瀬戸内寂聴 人生の最後を迎える時に
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1335回 一生誰も愛さず、一度も苦しまずに死ぬ人よりも、たくさん愛して苦しみ悶えた人のほうが、人生の最期を迎える時、生きたという実感があると思いませんか。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…
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【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1335回 一生誰も愛さず、一度も苦しまずに死ぬ人よりも、たくさん愛して苦しみ悶えた人のほうが、人生の最期を迎える時、生きたという実感があると思いませんか。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1334回 お釈迦様は「無常なるものは苦なり」と説き、人間を構成する色・受・想・行・識の五つの要素は全て無常である、即ち、それらはすべて苦であると説いています。 瀬戸内寂聴 撮影…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1333回 誰にだって若い日はあり、花時があります。しかし、人間は生老病死の四苦から逃れられず、若さは必ず衰え、老いていくのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1332回 人間の想像力は乏しいもので、自分が経験しないとわかりません。しかし、世界中の悲しいニュースを見たら、同じ時代に生まれ合わせたのだから、大変だなと思いやる気持ちを持ちま…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1331回 あの世に逝くと、苦しみや痛みから解放され、誰もが仏様になると言われています。亡くなった方は、あの世に逝って楽になったのだと思うと、悲しみが少し和らぎませんか。 瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1330回 少しでも誰かの役に立ち、ささやかでも奉仕を続けていれば、やがて訪れる死の時も思い残すことなく、「南無阿弥陀仏」とみ仏にすがることができるはずです。 瀬戸内寂聴 撮影:…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1329回 サギ師はあらゆる方法を考えつくし、騙しやすい人間に釣り糸をたらします。狙われた方が悪いとは言い切れませんが、インチキを見極める覚めた理性を持つべきです。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1328回 悩みの中にいる人があれば、悲しみを癒し、苦しみから救う手助けをしてあげるのが健康な人の務めです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1327回 老後の仕事として日本中に花を植え、増やしたいと夢を抱いた女性がいます。たとえ夢だけで終わっても、その夢が彼女の老後をどんなに華やかに香(かぐわ)しく彩ったことでしょう…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1326回 物事は刻々変わっていきます。人間も変われば社会も変わります。今の政治が続くかというと、また新しいのが出てきます。今が悪くても、これが最後じゃありません。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1325回 嫌なことは嫌という癖をつけたほうが良いです。したいことをしてごらんなさい。したいことをしてごらんなさい。したいことをすると、心身ともに健やかで何事もうまくいくものです…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1324回 愛すると独占したいと思い、嫉妬し、愛の永久性を願いながら、それが保てず、裏切られたり、裏切ったりして、その都度、地獄の苦しみにのたうち回ります。お釈迦様は度々、渇愛の…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1323回 懺悔(ざんげ)とは、自分を責める言葉ではありません。懺悔とは仏や神に、「私はいたらない者です」と許しを請うことです。心から懺悔すれば、仏も神も赦してくれます。 瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1322回 桜の花のように潔く散ることこそ武士であるという考え方は、とんでもない誤りです。私達の命は自分で作ったものではありません。目に見えない何かの計らいで、戴いた命です。勝手…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1321回 本当の愛は無償の愛です。仏教でいう慈悲にあたります。お返しを期待しない愛。与えっぱなしの愛です。それ以外、愛とは言いません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1320回 死ぬことを往生というのは、仏教では来世を信じ、この世で死ぬことは、あの世に生まれ直すことと考えているからです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1319回 おかげさまで今の命があります。「ありがとう」とご先祖様をお祀りするのは良い習慣です。子供や孫に伝えていきたいことですね。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1318回 男に捨てられた、という考えが間違っています。男女の関係はどんな場合でも五分五分で、捨てられる理由が自分にもあることを認めなければなりません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1317回 他人のあらを探して、いかにも自分が正義の人のように怒っている人は、人をさげすみ、憎むという煩悩が大きくなっている証拠です。自分の中にもあらがないか、反省しましょう。 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1316回 人間の正直な心がそのまま神仏なのです。他人が見ていないからといってごまかしてはいけません。自分と天地は騙せないものです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1315回 人間は、一途に物事に没頭していると免疫力が増強してくるそうです。それが、一心に祈り続けると病が癒えることにつながるのかもしれません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1314回 和(なご)やかな顔で笑いかける、これが和顔施(わがんせ)です。口下手な人だって、にっこり笑うことはできるでしょう。どんどん実践しましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1313回 「会社が倒産した」「リストラされた」など、不景気なニュースばかりです。でも、そんな世の中がずっと続くことはありません。ある時期が来たら必ずもとの状態に戻ります。今は耐…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1312回 政治家は不祥事が暴かれたならば、潔く引責することが正しい身の処し方ではないでしょうか。将来出直すことを考えるなら、すべからく責任を取る決断が何よりです。責任逃れの言動…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1311回 人は皆、愛する者と引き離され、愛する者を奪われ、愛する者に去られたくはありません。しかし、悲しい別れは必ずきます。残された人は、思い出と共に切に生きてください。 瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1310回 恋人なり夫なりから一日のうち何時間か、何十分かは、全く心を離している時間を持ちましょう。そのゆとりが相手にも安らぎを与え、同時にむしろあなたの愛から目が離せないぞとい…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1309回 世の中を動かしている一番大切なもの、それは心・神・仏です。この三つは目に見えないものです。この目に見えないものにもっと気持ちを向けてみましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1308回 矛盾や納得のいかないことがあるのが人生です。人生は一色じゃありません。複雑な人生だからこそ、生きがいもあるのです。自分に与えられた生涯の一刻一刻を大切にして、実りのあ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1307回 老いと死は、誰にでも必ず平等に訪れる宿命です。人を恨まず呪わず、感謝し愛する心を持ってください。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1306回 今の生活は便利になったけれど、そのために大切なもの、心を失ったようです。物があっても使う人の心が通わなければ、物が生きてきません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬…