RADWIMPS、全国ツアー「Human Bloom Tour 2017」マリンメッセ福岡から開幕!

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RADWIMPSが2月25日にマリンメッセ福岡にてツアー「Human Bloom Tour 2017」の初日公演を行った。このツアーは彼らが昨年11月にリリースしたニューアルバム『人間開花』を携えて全国12ヶ所21公演にわたって開催するもので、国内の単独ツアーとしては「RADWIMPS GRAND PRIX 2014 実況生中継」以来、3年ぶりとなる。

【ライブレポート@マリンメッセ福岡(2月25日) テキスト:三宅正一 Photo by Takeshi Yao】

2016年、RADWIMPSは社会現象化した映画『君の名は。』の劇伴とオープンマインドなポップネスが横溢した『人間開花』をきっかけに多くの新たなリスナーと出会い“国民的ロックバンド”と呼ぶにふさわしい存在となった。『君の名は。』と『人間開花』以降に開催される初のツアーという意味でもオーディエンスの期待感はかなり高いが、それを全面的に受け入れるスケールの大きな包容力が今のRADWIMPSにはある。結論から書くと、このツアー初日はそのことを証明するに十分なライブだった。決して誇張などではなく、バンドとオーディエンスが曇りのないヒューマニズムを送受信するような空間がそこに広がっていた。

Photo by Takeshi Yao

ドラマティックなオープニングを経て、1曲目が鳴らされたときに早くも忘れがたいカタルシスを覚える。サポートに迎えた刄田綴色と森瑞希のツインドラムを擁する5人編成のアンサンブルは硬軟自在で、RADWIMPSの多面的な音楽性を立体的に表現する。パフォーマンスもますます自由度の高いものになっており、楽曲によって洋次郎はピアノを弾き、武田はパッドを叩き、桑原はキーボードを操った。当然だがセットリストは『人間開花』の収録曲を中心に構成されており、全方位に開かれたバンドの現在地を如実に物語るようだった。

Photo by Takeshi Yao

洋次郎は最初のMCからツアーが幕を開けたことの喜びをあらわにした。「最高やな、もう! 楽しい、楽しい。初日ってすげえ緊張感なもんで。でも、みんなが超ホームとして俺らを迎え入れてくれたので、最高に気持ちよくおっぱじめてます。ありがとう!」別セクションのMCでは桑原が減量に成功したことをオーディエンスに報告し、あるいは洋次郎が着用しているステージ衣装は前日に福岡で購入したものだと明かすなど、終始リラックスしたトークが繰り広げられた。どこまでもポジティブな状態であることもまた今のRADWIMPSのリアルな実像だ。また『人間開花』の音楽世界と有機的に連なる『君の名は。』の収録曲や馴染み深い過去の楽曲群のあり方も印象深いものがあった。

RADWIMPS、全国ツアー「Human Bloom Tour 2017」マリンメッセ福岡から開幕!

Photo by Takeshi Yao

そして、やはりライブが幸福なクライマックスを迎えたのは、「この曲、みんなで歌いたかったんだよ。ワンマンで歌うのも初めてだし、おもいっきりデッカい声で歌いたいなと思います!」という洋次郎の前口上を経て鳴らされた「前前前世」だったRADWIMPSのロックソング、そのダイナミズムを全世代に届けたと言っても過言ではない「前前前世」はこのツアーのシンボルとしてある。

ライブ最後に洋次郎は心底名残惜しそうに、噛みしめるようにこう言った。「こんなにのびのびとツアー初日のライブができたことはないかもしれない。ありがとう、また会いに来ます−−−—って、今日はずっと同じことしか言ってないね(笑)。でも、ひさしぶりに会うと、ありがとうと、また会いたいと、幸せでいてほしい、それくらいしかないんだよ。これからもそれを言いに会いに来るから。その間は思いのこもった手紙を送り続けるつもりで、作品を届けるので。待っていてほしいと思います。本当にありがとう」

RADWIMPS、全国ツアー「Human Bloom Tour 2017」マリンメッセ福岡から開幕!

