1日(日)、渋谷ヒカリエホールで、『高田文夫プロデュース「日本酒の日」スペシャル 白鶴寄席 全国一斉 今夜は白鶴で乾杯!』が開催され、会場を訪れた450人の観客と乾杯した。
白鶴寄席は、ニッポン放送のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』と、大手酒造メーカーの白鶴酒造が共同で企画しているイベント。毎年、10月1日の「日本酒の日」を記念して開催されており、今回で13回目を迎えた。高田文夫が提唱する「うまい噺には、うまい酒が合う」をコンセプトに、白鶴酒造の美味しい日本酒とともに、落語や漫才を楽しめる内容となっている。
10倍を超える倍率の中から運よく当選した450人が来場する中、司会を務める白鶴寄席アンバサダーの増田みのりと、プロデューサー高田文夫が登場。ラジオでも長らくレギュラー番組を担当していた2人で軽快なトークを披露した。
開口一番で登場したのは、落語家の立川こはる。過去の白鶴寄席に出演したこともある立川談春の弟子であり女性の落語家だ。まくらでは、談志師匠が1年間女性だと気づかなかったなどのエピソードを盛り込みながら、客席を落語の世界へと誘っていき、『寄合酒』を口演。イベント初登場ながら、堂々とした態度で会場を盛り上げた。
続いて登場した三遊亭白鳥師匠は、過去13回全てに主演しているという白鶴寄席ではお馴染みの人気落語家。新作落語を得意とする白鳥師匠は、自分の身に起きた話をまくらで語りつつ、その3つのキーワードを盛り込みながら、オリジナルの新作落語『座席なき戦い』を口演。その話芸に会場は笑いにつつまれた。
今回唯一漫才を披露したのは、お笑いコンビ・カミナリ。おなじみのツッコミ漫才や、ショートコントを披露し、会場は爆笑の渦に。来場者からお題をもらいながら進行したショートコントでは、最後には客をステージに上げての即席漫才も披露した。
トリを務めたのは桃月庵白酒師匠。よく通る美声の持ち主であり、切れ味鋭いまくらを披露する人気落語家だ。過去の白鶴寄席で落語「つる」を口演した時の話を盛り込みながらのまくらから、古典落語『宗論』へと入ると、師匠が作り出す空気にどんどんと引き込まれていった。
そして、出演者全員がステージに登壇しての鏡開きへ。カミナリのモノマネを続ける高田文夫に、みんなでツッコミを入れ続けるという和気藹々とした雰囲気の中で鏡開きが行われた。
続いて、来場客のもとへ「特撰 白鶴 特別純米酒 山田錦」が配られ、入場時に受け取ったイベント特製の枡を手に、「全国一斉 今夜は白鶴で乾杯!」の言葉とともに、会場が一体となり乾杯を実施。その後、美味しい日本酒を飲みながら、出演者全員によるトークショーを楽しんだ。
ステージ終了後も、会場内では白鶴酒造のお酒を楽しめるよう工夫されており、「特撰 白鶴 純米吟醸 山田錦」や、モンドセレクションで2011年から2017年まで7年連続金賞を受賞している「白鶴 大吟醸」がふるまわれ、来場客は最後まで楽しめるイベントとなった。
<イベント概要>
■白鶴寄席
実施日:2017年10月1日(日)
会場:渋谷ヒカリエホール
出演:三遊亭白鳥、桃月庵白酒、カミナリ、立川こはる
司会:高田文夫/増田みのり
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◆白鶴酒造 公式HP
http://www.hakutsuru.co.jp/
文:allnightnippon.com 編集部 高野光一