【ライブレポート】吉田凜音がRINNE HIPに覚醒した夜
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RINNE HIP(読み:リンネヒップ)こと吉田凜音が4月2日(日)に東京・代官山LOOPにて、3月15日に発売された『裏原ンウェイ.ep』の発売記念リリースパーティーを開催。同アルバムに収録された楽曲を全曲披露するボリューミーなライブの中で、次世代のスターが圧巻のパフォーマンスを披露した。
■「吉田凜音 part」(ライブ前半)
吉田凜音がバックダンスチーム「NATT!」と一緒に颯爽と登場。息の合ったダンスとともに1曲目の『M.I.R.A.C.L.E』、2曲目『テンセイリンネ』を熱唱し、見るものを惹きつけた。MCではこの日のために「たくさん練習したよね!」とダンスメンバーに確認する場面も。独特のテンポ感で観客を自分のペースに巻き込む姿が印象的であった。
MC後はライブの定番曲である『恋のサンクチュアリ!』を披露。「シャッ!」の掛け声をきっかけに観客のコール&レスポンスの激しさが増してゆく。4曲目の『リロード』、そして5曲目の『ポジティビティ』では曲前に「みんないくぜぇ~」と煽る吉田凜音。会場の雰囲気が一気にひとつになっていった。
■「RINNE HIP part」(ライブ後半)
アイドルとラップという衝撃的な組み合わせ、そして一度聴くとクセになるMVがYouTubeで話題となった『りんねラップ』とその続編的作品『りんねラップ2』を立て続けに歌唱。観客が一斉に手を挙げながらリズムに乗っていく。前半のアイドルモードからガラリと変わり、ラップモードへチェンジ。
「NATT!」が再登場し、ニューEPの表題曲である『裏原ンウェイ』と、ライブ初披露となる『Ready make some noise feat.DOTAMA』を激しいダンスとともに披露した。女性の観客から”かわいい”と声が上がった『KITTY』や『Ride On Turtle』のパフォーマンスが終わると、あっという間のラスト12曲目『LONELY RAP GIRL』となった。
歌い終わり、勢いよく「ありがとうございました!」の挨拶をすると大きな拍手が起こった。吉田凜音がステージ袖に消えるとすぐに会場からは鳴りやまないアンコールの大合唱。
アンコールでは自身がデザインしたというイエローのライブTシャツを着て、再び登場。このタイミングで後半に披露した楽曲のダンス振付はすべて「NATT!」のメンバーによるものだということが発表され、会場が驚きに包まれた。
アンコール曲は『りんねラップ』を再び披露。「会場をブチ壊すほど飛んでくれますか?」という叫びをきっかけに楽曲がスタートし、サビ部分では「3、2、1」の合図で会場の観客全員が一斉にジャンプ。ライブ一番の盛り上がりとともにリリースパーティーを締めくくった。
約60分という時間の中で、いろいろなアーティストの顔を見せてくれた吉田凜音。観客は確かに彼女がRINNE HIPに覚醒した瞬間を目の当たりしたことだろう。これからの音楽活動につながる大きな一歩となるライブであった。この春に高校2年生になったばかりだが、独特のセンスと抜群の歌唱力で着実にその活躍の場を広げている。小さな身体に大きな可能性を秘めたそのパワフルな姿を今後ますます多くのところで目にすることができると思うとワクワクが止まらない。
取材・文:allnightnippon.com編集部 カナスギテンセイ
*RINNE HIPとは・・・
2016年12月、シンガー吉田凜音(よしだ りんね)を中心に、気鋭のクリエーターが集結してスタートしたラッププロジェクトの名称であり、凜音自身のMCネームのこと。
■ライブセットリスト
-吉田凜音 part-
M1 M・I・R・A・C・L・E
M2 テンセイリンネ
M3 恋のサンクチュアリ!
M4 リロード
M5 ポジティビティ
-RINNE HIP part-
M6 りんねラップ
M7 りんねらっぷ2
M8 裏原ンウェイ
M9 Ready make some noise feat.DOTAMA
M10 KITTY
M11 Ride On Turtle
M12 LONELY RAP GIRL
En りんねラップ
■CD情報
NOW ON SALE
RINNE HIP / 裏原ンウェイ.ep
価格:1,500yen(+tax)
品版:FOCD-0042
レーベル:DREAMUSIC/COCONE RECORDS
■動画情報
吉田凜音がメインパーソナリティを務める、ラジオ局のニッポン放送がよしもとクリエイティブエージェンシーとタッグを組んだYouTube動画企画「オールナイトニッポンw」。若い感性溢れる彼女の姿をぜひご覧ください。