2/22(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!その②
いよいよ百条委員会設置~石原慎太郎はどう切り抜けるのか?
7:02~ひでたけのニュース ガツンと言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
百条委員会で嘘をつくと偽証罪になる
高嶋)都議会4会派が石原慎太郎さんの証人喚問で合意しまして、今日の定例会本会議で正式に百条委員会設置が決まります。どうなるんでしょうか。慎太郎さんが来週の協議が終わったら記者会見をやる、なんて言っていて。百条委員会との兼ね合いみたいなのはどうなりますか?
鈴木)昨日の夜までの取材だと、本当に記者会見やりそうだって話なのですが……今言った兼ね合いの話だと、百条委員会というのは、強制力を持った、調査権限の非常に強いものです。「議会で一番強い権限を持つ」と言ってもいいかもしれない。
それで、百条委員会に呼ばれると、よほどの理由がない限り、ほぼ強制的に行かなくてはならない。
だから当然、石原さんを呼ぶことに方向性としてはなります。そうすると、嘘をついたりすると偽証罪とか、そういうところへも行っちゃいます。石原さんからすると、今度もし本当に会見すると、いろいろなことを言うでしょう?高嶋)はい。
鈴木)これと、今度百条委員会に出た時に、追及されて、例えば話が食い違ったり、というリスクが出てくるわけです。だから、出来れば…石原さんをかばう訳ではないですけれども、あまり事前に喋らない方がいいと思います。一発勝負で百条委員会にお出になった方が良いだろうなと思いますが、やはり会見に拘っているのは石原さん自身ですから。
高嶋)百条委員会は、議員さんから速射砲のような質問をいろいろ受けて、それに対して誠心誠意、嘘をつかずに答えなければいけない。『会見』は自分の言いたい放題でモノが言えます。質問を受けようと受けまいと関係ないわけですから。
鈴木)受け身じゃなくて自分が主体ですから。
高嶋)そっちをしたいんでしょう?
鈴木)そう。週刊新潮で答えていましたが、そこでも、やはり肝心な部分は誰かに任せていたとか、「自分には総合的に責任があるけど、そんなに言われているほど責任があるのか?」というような論調が目立ちますよね。石原さんはここまで自分が言われている中でで、そんなことも感情的に言いたい。それと、高嶋さんが仰ったように『自分ペース』で話がしたいのです。
高嶋)でしょうね。そういう性格ですよね。
鈴木)ただもし先に会見をやってしまうと、百条委員会に追及されて、「うぅッ」てなってしまう。
高嶋)でも百条委員会っていうのは、正当な理由がないと拒否できませんよね?
鈴木)そうです。でも、正当な理由があれば、もしかしたら出ないかもしれない。たとえば、病気だとか、入院しているだとか……でもそういった逃げ方は、石原さんはしないでしょう。
高嶋)しないでしょうね。
鈴木)しないとは思いますが、だけどやはり、喋れば喋るほど、矛盾が出てくる。
一番の問題、汚染が分かっているのに契約したのは誰なのか?
高嶋)一番の問題は……出るとすれば、どこなんですか? 例えば、週刊誌で指摘していましたけども、第一段階、築地市場の移転先として豊洲に絞られた時期。これは石原さんが知事に就任する前です。
第二段階は、最終的に豊洲に決まって、東京ガスと交渉が合意に至った時期。そして、第三段階は、汚染疑惑が発覚してごちゃごちゃになってしまった時期。こういう風に分けると、一番のポイントはどこになりますか?鈴木)やはり最大のポイントは最後(第三段階)の所ですよ。しかも第一段階も第二段階も既に、当時の様子を話す人が出てきている。第一段階は市場長。第二段階は浜渦元副知事。
高嶋)そうですね。
鈴木)そして第三段階。どうして汚染が分かっていたのに、東京都が汚染対策のお金出して、それで契約したのか。ここの関係者は、やはり話さないといけない。
高嶋)訴えられているのは、そこの部分ですからね。
鈴木)だから石原さんがそこも含めて、もしくはそこにかかわった人の名前を出すとか、そういうことになってくると、もうグッと前に進むということですね。だから石原さんはそこまで話をしないとならなくなる。
高嶋)困る人も出てくるようなことも言っていましたね。
鈴木)困る人は出ても僕はいいと思います。そうしなくては、いつまでも解決しない。
高嶋)納得いかないですものね。
鈴木)そこまで喋るかどうか?
高嶋)まず百条委員会にね、出るということを、肝に銘じてやっていただきたいです。
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