クルーズ旅行が人気!22万トン級の豪華客船を日本へ
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豪華客船の旅。みなさんは経験があるでしょうか。
ここ数年、外国人観光客がクルーズ船でどんどん日本に来ていますが、その一方で、「クルーズ船で旅をする日本人」の数も増えています。わたしも昔、香港から日本までクルーズ旅をしたことがあります。
国土交通省の調査によると、2016年にクルーズ客船を利用した日本人の乗客数は24万8,000人と過去最多。また最近は、外国船が続々と日本の港に寄港していて、国内のクルーズ船の寄港回数は2,017回。これも過去最多。日本の港も拡張工事が行われ、大型船が寄港しやすくなっています。
日本では船旅というと、敷居の高いイメージもありますが、そもそも地中海やカリブ海といったクルーズが盛んな地域では、「クルーズは手軽」という感覚。そのバカンス感覚が日本にも押し寄せているという感じですね。
クルーズ船にも様々な種類がありますが、いま世界最大級とされているのがカリブ海で運航している、「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」。
全長362メートル!大きさは22万トン!定員は5,400人!まさに「海の上を走る巨大マンション」、「うごく町」という感じです。
船上には、吹き抜けの「散歩道」もあれば「セントラルパーク」という公園も。カジノもプールは当然で、ロッククライミング・アイススケート、何でもあります。またブロードウェイのミュージカル、シンクロナイズドスイミング、アイスショー…極上のエンターテイメントを堪能することができます。体が持ちませんね…。
そんな22万トン級の豪華客船。日本でも是非来てほしいと取組が進んでいます。最近のクルーズ船はどんどん大型化が進んでいるんですが、その一方で日本にはハーモニー・オブ・ザ・シーズのような22万トン級を受け入れる港がないそうです。今後、2020年に向けて訪日客の増加を掲げる政府としては、1度に大人数が移動できる「22万トン級が寄港できる港」は喉から手が出るほど欲しい存在なんですね。
中でも誘致がいち早く進んでいるのが、熊本県の「八代港」。すでにハーモニー・オブ・ザ・シーズなどの22万トン級を複数有する、業界大手の「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」との連携が決まっていて、22万トン級を受け入れる岸壁の改修も実施中。国も支援をしています。
また福岡港や長崎港、那覇港などでも22万トン級が接岸できる岸壁の整備・改修が行われて、関東エリアでも横浜・東京・木更津などが豪華客船の誘致を進めています。
普通の海外旅行ではない、ちょっと豪華で贅沢な船旅。
今後もクルーズ船の需要は、どんどん高まっていきそうな気配です。
9月8日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より
高嶋ひでたけのあさラジ!
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