 本当に・・・こんなことを言ったら怒られますけど、当時は本当に無茶苦茶だったので、家からラーメン屋さんに行って、で、ラーメンを食べる中継をして、で、家に帰るという・・・むふふふふ(苦笑)

那須 会社来ないんですよ(怒) 直入直帰っていうんですけど・・・

垣花 本当に、ディレクターからしたら、死んでしまえ!!この野郎!!と思ったと思いますよ。
お前はなんだ!この就業スタイルは!って

上柳 あっはっはっはっは。

垣花 今、今はもうそんな事無いですよ。

上柳 あと、動物とよく触れ合っていましたよね。

垣花 あ、これもテリーさんと上柳さんの番組で、目隠しをして、動物飼ってらっしゃる所に行って・・・会社を出るところから目隠しなんですよ、ずぅ~っと目隠しなんです。
で、生放送の瞬間に、動物を、ちょっと触ってからとるんですよ。

上柳 どんな動物か当てるんだけど・・・動物、鳴くんですよ。(笑)鳴くんだよ(笑)

垣花 鳴き声でわかるんですけど、一応そこでわかっちゃったら、ここまで目隠ししてきた意味がないので・・・

上柳 「ブヒブヒ」言っているのに、「なんでしょうねぇ?」って(爆笑)
あれが本当に可笑しかったですよね。

垣花 上柳さんがスタジオで、「カッキー、もうブヒブヒ言っているよね」って。
でも、「なんでしょうねぇ?」って「毛はゴワゴワしてますねぇ。」って。(笑)

上柳 「いやいや垣花さん、ブヒブヒ言ってますよ」ってね。

垣花 「いやぁ~解らないなぁ~」って・・・これは企画倒れなんですけど、

上柳 でも、何とかしちゃうんですよ。これが面白いんですよ。

垣花 いや、でも逆なんですよ。
上手くいかない企画を面白がっているスタジオに対して、本当は騙されて、ドッキリをかけられているはずの僕が、必死にドッキリにかかるっていう、ねじれた企画をね。

上柳 あと、バンジージャンプもやりましたもんね。

垣花 バンジージャンプもやりました。これは完全に騙されましたね。
僕は、その日、「保育園からの中継なので、子供たちと上手に絡みなさいよ」って言われていたら、突然、お台場のアクアシティの室内バンジーという所に連れていかれて、足くくられて、突き落とされるという・・・(苦笑)

上柳 室内って、高さの目安になる物があるから、僕も後で見に行ったんですが、ものすごく怖いですよね。

垣花 すっごい怖いです。

僕は《高所恐怖症》なんです、だからその時は、本当に嫌で嫌で、テリーさんも上柳さんも、面白がって、下に見に来ていましたけど、その時にかかった歌が、浜田麻里さんの《Return to myself》という歌です、忘れもしない(大爆笑)

今でも俺は、あの日の鼓動を忘れません、ドクドクドクドクって思い出すんです。

本当に怖かったですよ。

上柳 言葉巧みにやるんで、あれは面白かったなぁ・・・

垣花 いや、でも中継やった後に、色々スタジオをやらせてもらえるようになって。

で、スタジオなんてやらせてもらうと、僕は《上がり症》なんで・・・

上柳 《上がり症》なんですか(驚)

垣花 《上がり症》ですよ。

上柳 《上がる》っていうのは、何だか解ってるんですか?

垣花 いやいやいやいや、緊張するんですよ。それで、上手くいかないと、みんなが、「やっぱりお前、動物と絡まなきゃダメだな。」とか「バンジーで突き飛ばさなきゃダメだな!」とか言われて・・・

上柳 あっはっはっはっ

垣花 ものすごい悩んでたんですよ。2003年、4年の頃

上柳 確かに、目の前になんかがないと出来ないと思われちゃうよね。

垣花 そうそう、もう何か動物をアシスタントにしなきゃダメだなとかね。

上柳 わっはっはっはっは。色が付いちゃった苦労っていうのがあったんですね。

垣花 ありました、ありました。それで、何を思ったか、田中美和子さんと特番で組まされて・・・

上柳 動物な方(笑)

垣花 ところが、田中美和子さんも、僕も《上がり症》で・・・二人で組むと、お互いにリアクション芸人みたいなところがあるから、何にも残んないんですよ。(笑)
田中美和子さんと僕の番組、くそ詰まらなかったんですよ。(笑)
【海の日の特番】忘れもしない。
なんかうなだれるように、千葉の海から帰ったのを覚えています。

このありそうで無かった、珍しいメンツでのトークショーは、昔からのずぅ~っと【ニッポン放送】を聞いて頂いてきた皆さんには、いろいろと懐かしい話が沢山飛びだしたトークショーでした。
また、このメンツでトークショーするのかな?

(よこい)

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