Photo by Takeshi Yao

さあ、RADWIMPS史上、最高の多幸感に満ちたツアーが始まった。

RADWIMPSの全国ツアー「Human Bloom Tour 2017」は、5月9・10日の東京・日本武道館2daysまでに12ヶ所21公演を駆け抜けるが、そんな中、早くも5月にニューシングルのリリースが決定!アルバム「人間開花」を経て、間髪入れずに次なるステージへ邁進し続けるRADWIMPSの動向から、今年も目が離せない。商品の詳細は随時、オフィシャルHP等で発表予定なので期待して待っていてほしい。

<最新配信情報>
※各種配信サイト(Spotify、Apple Music、LINE MUSIC、Google Play Music、AWA、dヒッツほか)にて
2/24(金)から一斉配信
「青とメメメと君と」
01.One man live
02.ギミギミック
03.05410-(ん)
04.遠恋
05.指切りげんまん
06.シザースタンド
07.セプテンバーさん
08.シュプレヒコール
09.ブレス
10.螢
11.G行為
12.おしゃかしゃま
13.夢番地
14.ドリーマーズ・ハイ
15.オーダーメイド
16.ラストバージン

◆「青とメメメと君と」特設ページ
http://radwimps.jp/aotoxxxtokimito/

<第1弾、配信中!>
◆「RADWIMPSのはじまりはじまりのまとめ」
http://radwimps.jp/hajimari2matome/

<最新リリース情報>
RADWIMPS
■「君の名は。English edition」
※日本国内のみで発売/配信作品
2017年2月22日 CD発売(UPCH-80465 / 税別1,300円)
1. Dream lantern (English ver.)
2. Zenzenzense (English ver.)
3. Sparkle (English ver.)
4. Nandemonaiya (English ver.)

※ Zenzenzense (English ver.) 及び Sparkle (English ver.) はアルバム「人間開花」に収録されたそれぞれのoriginal ver.を英詞にして収録
※ Nandemonaiya (English ver.) はアルバム「君の名は。」に収録されたmovie ver.を英詞にして収録

■「Your name. (deluxe edition / Original Motion Picture Soundtrack)」
※US盤としてCD発売 / 日本以外の全世界配信作品
2017年3月10日 CD発売
1. Dream lantern (English ver.)
2. School road
3. Itomori high school
4. First view of Tokyo
5. Cafe at last
6. Theme of Ms. Okudera
7. Unusual changes of two
8. Zenzenzense (English ver.)
9. Goshintai
10. Date
11. Autumn festival
12. Evoking memories
13. Visit to Hida
14. Disappeared town
15. Library
16. The night inn
17. Again to Goshintai
18. Kuchikamizake trip
19. Council of war
20. Persuading mayor
21. Theme of Mitsuha
22. Unseen two
23. Katawaredoki
24. Sparkle (English ver.)
25. Date 2
26. Nandemonaiya (English ver.)

Bonus disc
1. Dream lantern
2. Zenzenzense (movie ver.)
3. Sparkle (movie ver.)
4. Nandemonaiya (movie ver.)

※配信作品に関して、Bonus disc部分はNandemonaiya (English ver.) 以降に同順番にて収録

■RADWIMPS  「君の名は。English edition」全曲トレーラー

■RADWIMPS「君の名は。English edition」 iTunes、レコチョクほかで配信中!
・iTunes http://po.st/itYourNameEng
・レコチョク http://po.st/reYourNameEng

●RADWIMPS
アナログ盤/限定生産品
・「君の名は。」 UPJH-20004/5
・「人間開花」 UPJH-20006/7
2017年2月22日発売
重量盤2枚組(33 RPM) 各4,800円(税別)

■RADWIMPS 「いいんですか?2017 ver.」 ミュージックビデオ
RADWIMPS、ついに汚名返上!!!10年越しのリベンジ!10年前と同じスタッフ&演出で撮影したミュージックビデオを公開!

