映画パーソナリティ・コトブキツカサが、映画だけじゃない話題で語るインターネットラジオ「コトブキツカサのオールナイトニッポンモバイル」の第31回が配信され、村上春樹作品へのアツい想いを語った。
映画の仕事を始めて以来、限られた時間を、できるだけ映画に使うために、それまで趣味にしていたマンガや読書、ゲームなどをキッパリとやめたというコトブキツカサ。
しかし、高校の頃から読み続けている村上春樹作品だけは例外で、発売されている長編、短編、エッセイはほぼ読破。2月に発売されたばかりの最新作「騎士団長殺し」も購入したものの、まだ読み終えていないことから、今回は自身の村上春樹論について語った。
ファンであるからこそ、村上春樹作品が嫌いという人の気持ちも分かるそうで、「全部が全部そうではないけど」と注釈しながらも、“アンチ村上春樹”な人が拒絶反応を示すであろう要素として“主人公”像だと指摘した。
“草食系”な雰囲気を醸し出しながらも、モテない男ではない。積極的に口説きはしないものの、会話はウィットに富んでいて、結局のところ女性関係には不自由しない。「日曜の昼下がりには、レタスを手でバシャバシャと千切り、ハムを自分なり薄さに切り、新鮮なパンにはさみ、スクランブルエッグとサイフォンコーヒーで…」的なオシャレな生活を送り、頑固で人の意見は聞かない。
実際、「こんなヤツいるかよ!」と思いながら読むこともあるそうですが、そうした独特な人物像や世界観は、自分の中の「都会への憧れ」を刺激し、一度ハマってしまうと、堪らないとのこと。
そんなコトブキツカサは、上京直後に、村上春樹さんに遭遇したことがあるという。青山の骨董通りを歩いていると、50メートル先に異様なオーラを放つ人がおり、よく見てみると村上春樹さんだったとか。一瞬、声をかけようかと迷ったそうですが、当時その勇気はなくしばらく追いかけてみると・・・・
ちなみに、これから村上春樹作品を読みたいという人には、『羊をめぐる冒険』から『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』という流れで読んでいくことをオススメした。
「スタッフ、リスナーがどう思ったかはわかりませんが、個人的には、今までの放送で一番楽しかった…」と語る“村上春樹論”は、「コトブキツカサのオールナイトニッポンモバイル 第31回」で聴くことが出来る。
【タイトル】コトブキツカサのオールナイトニッポンモバイル
【メール】 kotobuki@allnightnippon.com
【ハガキ】〒100-8439 ニッポン放送 『コトブキツカサのオールナイトニッポンモバイル』係
【配信日】毎週木曜日
【第31回URL】 https://soundcloud.com/shovel_jolf/kotobuki_annm_31
※「Radital」緊急メンテナンス中のため、第28回までの配信URLから変更となっています。