写真提供:産経新聞社
今夜はプロ野球ファン注目の巨人-広島戦。
広島は勝てば優勝マジック20、引き分けでも21が点灯します。
そうはいっても、巨人は意地でも3連勝を狙います。
21日の阪神戦でローテーション通りなら、先発のマイコラスをこの日のために温存、まずは初戦に勝たなければなりません。
巨人のエースは誰もが認める菅野ですが、負けない人となれば、やはり昨シーズンから14試合連続負けなしのマイコラス。
奇しくも、今日は誕生日でもあります。
日本一奪回を目指した今季の高橋監督が最大の誤算はマイコラスの故障。
昨年、来日1年目ながらチーム最多の13勝をあげ、オフにはメジャー復帰もささやかれましたが、年俸を8,400万円から2億4000万円へ大幅アップして2年契約という好条件で引き留めた。
ただ、高年俸を勝ち取ってしまった外国人選手が故障というケースは結構多く、マイコラスも同様に今春のキャンプで右肩痛を訴え、治療のため米国へ一時帰国し戦列復帰したのは6月下旬でした。
G党の多くは、マイコラスが最初から投げてくれれば、「広島の独走を許すことはなかった」と嘆いていますが、それは首脳陣も同じことです。
高橋監督も、「やってもらわないと困る」とクールに話している。
元々マイコラスは慣れない環境で過緊張が目立っていました。
そんな一面を気遣っていたのが、原前監督。
「君は君らしく投げればいい」
と常に励まし続けてきました。
もちろんマイコラスも原前監督を慕って、この人に勝利をプレゼントしたい、とマウンドでは静かな闘志を燃やしていたそうです。
対照的に、高橋監督はあまり選手個人とは親しくはしません。
プロフェッショナルが自分の仕事をするのは当然というスタンスです。
マイコラスも親しみやすい性格とは言えず、リップサービスなどはしません。
ソフトバンクのバンデンハークに並ぶ、昨年からシーズン14連勝のタイ記録をマークしていますが、担当記者がそんな記録の質問をぶつけても
「外国人という枠でくくってほしくない。アメリカでも日本人が日本で打ったヒットはメジャーの通算記録には含まれないように。ここは日本、どこから来たなんて関係ないと思う。」
今日は果たしてどういう展開になるでしょうか?
8月23日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」