■RADWIMPS 「週刊少年ジャンプ」 ミュージックビデオ
「週刊少年ジャンプ」の歌詞とリンクして、今も『週刊少年ジャンプ』誌面で連載中の作品の名シーンが登場するコラボレーションビデオ!※2017年5月10日(水)までの限定公開。

https://youtu.be/ZwzPd9UbitE

<最新アルバム商品概要>
RADWIMPS
new album
「人間開花」 発売中
初回限定盤 : CD+DVD 4,500円+税 / UPCH-29241
通常盤 : CDのみ 3,000円+税 / UPCH-20436

RADWIMPS
Human Bloom Tour 2017
2月25日(土) 福岡  マリンメッセ福岡
2月26日(日) 福岡  マリンメッセ福岡
3月2日(木) 愛媛 愛媛県武道館
3月7日(火) 神奈川 横浜アリーナ
3月8日(水) 神奈川 横浜アリーナ
3月11日(土) 大阪 大阪城ホール
3月12日(日) 大阪 大阪城ホール
3月18日(土) 北海道 北海道立総合体育センター 北海きたえーる
3月25日(土) 宮城 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)
3月26日(日) 宮城 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)
4月1日(土) 愛知 名古屋 日本ガイシホール
4月2日(日) 愛知 名古屋 日本ガイシホール
4月8日(土) 広島 広島グリーンアリーナ
4月9日(日) 広島 広島グリーンアリーナ
4月15日(土) 福井 サンドーム福井
4月22日(土) 兵庫 神戸ワールド記念ホール
4月23日(日) 兵庫 神戸ワールド記念ホール
4月29日(土・祝) 埼玉 さいたまスーパーアリーナ
4月30日(日) 埼玉 さいたまスーパーアリーナ
5月9日(火) 東京 日本武道館
5月10日(水) 東京 日本武道館

<RADWIMPS  BIOGRAPHY>
野田洋次郎(vo/gt/pf), 桑原 彰(gt), 武田祐介(ba)
(Dr 山口智史は持病の悪化のため活動休止中)

2001年結成、2005年メジャーデビュー。ロック・ジャズ・ヒップホップから民族音楽まで縦横無尽に織りこまれ、「ジャンル」という既存の枠組にとらわれない音楽性。恋愛から死生観まで、哲学的、時にロマンティックに描き出した歌詞。大きなメディア露出がなかったにもかかわらず、ライブと口コミで着実に広がり、シングル「オーダーメイド」「DADA」ではオリコン・ウィークリー・チャート1位を獲得、思春期を過ごす世代を中心に大きな支持を受けている。メジャーデビュー10周年を迎えた2015年は、次なる大きな飛躍を感じさせる一年と成った。ボーカル・ギターの野田洋次郎は、初となるエッセイ「ラリルレ論」(文藝春秋社)を上梓し、ベストセラーとなる。また、初出演・主演を務めた映画「トイレのピエタ」では毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し多彩な才能を発揮した。バンドとしては、秋に初となるヨーロッパツアー(パリ/ケルン/ベルリン/ロンドン)と二度目のアジアツアー(ソウル、台北)を敢行 (同時期にDr.山口智史が持病の悪化により活動を休止)。帰国後は敬愛するアーティスト(米津玄師/きのこ帝国/plenty/LOVE PSYCHEDELICO/ゲスの極み乙女。/ハナレグミ/クリープハイプ/Spitz/いきものがかり/ONE OK ROCK/Mr.Children)を迎えて、こちらも初となる対バンツアーを実施。年末には幕張メッセでワンマンライブを行い、3万人強のオーディエンスを熱狂させた。これらのツアーを追ったドキュメンタリー映画「RADWIMPSのHESONOO」を2週間限定劇場公開し話題となった。2016年夏公開となった長編アニメーション映画「君の名は。」の音楽全般を担当し、バンドサウンドのみならず劇伴音楽でも多彩な作曲性を発揮し、非常に高い評価を得る。同年11月には早くもニューアルバム「人間開花」をリリース、年末には「第67回 NHK紅白歌合戦」へ出演。2017年2月25日のマリンメッセ福岡公演から全国ツアー「Human Bloom Tour 2017」がスタート。5月9・10日の東京・日本武道館2daysまで12ヶ所21公演を敢行する。

<RADWIMPS Official HP>
http://radwimps.jp/

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